【政府情報】マラッカ海峡玄関にインドが戦略拠点
インド政府は、国際的な要衝とされるマラッカ海峡の玄関口に位置するグレート・ニコバル島を、海上物流や防衛、経済の重要拠点とする「グレート・ニコバル計画」を発表した。開発の対象地域は160㎢に及ぶ熱帯雨林で、3段階に分けて実施される予定だ。 マラッカ海峡はインドネシア、マレーシア、シンガポールが共同で管理する狭い海峡で、インド洋と南シナ海を結ぶ最短ルートだ。世界貿易の4分の1以上に相当する船舶が航行し、特…
インド政府は、国際的な要衝とされるマラッカ海峡の玄関口に位置するグレート・ニコバル島を、海上物流や防衛、経済の重要拠点とする「グレート・ニコバル計画」を発表した。開発の対象地域は160㎢に及ぶ熱帯雨林で、3段階に分けて実施される予定だ。 マラッカ海峡はインドネシア、マレーシア、シンガポールが共同で管理する狭い海峡で、インド洋と南シナ海を結ぶ最短ルートだ。世界貿易の4分の1以上に相当する船舶が航行し、特…
米国海兵隊とチュニジア特殊部隊の共同訓練「アフリカン・オンライン26」がチュニジア北部の森林地帯で実施された。この訓練は、米国アフリカ軍司令部が毎年実施する最大規模の合同演習の一環で、米国とアフリカ諸国、世界の同盟国の集団安全保障能力の強化を目的としたもの。 海兵隊の地上センサー小隊とチュニジア軍は、複雑な地形での兵士の動きを検知し、早期警戒情報を知らせる新型の遠隔監視センサーを使用して訓練を行い、…
フランス国防装備庁は2026年3月31日、フランスの防衛産業のナバル・グループ(NAVAL Group)社にフランス海軍に向けて5番艦となる防衛・介入フリゲート艦(FDI:Defence and Intervention Frigate)を発注した。 5番艦となるFDIは、フランス海軍向けに5隻を納入する計画の一環で、フランス海軍の能力の近代化と強化を象徴するものである。FDIは、対空、対潜、対水上などのあらゆる戦闘分野において実績のある能力を備えたフリゲー…
米国では無人船舶の開発が進行しており、一部艦船は量産体制に移行している。技術開発、運用方法の検討が同時に進み、既に本格導入は時間の問題となりつつある。スピーディーな導入は防衛力強化の強みとなる一方で、それに伴う課題もみられる。 2026年2月、自律水上艦を開発、製造するブルーウォーター・オートノミー(Blue Water Autonomy)社は、同社製の無人哨戒艇を試作段階から量産段階へと移行することを表明した。製造ライ…
ロッキード・マーチン社傘下のシコルスキー社は2026年4月27日、ワシントンで米国海兵隊から1550万ドル(約24億円) の契約を獲得した。海兵隊の中型空中補給機遠征兵站(たん)(MARV-EL)計画の第2段階に基づき、シコルスキーとロビンソン・アンマンド(Robinson Unmanned)社が共同開発した自立型貨物ヘリコプター「R66タービネットトラック」が契約の対象に選ばれた。 「R66タービネットトラック」は、シコルスキーのMATRIX自…
米海軍は4月25日、コネチカット州ニューロンドン海軍潜水艦基地で開かれた式典でバージニア級高速攻撃潜水艦の26番艦「USSアイダホ(SSN799)」の就役式を行うと発表した。式典前日の24日に、米国戦争省が発表した。 式典には、地元選出の上下両院議員や州知事、海軍関係者らが出席。海軍の伝統に従い、潜水艦の命名者であり、海軍水兵の娘で元海軍調達担当次官・元海軍将校の妻テレサ・スタックリー(Teresa Stackley)氏が乗組…
ドイツの防衛企業シュタルク(STARK)社が4月23日、レーザー式の対無人航空機システム(C-UAS)技術を手掛けるインリープ・フォトニクス(INLEAP Photonics)社との提携を発表した。シュタルクの無人水上艇(USV)にインリープのレーザー式C-UASを搭載する。 ドイツのハノーバーで開催された産業展「ハノーバー・メッセ2026」の会期中に発表された。 シュタルクは、USVの「バンタ(VANTA)」を製造する企業だ。同社は、USVに限ら…
遠隔操作兵器システム(RWS)などを手掛けるオーストラリア企業EOS社が4月23日、同社のRWSの「R400-M」を無人水上艇(USV)に搭載して実証したと発表した。 R400-Mが搭載された無人水上艇「チェーサー(Chaser)」は、米国のブラックシー・テクノロジーズ(BlackSea Technologies)社が開発し、米国で開催された展示会「Sea-Air-Space 2026」で初公開された。 EOSの米国法人は、チェーサーの構成開発に参加する企業として、火器…
米海軍は航空機や兵器の調達体制を再編し、権限を一元化する。海洋安全保障を巡る緊張の高まりを受け、装備の早期導入を図る。 米海軍省は2026年5月11日、航空、ミッションシステム、兵器の3分野で新たな「ポートフォリオ調達責任者(PAE:Portfolio Acquisition Executive)」を置くと発表した。米海軍と米海兵隊向け装備での調達改革の一環で、暫定責任者にはジョン・ドハティ(John Dougherty)海軍中将、ジム・デイ(Jim Day…
富士通は5月26日、海上自衛隊の約4万5000人が使う艦艇や航空機などの部品供給や、弾薬・医薬品・食料などの調達と整備に関わる全ての物資情報をリアルタイムで管理する基幹業務システムを構築したと発表した。 近年の国際情勢を踏まえ、日本が取り組む外交・安全保障政策の基本的な方針となる安全保障関連3文書の改訂に向けた議論が進められるなど、海上自衛隊を取り巻く環境は急変し、有事での継戦能力の強化は、今後一層重要と…
米海兵隊のメリーランド州パタクセント・リバー海軍航空基地のロボティックスと自律システム航空機管理プログラムオフィス、そして第24航空試験評価飛行隊は、最前線にいる部隊にトラックやヘリを使わず物資を届ける、「TRV-150C戦術補給無人航空機システム」を使った艦上試験を揚陸輸送ドック艦上で実施した。 2週間の試験期間中、システムは複数回の打ち上げと回収を完了し、海上での無人貨物輸送の実現可能性を実証した。今後…
造船企業フィンカンティエリ社が4月15日、米国子会社が米海軍の中型揚陸艦4隻の資材調達と設計・技術関連業務を3000万ドル(約48億円)で受注したと発表した。米海軍は2月18日、最大35隻の中型揚陸艦を調達する計画(LSMプログラム)の企業向け提案依頼書を発表しており、その中で示された。 米国子会社と米海軍の契約は、調達に時間を要する資材を早期に手配し、設計・技術に関わる主な作業の準備を整えるものだ。早ければ、2026…
インドのプロジェクト17A級の4隻目の軍艦である「INSタラギリ」が2026年4月3日、アンドラプラデーシュ州ビシャーカパトナムで、ラージナート・シン(Rajnath Singh)国防大臣が出席した就役式でインド海軍に引き渡された。 インド政府は、INSタラギリは最も新しいステルス性を備えたフリゲート艦としている。排水量は約6670トンで、多目的作戦のために軍艦設計局が設計し、中小企業(MSME)支援を通してマザゴン・ドック造船所が…
米セイルドローン(Saildrone)社は、対潜水艦戦や監視・偵察ミッションなど多様な任務に対応する次世代の新型無人水上艦(MUSV)「スペクター(Spectre)」のスペックの詳細を発表した。 スペクターは現代の海軍が直面する「広大な海域の持続的な警戒監視」という課題を、安く無人で解決するために開発された。全長52m、重量250トンの大型自律航行艦で、昼夜を問わず安全な運用が可能だ。高価な有人軍艦は複雑な任務に専念させる…
ラインメタル(Rheinmetall)社が4月20日、無人水上艇(USV)「クラーケンK3スカウト(Kraken K3 Scout)」の量産を開始したと発表した。 ラインメタルの新部門ラインメタル・ナバル・システムズ(Rheinmetall Naval Systems)と、USVを手掛ける英国企業クラーケン・テクノロジー(Kraken Technology Group)社の合弁企業が製造を担う。 両社の合弁企業ラインメタル・クラーケン(Rheinmetall Kraken GmbH)社は、さまざまな大き…
カナダの造船企業デイビー(Davie)社がケベック州で、5年間で150万カナダドル(約1億7500万円)を投資すると発表した。デイビーは、造船に必要な供給網を担う企業を育成する「ケベック造船サプライチェーン・アカデミー」を設立し、地元企業の造船業への参画、供給網の強化を目指す。 ケベック州の企業はアカデミーを通じて、造船や船舶修理事業への参入に向けた実践的な支援を受けることができる。造船業界では技術や規制、運用…
米国の新興企業リージェント(REGENT)社は4月13日、防衛向けの自律型シーグライダー(Seaglider)「スクワイア(Squire)」が地面効果飛行(Ground Effect Flight)に成功したと発表した。 地面効果飛行は、翼が水面や地面近くを飛行することで生じる空気の流れを利用し、空気抵抗を抑えて効率的に飛行すること。 シーグライダー「スクワイア」は水面近くを水鳥が飛ぶように移動する。水上を低空飛行する動力搭載型の水上航空機…
米防衛テック企業のアンドゥリル・インダストリーズ(Anduril Industries)社は2026年4月20日、韓国造船最大手のHD現代重工業(HD Hyundai Heavy Industries)社と進める自律型水上艦(ASV:Autonomous Surface Vessels)の共同開発で、初号艦の建造に入ったと発表した。両社は自律航行技術と造船能力を組み合わせ、米海軍の無人水上艦計画に対応する量産体制の整備を急ぐ。 開発対象となるASVは、ソフトウエアで制御する自律航行…
サーブ(Saab)社は2026年3月13日、海軍向け製品の拡充と海軍事業の統合を発表した。新たな事業部門の名称は「海軍(Naval)」で、相乗効果の創出や効率性の向上、イノベーションの強化を通じて、顧客への提供価値を高める。新組織は4月1日から始動した。 今回の組織変更は、サーブグループが持つコックムス(Kockums)事業と、監視(Surveillance)事業の一部門の海軍戦闘システムユニット(Naval Combat Systems Unit)の両部門…
ノルウェーのコングスベルグ・マリタイム(Kongsberg Maritime)社は4月8日、インド海軍の新型ミサイル艇(NGMV)向けの推進装置を受注したと発表した。計18基の水噴式推進装置(ウォータージェット)の「カメワ(Kamewa)」が納入される予定だ。 コングスベルグの水噴式推進装置事業は過去10年間、大規模な商談はなかった。同事業での一度の受注案件としては過去最大規模で、同社にとり今回の契約は水噴式推進装置製造への本格的…