【企業情報】エンブラエル社、A-29にドローン対処能力付与
ブラジルのエンブラエル(Embraer)社は、同社のターボプロップ軽攻撃機である「A-29スーパーツカノ(Super Tucano)」に、現代の無人航空機システム(UAV)の脅威に対抗するための新しい能力を付与することを明らかにした。 今回の決定は、A-29スーパーツカノに効果的かつ低コストで無人機(ドローン)迎撃能力を付与し、その能力を確保することを目的とするものだ。具体的には、目標座標を受信し、照準を合わせるための専用デー…
ブラジルのエンブラエル(Embraer)社は、同社のターボプロップ軽攻撃機である「A-29スーパーツカノ(Super Tucano)」に、現代の無人航空機システム(UAV)の脅威に対抗するための新しい能力を付与することを明らかにした。 今回の決定は、A-29スーパーツカノに効果的かつ低コストで無人機(ドローン)迎撃能力を付与し、その能力を確保することを目的とするものだ。具体的には、目標座標を受信し、照準を合わせるための専用デー…
2025年7月23日、米国の無人航空機システム(UAS)および人工知能(AI)技術を専門とするパフォーマンス・ドローン・ワークス(Performance Drone Works、以下PDW)社は声明を発表し、同社の小型ドローン「C100」と米空軍のF-35A「ライトニング(Lightning)II」ステルス戦闘機を組み合わせた実証試験に成功したことを明らかにした。 試験では、C100がレーザー・デジグネーター(レーザー目標指示装置)を用いて地上目標を指示し、…
ドローン開発競争が激化し、電子妨害がドローン技術を巡る焦点となる中、実戦に近い試験環境を整備することの重要性が増している。2025年7月、米国の国防イノベーションユニット(DIU::Defense Innovation Unit)は、ドローン開発企業を集めて大規模な実用試験を実施した。またウクライナ政府は他国のドローンを試作品として受け入れる試みを行っている。 DIUは2025年7月、アラスカで大規模なドローン試験を実施し、複数企業の試…
米国の無人航空機メーカー、ゼネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)社は11月4日、新型の無人戦闘航空機(UCAV)「ガンビット6(Gambit 6)」を発表した。従来の空対空能力に加えて空対地作戦機能を搭載した最新モデルで、電子戦(EW)や敵防空網制圧(SEAD)、精密攻撃など、多様な任務に対応する多用途機として開発が進められている。 世界各国の空軍では、作戦環境の複雑化に伴い、空対地能力を持つ協…
香港の英字新聞『サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post:SCMP)』[1]は2025年7月29日付の記事で、「中国の新世代ステルス戦闘機J-20が[2]が対馬海峡東水道(Tsushima Strait near Japan)を飛行したが、同地域に存在する他国(日・米・韓の意味と思われる)の軍隊は飛行を報告していない」と報じた。 具体的な時期について同紙は「この飛行がいつ行われたかは公表されていない」としている。 中国内外…
米メディア『The War Zone』は2025年7月14日付記事で、米空軍航空機動軍団(AMC:Air Mobility Command)[1]司令部が、KC-46A「ペガサス」空中給油機の機体尾部に搭載する補助動力装置(APU : Auxiliary Power Unit)の使用を大幅に削減するよう、同機を運用する全部隊に通達したと報じた。 KC-46Aは、1950年代から米空軍が運用しているKC-135「ストラトタンカー」空中給油機の後継機として2019年から米空軍で運用が始まった新型…
米国の防衛技術企業シールドAI(Shield AI)社は10月22日、世界初の人工知能(AI)操縦による垂直離着陸(VTOL)戦闘機「X-BAT」を発表した。X-BATは通信が制限された環境でも自律飛行できる技術を搭載し、遠征や海上での作戦を想定した次世代の無人戦闘機としての展開を目指すという。 同社の共同創業者で社長のブランドン・ツェン(Brandon Tseng)氏は「AIによる自律性の価値を実証し、その応用範囲をあらゆる戦闘領域へと広げ…
2025年7月5日、タイ王国空軍(RTAF)は、自国で新たに開発した国産無人航空機(UAV)の飛行および標的攻撃試験に成功したと発表した。今回の試験は、タイ国内で設計・製造された無人攻撃システムの実戦配備に向けた重要な一歩と位置づけられている。 発表されたUAVは、ウクライナ戦争で前線部隊が使用するFPVドローンとは目的が異なる。FPVドローンが短距離の目標に対して迅速な攻撃を行うのに対し、本機は中距離圏内の重要目標へ…
米空軍は、探知距離が4000海里(約7400km)を超える「OTH(Over The Horizon)レーダー」の新たな建設候補地として、米国北西部のオレゴン州に所在する2カ所の政府管理地を選定したと公表した。この計画は、米国の空軍・宇宙軍協会が発行する専門誌『Air & Space Forces Magazine』のウェブ版が4月21日付で報じたものである。米空軍は今後、2027年9月までに環境影響調査を完了させ、同年12月に建設の最終決定を下す予定だ。 「超…
2021年のクーデター以降、ミャンマー国内で続く内戦において、戦いの様相が大きく変化している。抵抗勢力は一時、民生用ドローンを活用した戦術によって軍事政権に対し優位に立っていたものの、近年ではその優位性が失われつつある。 米国の調査機関ACLEDは最新の報告書で、「双方がドローン兵器の強化を進める中、2025年には軍事政権側が優勢となる可能性が高い」との見方を示した。 同機関のアナリストであるスー・モン・タン…
人工知能(AI)による自律システムで有名なポルトガルのTEKEVER社が、台湾の航空サービス企業Apex Aviation社と提携する契約を結んだ。これにより、TEKEVER社の高度な無人航空機システム(UAS)と関連製品が台湾に提供され、台湾の防衛と安全保障ニーズに合わせた情報・監視・偵察(ISR:Intelligence・Surveillance・Reconnaissance)活動に活用されると発表した。 Apex社は、航空機飛行訓練、緊急医療搬送サービス、スカイダイ…
台北で開催された台北航空宇宙防衛展示会2025(TADTE2025)において、米クラトス(Kratos)社と、台湾で防衛技術開発を担う国家中山科学研究院(NCSIST:National Chung-Shan Institute of Science and Technology)が共同で、「マイティー・ホーネットIV(Mighty Hornet IV)」攻撃用UAVを発表した。 マイティー・ホーネットIVは、クラトス社の対空標的用UAV[1]である「MQM-178」を基に開発された。マッハ0.8の速度で飛行し、高…
NSBT Japan チーフ・アナリスト中條 剛 自衛隊統合幕僚監部は9月11日、報道発表において中国海軍3隻目の空母となる「福建」を初確認したと報じた。福建は、これまでの空母「遼寧」、「山東」が艦載機の発艦をスキージャンプ甲板に頼る方式であったのに対し、艦載機の発艦のためにカタパルトを装備しただけでなく、米国に次いで最新の電磁カタパルトを採用、大型の早期警戒・管制機やフル装備の戦闘機の運用を可能にしている。以…
ウクライナ国防省は8月30日、米国務省がウクライナに対し、防空システム「パトリオット」の運用を支援する装備品の提供と、米宇宙企業スペースX(SpaceX)社の衛星通信サービス「スターリンク」の関連費用を含む総額3億ドル(約444億6,600万円)超の支援を承認したと発表した。 支援のうち、約1億7,910万ドル(約265億4,620万円)はパトリオット向けの装備品に充てられる。パトリオットはロシア軍による継続的な空爆から都市や重…
米空軍は2025年7月3日、フロリダ州エグリン(Eglin)空軍基地において、無人機と有人戦闘機を連携させる「チーミング」の実験に成功したと発表した。 実験に使用されたのは、ステルス性能を持つUCAV(Unmanned Combat Air Vehicle:無人戦闘機)のXQ-58A「ヴァルキリー(Valkyrie)」と、有人機のF-16CおよびF-15E戦闘機だ。両戦闘機のパイロットはそれぞれ2機のXQ-58Aを制御して試験項目を完了、空中戦闘におけるチーミングにも…
米メディア『Defense News』は2025年7月3日、米海軍がF-35CおよびF/A-18E/F戦闘機の自己防御用に、最大6,000個のEAD(Expendable Active Decoy:消耗型アクティブ・デコイ)をレオナルドUK[1]社から調達予定だと報じた。この調達契約は、2024年6月に公示されたEADに関する入札の結果に基づくものと思われる。 米海軍はEADの具体的な製品名を公表していないが、英国レオナルドUK(LEONARD UK)社が開発した「ブライトクラウド(Bri…
米空軍協会の機関誌『Air & Space Magazine』は2025年6月26日付記事で、複数の国防省や米空軍幹部の話として、米空軍がE-3早期警戒管制機の後継機として2024年夏に導入を決定したE-7早期警戒管制機が、トランプ政権の方針に基づいた2026年度予算の検討によって「導入そのものを中止する方向で固まった」と報じた。 米空軍は、1977年から運用を続けてきたボーイング(Boeing)社製E-3「セントリー(Sentry)[1]」の老朽化に伴い、…
米RTX社傘下のレイセオン社は、海上ヘリコプター向けの多スペクトル目標捕捉システム(Multispectral Targeting System)である「MTS-A HD」を発表した。「MTS-A HD」は目標捕捉精度の向上と運用の柔軟性を高めることを目的に開発されたもので、レイセオン社はコスト削減の上、生産を増加させたい構えだ。 「MTS-A HD」は、すでに米海軍のヘリコプターに搭載されているMTSセンサーシリーズの発展型として開発された。モジュール構…
米空軍は、戦闘シミュレーションにおいて人工知能(AI)が人間の意思決定をサポートし、従来の7倍の速度で作戦上の意思決定を行うことができたと明らかにした。AIの能力が飛躍的に向上し、安全保障においても利用可能な領域はますます広がる中、AIによる意思決定は今後の軍事戦略の焦点となるかもしれない。 公式発表によると、AIの補助により「作戦上のジレンマ」、すなわち敵がどの行動を選んでも不利になるような選択肢の数は…
インドの国防研究開発機構(DORO:Defense Research and Development Organisation)は、同国のアンドラ州クルノールにある国立試験場で、無人航空機(UAV)発射型精密誘導ミサイル「ULPGM-V3」の試験を成功させた。このミサイルは、DOROが過去に開発・納入した「ULPGM-V2ミサイル」の改良型である。 ULPGM-V3は高解像度の複合誘導装置を搭載し、多様な標的を攻撃できる。平地および高地での発射が可能で、昼夜対応能力を備えてい…