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【企業情報】ドローンシールド社、欧州軍から対UAS装備を90億円…

豪州の防衛テクノロジー企業ドローンシールド(DroneShield)社は6月25日、欧州の軍事顧客に対し、総額6,160万ドル(約90億円)規模の対無人航空機システム(C-UAS:Counter-Unmanned Aerial Systems)関連装備を供給する契約を、同社の欧州域内販売代理店を通じて締結したと発表した。これは同社にとって過去最大の単独受注であり、2024年の年間売上高である5,750万ドル(約84億円)を上回る金額である。 契約には、携帯型のドロ…

2025/07/14 NSBT Japan 編集部
ドローン 大洋州 欧州
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B-2爆撃機によるイラン攻撃 ~ミッドナイト・ハンマー作戦とバン…

米国防総省(DOD)は2025年6月22日、同月21日夜に実施されたイランの核施設に対する歴史的空爆「ミッドナイト・ハンマー作戦」の詳細を公表した。ピート・ヘグセス(Peter Brian Hegseth)国防長官とダン・ケイン(John Daniel Caine)空軍大将(統合参謀本部議長)が記者会見で説明した。                         この作戦では、イラン国内のフォルドゥとナタンズにある核関連施設が攻撃対象となった。…

2025/07/03 NSBT Japan 編集部
航空機 北米 中東
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【政府情報】英国、NATO核任務に向けF-35A戦闘機12機を購入へ

英国政府は6月24日、国家安全保障の強化を目的に、NATO(北大西洋条約機構)の核任務に参加すると表明し、核兵器の搭載が可能な最新鋭ステルス戦闘機「F-35A」12機を購入すると発表した。冷戦終結後、英空軍が核抑止任務を再び担うのは今回が初となる。 今回の決定は、英国の核抑止体制を一世代ぶりに抜本的に強化するものであり、欧州大西洋地域における集団防衛への英国の関与を改めて明確にした。英国はこれまで、NATOの核抑止…

2025/07/03 NSBT Japan 編集部
航空機 欧州 政府情報
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【政府情報】オランダ、ウクライナと60万機のドローン生産契約を…

ウクライナ国防省は6月24日、オランダ政府と60万機を超える無人航空機(UAV、以下ドローン)の共同生産契約を締結したと発表した。この契約は、ウクライナ軍における即応能力の向上を目的とした新たな軍事支援パッケージの柱となるもので、年内にドローンの供与が開始される予定だ。 切実にドローンを必要とする前線のウクライナ軍に対し、持続的な供給体制を構築するこの契約は、総額約5億ユーロ(約841億7,000万円)にのぼる。…

2025/06/27 NSBT Japan 編集部
ドローン 欧州 政府情報
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「殺人スズメバチ」はドローンに対する苦肉の策か? それとも将…

米海軍、空対空重武装のF/A-18スーパーホーネットに「マーダーホーネット」の愛称を付与2025年1月、米海軍は2024年の成果をまとめた年次報告書[1]のトピックスの一つとして、「AIM-9X空対空ミサイル4発とAIM-120空対空ミサイル5発を搭載した 『マーダーホーネット(Murder Hornet:殺人スズメバチ)』が実戦に参加」と記載した。 これは、「ホーネット(Hornet):スズメバチ」を愛称とする戦闘機F/A-18シリーズ[2]に空対空ミサイ…

2025/06/19 NSBT Japan 編集部
航空機 北米
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【企業情報】スカイウェイズ社、米空軍の助成金獲得で無人貨物機…

米国の無人貨物機メーカー、スカイウェイズ(Skyways)社は6月9日、米空軍の技術革新部門「AFWERX」から総額3,700万ドル(約53億5,800万円)の助成金を受けたと発表した。この資金を活用し、自社の長距離無人貨物航空機「V3」の試作機を量産段階へと移行させる。将来的に数千機規模での運用を見据え、設計の最終化や自律運航機能の高度化、製造体制の強化を進める。同社は、V3を米国防総省の正式な調達計画である「プログラム・オ…

2025/06/12 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 企業情報
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米空軍が第6世代戦闘機のエンジン開発費を3倍に増額 ~それでも…

2025年1月27日、米空軍は次世代戦闘機用のエンジンを開発するNGAP計画に参加している航空機エンジンメーカー2社への開発資金の配分について、大幅な増額を発表した。 この2社は「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric Company:略称GE)」と「プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney:略称P&W)」社である。米空軍はそれぞれの企業との契約内容を更改し、エンジンの試作段階までの資金提供額を各社35億ドル…

2025/06/06 NSBT Japan 編集部
航空機 北米
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米海軍、F/A-18用「IRSTブロックⅡポッド」の初期運用能力達成を…

米海軍は2025年2月4日、戦闘機F/A-18E/F「スーパーホーネット」用に開発された「IRST(Infra-red Search and Track:赤外線捜索追尾)ブロックⅡ」が2024年11月にIOC(Initial Operational Capability:初期運用能力)に達したことを公表した。2025年春から本格的な量産が開始される予定である。 ポッド型の「後付け」赤外線捜索追尾システム「ASG-34A(V)1」の制式名称が付与されたこのIRSTシステムは、主に米ロッキード・マーチ…

2025/05/28 NSBT Japan 編集部
北米 航空機
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ロシアがスウォームドローンにAIを搭載か: AI技術をめぐる東西…

ロシアでは、複数のドローンが連携して攻撃する「スウォームドローン」への人工知能(AI)の搭載が始まっている。仮に実戦投入されれば、ロシアのスウォーム攻撃の脅威は一層大きくなるとも言えるが、果たしてその実力はどのようなものであろうか。 AIの搭載が報じられているのはイラン製の自爆型ドローン「シャヘド136(ロシア名:ゲラン2)」だ。シャヘド136はロシア軍によるウクライナへの攻撃において主力となっている自爆型…

2025/05/27 NSBT Japan 編集部
ドローン AI ロシア
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【企業情報】米エアロバイロンメント、自律攻撃可能なUAVを発表

米エアロバイロンメント(AeroVironment)社は5月6日、新型UAV「レッドドラゴン(Red Dragon)」を発表した。 レッドドラゴンはGPS・通信が利用できない状況での任務遂行を念頭に設計された、完全自律制御に対応する機体である。同機はエアロバイロンメント社のセンサーシステム「SPOTR-Edge」を搭載しており、ISR(情報・監視・偵察)データや赤外線画像等の情報源から標的を自動で検知・分類する。またGPSや通信が使用できない…

2025/05/22 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 企業情報 AI ISR
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米国製F-35が欧州製「ミーティア」ミサイルを搭載して試験飛行 …

2025年2月末、英国空軍は米国製F-35ステルス戦闘機に欧州製「ミーティア」長距離空対空ミサイルを搭載して初の試験飛行を実施した。この試験は米国メリーランド州の米海軍航空基地において、米海兵隊のF-35B(STOVL型)を用いて行われたものだ。 F-35Bは、短距離離着陸時に使用するリフトファンを搭載する機体構造上、ウェポンベイ[1]の容積が小さく、搭載可能な兵器が限定されるという欠点がある。しかし、英国空軍が公開した写…

2025/05/21 NSBT Japan 編集部
北米 航空機 ミサイル 欧州
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戦略爆撃機B-1Bが三沢基地に展開、爆撃機任務部隊の日本配備は初…

2025年4月16日、米太平洋空軍は青森県・三沢基地に戦略爆撃機B-1B[1]を中心とする「爆撃機任務部隊(BTF)」を配備したと発表した。 この部隊は、テキサス州ダイエス空軍基地(Dyess Air Force Base)に司令部を置く第9遠征爆撃飛行隊の一部である。4月15日早朝に韓国空軍との共同訓練を終えた後、同日夜に2機が三沢基地に着陸し、4月18日までに計4機の飛来が確認された。 米空軍の爆撃機任務部隊が日本に配備されるのは初めてで…

2025/05/20 NSBT Japan 編集部
北米 東南アジア 航空機 中国
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【企業情報】ライズ・ロボティクス社、米空軍より460億ドル規模…

次世代型アクチュエーション・システム[1]「Beltdraulic(ベルトドラリック)」を開発する米ライズ・ロボティクス(RISE Robotics)社は4月16日、米空軍の「エンタープライズ全域アジャイル契約(EWAAC:Enterprise-Wide Agile Acquisition Contract)」に選定されたことを発表した。 EWAACは、米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC:Air Force Life Cycle Management Center)が運営しているプログラムであり、最大460億ド…

2025/05/14 NSBT Japan 編集部
北米 企業情報
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【企業情報】パイアセッキ、カマン社UAV開発プログラムを買収

米パイアセッキ・エアクラフト・コーポレーション(Piasecki Aircraft Corporation)は4月29日、米カマン・エア・ヴィークルズ(Kaman Air Vehicles)社のカーゴUAV(Kargo UAV)プログラムを買収したことを明らかにした。 カーゴUAVプログラムの買収対象には、試作機1機と現在製造中の機体1機のほか、同機に関する知的財産や開発チームなども含まれており、今後このプログラムはペンシルベニア州にあるパイアセッキ社のヘリコプ…

2025/05/13 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 企業情報 航空機
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航空自衛隊も運用する空中給油機KC-46Aに新たな欠陥 ~米空軍は…

ボーイング社は対策を講じるまで納入を停止軍事技術、戦略等の防衛ニュース・分析の総合サイト「The War Zone」は2025年2月28日、米空軍に引き渡し前の空中給油機KC-46A「ペガサス」4機のうち2機の主要構造部で亀裂が発見されたため、製造元のボーイング(Boeing)社が対策を講じるまで米空軍は納入を停止すると報じた。亀裂はボーイング社によって補助翼の支持構造部(ヒンジ)で発見されたものであり、米空軍は運用中の89機のKC-…

2025/04/22 NSBT Japan 編集部
北米 東アジア 航空機
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対ドローンAIシステム構築のためのハードルとは

米防衛スタートアップ「アンドゥリル(Anduril)」社のクリスチャン・ブローズ社長兼CSO(最高戦略責任者)は、「新たなトランプ政権には大きなチャンスがあり、国防分野の改革と新しいアプローチに対して『良い感触(good vibes)』を持っている」と述べたと報じられている[1]。 アンドゥリル社は昨年12月にオープンAI(OpenAI)社とAIを利用した防空システム構築のための戦略的パートナーシップを開始している。防空システムの…

2025/04/18 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 AI
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タイ空軍が戦闘機「グリペン」による高速道路での初の運用能力の…

<高速道路からの離発着はタイ空軍にとって初の試み>タイ王国空軍は、スウェーデンのSaab(サーブ)社の戦闘機JAS39「Gripen(グリペン)」[1]を使用し、高速道路を仮設滑走路として運用する能力の評価試験を2025年2月に実施すると発表した。この発表は、2028年までに退役が予定されている米国製戦闘機F-16A/B[2]の後継機として、タイ政府が新型グリペンE(単座型)/F(複座型)の採用決定を下したわずか数日後に行われた。 グリ…

2025/04/09 NSBT Japan 編集部
東南アジア 航空機 欧州
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【企業情報】サーブ、ラトビアにRBS70NGを納入へ

2025年3月31日、スウェーデンの防衛産業大手サーブ(Saab)社は、ラトビア国防省と携帯型防空ミサイルシステム(MANPADS :man-portable air defense system)[1]のひとつである「RBS 70 NG」の供給に関する契約を締結したと発表した。受注額は21億スウェーデン・クローナ(約294億円)にのぼり、納入は2026年から2030年にかけて行われる予定だ。 今回の契約には、RBS 70 NG発射装置やミサイル、訓練装置などの納入も含まれる。サ…

2025/04/09 NSBT Japan 編集部
企業情報 ミサイル
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【企業情報】 ベルギー向けMQ-9B初飛行成功

米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI:General Atomics Aeronautical Systems)社とベルギー国防省は2025年3月25日、ベルギーが購入予定の4機のMQ-9B スカイガーディアン・RPA(Remotely Piloted Aircraft:遠隔操縦航空機の略)[1] のうち最初の1機の初飛行を完了したと発表した。 飛行はGA-ASI社のカリフォルニア州エル・ミラージュに位置するデザート・ホライズン飛行運用施設で2025年2月20日に…

2025/04/03 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 企業情報 欧州
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【企業情報】バイカル社の「ケマンケシュ1」、飛行と急降下試験…

トルコのドローン製造大手バイカル(Baykar)社は3月23日、同社が独自に開発したAI搭載小型巡航ミサイル「ケマンケシュ(KEMANKEŞ)1」の最大飛行試験と急降下試験を成功裏に完了したと発表した。 バイカル社のケマンケシュシリーズの第1弾であるケマンケシュ1の試験計画は順調に進んでいる。試験の一環として、トルコ北西部エディルネ県ケシャンにあるバイカル社の飛行訓練・試験センターからケマンケシュ1が2発発射された。こ…

2025/04/01 NSBT Japan 編集部
ドローン 企業情報 中東
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