シャヘド――。この名前を聞いたことがある方は多いのではないだろうか。ウクライナとロシアの戦争で、ロシアから飛来してくるドローンが「Shahed(シャヘド)」と報道されている。 厳密に言えば、シャヘドはイランが現在、米・イスラエルによる攻撃への報復として使用しているドローンの1つでこちらがオリジナルである。ロシアがそれをライセンス生産し、改良を経て「Geran(ゲラン)」を生産、実戦に投入しているが、シャヘドと…
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米軍、新型給油機開発の議論されるも結論後回し
米空軍の主力空中給油機は既に製造から長い年月を経ており、新機種の導入が議論されている。しかし、次世代戦闘機など予算や設備を要するプロジェクトが山積みで決定の先送りが続き、導入までにさらに十年以上の時間を要するかもしれない。 現在米軍が運用する空中給油機は、ほとんどが数十年以上前に開発されたモデルで、「KC135」、「C5」といった主力は半世紀以上前、「C17」でも30年以上前に開発された機種だ。2025年末時点で…
【政府情報】ウクライナ グリペン導入で協議加速 防空能力を強…
ウクライナのミハイロ・フェドロフ(Mykhailo Fedorov)国防相は5月7日、ストックホルムでスウェーデンのウルフ・クリステルソン(Ulf Kristersson)首相とポール・ヨンソン(Pål Jonson)国防相と個別に会談し、ウクライナへの「グリペン(Gripen)」戦闘機供与について話し合った。 両国は、弾道ミサイル迎撃技術やその他の防衛システムを含む防衛産業協力の拡大についても協議した。防空能力と航空戦力の強化は、ウクライナの…
F-35へのAI統合ソフトウエアの搭載試験を開始
米ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社は、「F-35戦闘機」に人工知能(AI)モデルを統合する試験を行った。AIシステムが飛躍的に発達する中、米国では既に戦闘機のシステムに応用する段階に突入している。AIによってどれだけ性能を向上させられるか、またどのように潜在的なリスクをコントロールできるかが焦点となる。 次世代戦闘機F-35は従来の戦闘機と比べ、ソフトウエア性能の向上が期待されている。機体に高性能のソ…
【政府情報】対ドローンに指向性エネルギー戦力導入 米戦争省が…
米国戦争省を代表し、省庁間統合任務部隊(JIATF:Joint Interagency Task Force)401は5月6日、2026年会計年度の米国国防権限法(NDAA:National Defense Authorization Act)で認められた、指向性エネルギー対無人航空機システム実証試験に参加する5つの拠点を選定した。 今回の枠組みで、重要なインフラや軍事拠点を保護し、国土防衛任務を支援する指向性エネルギー戦力の実証と配備を加速する。 部隊は、さまざまな環境と任…
【企業情報】MQ-9Aから誘導弾機能付きロケット弾発射、ドローン…
ゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)社は 5月11日、米空軍と共同で、同社が製造する無人航空機MQ-9Aリーパーから無誘導ロケット弾にAPKWSレーザー誘導キットを装着して発射実験をしたと発表した。 APKWSは、BAEシステムズ社が手掛ける。航空機から発射される武装には精密誘導機能を持つミサイルだけではなく、無誘導のロケット弾が使用されることもある。ロケット弾は精密誘導ミサイルに比べて安価…
【企業情報】オーストラリア国防省からC-UAS受注、マイディフェ…
マイディフェンス(MyDefence)社は4月28日、オーストラリア国防省から対無人航空機システム(C-UAS)を受注したと発表した。 契約額は税込み981万豪ドル(約11億円)で、小型の無人航空機(UAS)対処に特化した受注だ。同国での事業にあたり、オーストラリア企業ハイコム(HighCom)社と協力する。 ハイコムはオーストラリアの防衛企業で、防弾技術を手掛けるハイコム・アーマー(HighCom Armor)と、UAS関連を手掛けるハイコム…
【企業情報】C-UAS生産で台湾に米国式を提案、マイディフェンス
デンマークのマイディフェンス(MyDefence)社が4月29日、対ドローン能力(C-UAS)を強化する台湾に対し、米国で実施した産業方式をそのまま使い支援することを提案した。 提案は、同日に台湾・台北市で開かれた円卓会議「台湾の盾:現代戦でのドローン防衛システム」で発表された。 中国の軍備増強が進むなか、台湾は世界で見ても厳しい安全保障環境に直面し、国際的な注目が高まる。最近の紛争では、小型で安いドローンが軍や…
【企業情報】サーブが440億円の受注、スウェーデンのドローン防…
サーブ社が4月2日、スウェーデン国防装備庁(FMV)から移動式の対無人航空機システム(C-UAS)を受注したと発表した。受注額は26億スウェーデンクローナ(約440億円)で、2027年から2028年にかけて納入される。 サーブは納入する装備品の具体的な品名を明らかにしていないが、FMVは同日にスウェーデンの新しい対ドローン構想「Gute II」に基づいて防衛装備品を発注したと発表している。 Gute IIではサーブに、遠隔武器操作システ…
【政府情報】敵機を自動追尾、新型迎撃ドローン「Bumblebee V2」…
米陸軍第82空挺師団に所属する空挺兵は4月22日、対ドローンシステム「バンブルビーV2(Bumblebee V2)」を使った初の訓練に参加した。今回の訓練は、今年初めに米軍第401合同対外機関特別任務部隊が購入した試作機の、初の運用試験となった。 バンブルビーV2は、米国防総省が定める国防権限法基準を満たすために作られた一人称マルチロータードローンだ。高度なカメラ、センサー、広角と望遠の両画角を持ち、単一のバッテリーで1…
【企業情報】カナダでF-35の維持管理の協力を発表 MASとロッキ…
L3Harris Technologies社傘下のカナダの防衛企業MAS社とロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社は2026年4月21日、ケベック州ミラベルでカナダに新たなF-35航空機の整備拠点を設立するための協力と情報共有に関する枠組みの合意を発表した。 合意では整備拠点のあり方や人材育成の計画、維持管理技術を策定する共同運営委員会が設置される。これはMASがカナダ政府のF-35戦闘機の戦略的維持管理パートナーに選ばれたことに基づ…
【企業情報】無人艦上空中給油機の試験飛行に成功、ボーイング社…
ボーイング(Boeing)社と米海軍は4月27日、無人艦上空中給油機「MQ-25Aスティングレイ(MQ-25A Stingray)」の初試験飛行を完了した。今回の試験でMQ-25スティングレイは空母運用へと大きく前進し、海軍の航空活動に関して新時代の幕開けを告げた。 2時間の試験飛行中、スティングレイは自律的な地上走行と離陸、飛行、着陸を実施し、無人艦載機管制システム(Unmanned Carrier Aviation Mission Control System)「MD-5地上管制…
【政府情報】対ドローン対策に約7920億円、オーストラリアが投資
オーストラリアのアルバジーニー政権は統合投資計画に基づき、今後10年間でオーストラリア国防軍(ADF)の対ドローン対策への投資を2倍以上に増やす方針を発表した。2026年国家防衛戦略および統合投資計画に沿ったもので、最大70億豪ドル(8000億円)が割り当てられる。 パット・コンロイ(Pat Conroy)国防産業大臣は「無人航空システム(UAS)は、ウクライナや中東の紛争でますます使用され、オーストラリア国防軍がこれらの脅…
【政府情報】優位性加速のためのデータとAI戦略を公開、米空軍省
米空軍省の最高データ・AI(人工知能)責任者室(CDAO:the Chief Data and Artificial Intelligence Officer)は4月20日、米空軍省が管理運用するデータ資産のDAFデータとAI戦略を一般に公開した。 公開されたAI戦略は、米国防省がAI重視の組織へと変革するための戦略的工程表を提示したもの。データとAIを兵員や兵器の数を増やさず、技術や情報で戦力を何倍にも高める要素として運用することで、指令室から戦場までのあらゆる場…
【企業情報】ロッキード・マーチンがフォーテム社に40億円、自社…
米ロッキード・マーチン社が4月22日、フォーテム・テクノロジーズ(Fortem Technologies)社に2500万ドル(約40億円)を投資すると発表した。フォーテムは軍、法執行機関、インフラ事業者などに向け、上空監視・対ドローン(C-UAS)用製品を手掛ける。 小型で安価、入手しやすい無人航空システムの急速な普及は、軍、インフラ施設、民間航空機用の空域への脅威となっている。 ロッキード・マーチンは2025年、ドローン防護システ…
【企業情報】ルーマニアに無人航空機製造施設を開設、エルビット…
イスラエルの防衛企業エルビット・システムズ(Elbit Systems)社が4月27日、ルーマニアのキティラ(Chitila)に無人航空機システム(UAS)の製造施設を開設したと発表した。同施設はルーマニアで7番目のエルビットの製造施設だ。 エルビットはルーマニアで30年以上にわたり事業を展開している。新施設の開設は両者の協力関係の新たな一歩だ。現地企業との連携や技術開発で、欧州の防衛力強化に資することが期待される。 同施設…
【企業情報】徘徊型弾薬を最大数万機受注、ラインメタルFV-014を…
ラインメタル社が4月22日、ドイツ連邦軍から徘徊(はいかい)型弾薬「FV-014」の大型受注を獲得したと発表した。両者は枠組み契約を締結し、初回の発注額は約3億ユーロ(約555億円)で、枠組み契約に基づく今後の追加発注で最大総額が数十億ユーロ(数千億円)にに達する見通しだ。 納入は2027年の前半に開始される予定で、追加発注で最終的な調達数は数万機規模に及ぶ可能性がある。 FV-014は徘徊型弾薬(Loitering Munition)…
米国、ボンバルディア認証取り消しを示唆、米政治リスクが一層顕…
2026年1月末、米トランプ大統領は、カナダから輸入される航空機に50%の関税を課し、さらには同国企業ボンバルディア(Bombardier)社の米国内での認証を取り消す可能性があると発言した。これは米加間での民間、軍用航空機製造を巡る競争に起因するもので、トランプ政権下におけるさらなるビジネスリスクが顕在化した事例だ。 トランプ氏の発言の背景にあるのは、加ボンバルディアと米ガルフストリーム(Gulfstream)社の競合関…
【政府情報】英政府、約1900億円契約で軍用ヘリ維持と1000人超の…
英国国家兵器局(NAD:National Armaments Director)は、単一の枠組み「回転翼航空機事業(RWE:Rotary Wing Enterprise)計画」に基づき、英国陸軍のAH64Eアパッチと英国空軍のチヌークHCの統合運用支援に3年間で8億7900万ポンド(約1896億円)の契約を締結した。 今回の契約は英国国内で700人以上の熟練労働者の雇用を創出し、供給網全体でさらに500人の雇用を創出する。 アパッチは英国陸軍に対人航空戦力を提供し、チヌーク…
【企業情報】米空軍がアンドゥリル社の半自律型戦闘の試験を実施
米空軍の実験運用部隊(EOU)は、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で、アンドゥリル(Anduril)社のYFQー44A機を使った実地試験を行った。空軍が掲げる有人戦闘機に随伴し、連携して飛行する共同戦闘機(CCA:Collaborative Combat Aircraft )計画を後押ししたもの。 これまでの無人航空機の運用方針は、完全に人が操縦するドローンだった。現在は「裏で操縦かんとスロットルを使って航空機を操縦するオペレーターは必要ない…
【企業情報】無人機MQ-9Bは凍っても飛べる、GA-ASIが認証取得へ
米国のゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)社は4月20日、無人航空機「MQ-9B」の機体が凍り付く極寒での飛行能力の認証取得のための、一連の飛行試験を終了したと発表した。 実施した「着氷が予測される条件下での飛行(FIKI:Flight into Known Icing)」と呼ばれる極寒状態を想定した飛行試験だ。 MQ-9Bはこれまで、寒冷地での飛行や北極圏での試験、氷を模した物を機体に取り付けた試験を実施し…