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宇宙

【政府情報】カナダが独自能力を確立へ、宇宙港の発射台に230億…

カナダ国防省は3月16日、国内の民間宇宙港発射台のリース契約と、宇宙分野の能力整備施策を発表した。これらは、2026年2月17日に発表された「防衛産業戦略(Defence Industrial Strategy)」の方針に基づいて進めるものだ。 カナダは自国の安全保障を強化し、外国への依存度の低減を目指す。必要な時に確実にロケットや衛星を宇宙へ打ち上げる能力は、国家安全保障や経済競争、宇宙サービスの維持の観点から、世界的に重要性が高…

2026/04/09 NSBT Japan 編集部
宇宙 北米 政府情報

民間衛星が戦況を動かす、スターリンクの明暗

NSBT アナリスト 小松 和郎 米宇宙企業スペースX(SpaceX)社の衛星通信サービスは、ロシアによるウクライナへの全面侵攻の大半の期間にわたり、ウクライナ軍とロシア軍の双方にとり重要な通信インフラとなってきた。 侵攻が始まった2022年2月から4月にかけて、ウクライナ政府はスペースX会長兼最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏と交渉し、スペースXが提供する衛星通信端末「スターリンク(Starlink)」約5000台を受け…

2026/03/25 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 北米 中国 ロシア 欧州

中国2ワットで1Gbps、衛星通信の前提揺るがす光通信技術

NSBT アナリスト 小松 和郎 中国の大学や政府系研究機関が関与したとみられる研究チームは、高度約3万6000kmの静止軌道上にある衛星から、出力わずか2ワットという極めて低出力のレーザー通信で、毎秒1ギガビットのデータ伝送に成功した。 小型の常夜灯に相当する電力で、既存の商用衛星通信を上回る性能を示した点は、中国が進める次世代宇宙通信技術の一端を示す成果として注目される。 この成果は、大型ロケットの打ち上げ…

2026/02/27 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 通信 中国

【政府情報】SDA、次世代ミサイル追跡衛星で4社と35億ドル契約

米国宇宙開発局(SDA)は2025年12月19日、次世代のミサイル警戒・追跡衛星の調達で、総額約35億ドル(約5484億5000万円)に相当する4件の契約を結んだと発表した。 低軌道(LEO)に展開する「拡散型戦闘宇宙アーキテクチャー(PWSA)」の追跡層で、第3期計画のトランシェ3(TRKT3)向けに、赤外線センサーなどを搭載した衛星72機を配備する。弾道ミサイルに加え、極超音速ミサイルなどの脅威に対し、警戒と追跡の範囲ならびに精度…

2026/01/14 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 北米 政府情報

【企業情報】ラインメタルとICEYE の合弁会社、SAR衛星使用で独…

ラインメタル社とICEYE社の合弁会社は12月18日、ドイツ連邦軍の調達当局から宇宙関連の大型事業を受注した。 ドイツ連邦軍装備・情報技術・運用支援庁(BAAINBw)は、ラインメタル ICEYE スペース・ソリューションズ社と、合成開口レーダー(SAR)を搭載した人工衛星群から偵察データの提供を受ける契約を結んだ。 SARとは人工衛星から移動しながら電波を発射し、受信した反射波を合成処理することで、地表や観測対象を詳細な画…

2026/01/09 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 欧州 企業情報

米国、AIを利用した宇宙物体追跡システムを運用段階へ

2025年9月、米国は宇宙状況認識(SDA: Space Domain Awareness)能力を支える高度打ち上げ・解析システム「ATLAS(Advanced Tracking and Launch Analysis System)」を、運用可能であるとして承認した。他国の衛星や宇宙ごみの監視は、宇宙利用における重要課題であり、能力向上が期待されている。 ATLASは宇宙空間の物体を追跡するための人工知能(AI)を導入したシステムである。センサー、処理システム、通信ネットワークを統…

2025/12/22 NSBT Japan 編集部
宇宙 AI 北米

【企業情報】BAE社、米DARPAより衛星監視システムの高度化案件を…

BAEシステムズ社の研究開発組織「FAST Labs」は12月10日、米国防高等研究計画局(DARPA)から、多数の衛星を使用して地上を監視する自律システム「Oversight(オーバーサイト)」プログラムの第2弾について、1600万ドル(約24億8000万円)の契約を受注した。 今回の契約は、第1弾が成功裏に完了したことを受けて、新たに締結された。第1弾では、BAEシステムズ社のソフトウェアを、シミュレーションで動作を検証する仮想環境に組み…

2025/12/22 NSBT Japan 編集部
衛星 北米 企業情報

【政府情報】ドイツ、初の宇宙安全保障戦略を策定

ドイツ国防省は11月19日、政府として初めて「宇宙安全保障戦略」を取りまとめたと発表した。ピストリウス(Boris Pistorius)国防相とヴァーデフール(Johann Wadephul)外相が同日の閣議に提示したもので、宇宙空間で高まる軍事的・経済的リスクに対応し、平時から有事まで国家としての安定した宇宙利用を確保する狙いがある。 ロシアが2022年にウクライナの衛星通信網を攻撃した事例が象徴するように、宇宙はもはや安全な研究領…

2025/12/10 NSBT Japan 編集部
宇宙 欧州 政府情報

【政府情報】仏、宇宙司令部の新拠点開所で防衛能力を強化

フランス軍事省は11月13日、同国南西部の都市トゥールーズで12日に宇宙司令部(CDE:Commandement de l’Espace)の新拠点を開所し、あわせて国家宇宙戦略の改定方針を示したと発表した。防衛・主権・安全保障の観点から宇宙の重要性が一段と高まる中、急速に軍事化が進む宇宙空間で拡大するリスクに対応し、政府として体制の強化を急ぐ狙いがある。 開所式に出席したマクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は、宇宙をめぐる脅威が…

2025/11/28 NSBT Japan 編集部
宇宙 欧州 政府情報

【政府情報】米宇宙軍、将来のGPS開発に向け試験機打ち上げ

8月13日、米宇宙軍とユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance)社は、航法技術衛星「NTS-3(Navigation Technology Satellite-3)」の打ち上げに成功したことを発表した。打ち上げが実施されたのはフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地。打ち上げは宇宙軍の国家安全保障輸送プログラム(NSSL:National Security Space Launch Program)の枠組みで実施され、このプログラムでは初めてユナイテッド・ロー…

2025/09/10 NSBT Japan 編集部
宇宙 北米 政府情報

宇宙のラスト・フロンティア「成層圏・近宇宙」— 激化する開発…

宇宙空間での競争が激化する中、世界各国は宇宙のラスト・フロンティアともいえる未開拓領域に進出し始めている。それは対流圏と低軌道に挟まれた領域であり、成層圏と、近宇宙から構成される。 この領域は、航空機やドローンが飛行する対流圏と、大量の人工衛星が飛行する低軌道に挟まれ、これまで軍事・産業利用がほとんど進んでおらず、偵察や対空防衛システムの構築において重要な役割を担う可能性を秘めている。 成層圏は高…

2025/08/07 NSBT Japan 編集部
宇宙 航空機 ドローン

【企業情報】ボーイング社、米国の戦略的衛星通信強化で28億ドル…

米航空宇宙大手ボーイング(Boeing)社は7月3日、米宇宙軍から、「進化型戦略衛星通信(ESS:Evolved Strategic Satellite Communications)」の開発・製造を担う28億ドル(約4,115億円)の契約を獲得したと発表した。ESSは、米国における核の指揮・統制・通信(NC3)体制を宇宙空間から支える重要な通信基盤として位置づけられている。契約には当初2基の製造が予定されており、将来的にさらに2基を追加できるオプションも盛り込ま…

2025/07/24 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 通信 北米 企業情報

【企業情報】ノースロップ・グラマン、史上最強のセグメント式固…

2025年6月26日、米航空機メーカー大手ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)社は、NASAの推進装置更新・寿命延長(BOLE:Booster Obsolescence and Life Extension)計画について、実物大の静的[1]燃焼試験を実施した。これは人類の宇宙飛行用に建造された世界最大で最強のセグメント型固体ロケットモーターである、強化型5セグメント固体ロケットモーターにおける初の実証試験となった。 5セグメント固体ロケットモーター…

2025/07/22 NSBT Japan 編集部
宇宙 北米 企業情報

中国の宇宙活動は周辺国を消耗させるグレーゾーン的活動となる

2025年6月にチェコのプラハで開催された宇宙安全保障会議(Space Security Conference)で、台湾および米国の識者により、中国による最近の宇宙での活動がグレーゾーン[1]的活動となっている可能性があるという議論が行われた。 最近の中国の宇宙活動について近年の中国による宇宙開発は目覚ましく、高い機動力を有する衛星やロボットアームを搭載する衛星の打ち上げ、月探査ミッションなどの宇宙活動を行っている。中国はこれら…

2025/07/18 NSBT Japan 編集部
宇宙 中国

仏政府がユーテルサット社に増資、欧州独自の衛星通信網を目指す

フランスの衛星通信企業ユーテルサット(Eutelsat)社が、大規模な増資を受けることが明らかになった。総額は13億5,000万ユーロ(約2,295億円)に上り、フランス政府を筆頭とする現在の大株主が出資元となる。増資を主導したフランス政府は、世界最高レベルの通信網の展開を目指しており、宇宙を巡る勢力図に変化を加えようとしている。 ユーテルサットは、衛星通信を主要事業とするフランス企業である。米国や中国の巨大衛星企業…

2025/07/15 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 通信 欧州

NGA、J-RENの運用テストで画像情報の伝送を大幅に短縮か ~収集…

米国国家地理空間情報局、通称NGA(National Geospatial-Intelligence Agency)は米戦闘司令部(COCOMS:US Combatant Commands)と協力し、衛星画像を主体とした画像情報の送受信を可能にする「J-REN」システムの運用テストを行っているという。 J-REN(Joint Regional Edge Node)は、NGAが開発を進めているメッシュ構造のネットワークであり、その目的は衛星画像を主体とした情報を前線部隊の指揮官の要求に対しても迅速に提供…

2025/07/14 NSBT Japan 編集部
ISR 通信 北米

大幅に見直された米「アルテミス計画」

トランプ政権が公表した「予算教書」を受け、米航空宇宙局(NASA)は、国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」で開発中の大型ロケットや宇宙船の運用を将来的には終了させ、民間の打ち上げサービスに切り替えるという大幅な変更方針を明らかにした。 そもそもアルテミス計画をめぐっては、これまでトラブルにより度重なる遅延が発生しており、計画の改善を求める声も上がっていた。 初の有人飛行ミッションであるアルテミス2…

2025/06/17 NSBT Japan 編集部
宇宙 北米

「軌道上給油」の費用対効果とは

米宇宙軍は衛星への給油技術(軌道上給油)の開発を進めているが、費用対効果の高さに懐疑的な声も多く、プロジェクト見直しが示唆されている。とりわけ国防総省の予算削減が政府内で議論されている中、コストカットの対象となる可能性も浮上する。 この軌道上給油は、衛星の寿命を延ばし取替コストなどを削減することが期待されており、現行の計画では、5年間で2,000万ドル(約29億円)の予算が計上されている。主要サプライヤー…

2025/06/11 NSBT Japan 編集部
宇宙 衛星 北米

月面での「レーザー送電」を目指す中国

中国は月面探査ミッションにおいて、月軌道上からレーザーを用いて電力を供給することを検討している。この技術が実用化すれば、太陽光が当たらない時間帯、あるいは常に影になる場所での活動が可能となる。 月面で電力を確保する上でまず考えられる方法は太陽光発電であるが、夜間やクレーター内部などの日光のまったく当たらない「永久影」のエリアでは、太陽光発電を行うことができない。月面は夜間(太陽光の当たらない時間)…

2025/05/29 NSBT Japan 編集部
宇宙 中国

米露中に次ぐ「第4の宇宙大国」を目指すインドの戦略とは

インドは2025年の1年間で10回の衛星打ち上げを計画している。同国は米中など宇宙大国に肩を並べることを目指しており、今年はインドにおいて宇宙産業の急成長がみられる年となるかもしれない。 インドは宇宙能力を世界トップレベルとする野心的な目標を掲げている。旧ソ連、米国、中国に次ぐ有人宇宙飛行能力の獲得を目指しており、さらには2035年までの宇宙ステーション建設、2040年までの有人月面着陸を目標として公言。2025年…

2025/05/16 NSBT Japan 編集部
衛星 宇宙 その他アジア