防衛装備庁が公募 迎撃ドローン早期取得プログラム
防衛装備庁は6月5日、攻撃型の無人航空機に対する迎撃ドローンの早期取得を目的としたプログラムの公募を開始した。自衛隊では駐屯地や基地、艦艇の防御能力向上を目指し7月に迎撃ドローンを用いた実効性の実証試験を計画する。今回の公募の締め切りは6月29日午後5時で、迎撃ドローンに関する知見の深い企業を広く募集し、7月の実証試験に向けた調達と準備を進める。 今回募集するのは、長距離自爆型無人航空機(UAV)などの攻撃…
防衛装備庁は6月5日、攻撃型の無人航空機に対する迎撃ドローンの早期取得を目的としたプログラムの公募を開始した。自衛隊では駐屯地や基地、艦艇の防御能力向上を目指し7月に迎撃ドローンを用いた実効性の実証試験を計画する。今回の公募の締め切りは6月29日午後5時で、迎撃ドローンに関する知見の深い企業を広く募集し、7月の実証試験に向けた調達と準備を進める。 今回募集するのは、長距離自爆型無人航空機(UAV)などの攻撃…
タレス(Thales)社の英国法人が5月15日、英国のアパッチ攻撃ヘリコプターに随伴・連携して戦うドローンの開発計画「NYX計画(Project NYX)」の参画に向けた選定で、次段階の候補に選ばれたと発表した。 タレスはオーストリアに本社を置く協力企業「シーベル(Schiebel)社」と共に選考に参加した。両社が提案するのは、シーベルの無人ヘリコプター「カムコプター(CAMCOPTER S-301)」だ。 S-301は、シーベルの無人ヘリコプタ…
英国空軍は5月17日、中東での作戦に向け、新たに低コストの対ドローン兵器を配備したと発表した。配備で英国民と中東のパートナー国がドローン攻撃から保護されるとしている。 新型の先進精密攻撃兵器システム(APKWS:Advanced Precision Kill Weapon System)は、英国空軍の多目的戦闘機タイフーンに搭載され、現行型ミサイルの数分の1のコストで、標的を正確に破壊できる。 国防省と業界パートナーのBAEシステムズ(BAE Syste…
ウクライナやイランにおける戦闘を受け、対空防衛の戦術は大きな変更を強いられている。とりわけ対ドローン防衛は、既存のミサイルを中心とした対空防衛システムの弱点を突いている。各国はこれに対応するため、新たな防衛システムの構築に動き出した。 ドローン防衛の費用面での非対称性既存の対空防衛システムが抱える最大の問題は、コスト面での非対称性である。安価な攻撃ドローンは一機数万ドルほどなのに対し、それを迎撃す…
ウクライナのミハイロ・フェドロフ(Mykhailo Fedorov)国防相は5月7日、ストックホルムでスウェーデンのウルフ・クリステルソン(Ulf Kristersson)首相とポール・ヨンソン(Pål Jonson)国防相と個別に会談し、ウクライナへの「グリペン(Gripen)」戦闘機供与について話し合った。 両国は、弾道ミサイル迎撃技術やその他の防衛システムを含む防衛産業協力の拡大についても協議した。防空能力と航空戦力の強化は、ウクライナの…
米ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社は、「F-35戦闘機」に人工知能(AI)モデルを統合する試験を行った。AIシステムが飛躍的に発達する中、米国では既に戦闘機のシステムに応用する段階に突入している。AIによってどれだけ性能を向上させられるか、またどのように潜在的なリスクをコントロールできるかが焦点となる。 次世代戦闘機F-35は従来の戦闘機と比べ、ソフトウエア性能の向上が期待されている。機体に高性能のソ…
米国戦争省を代表し、省庁間統合任務部隊(JIATF:Joint Interagency Task Force)401は5月6日、2026年会計年度の米国国防権限法(NDAA:National Defense Authorization Act)で認められた、指向性エネルギー対無人航空機システム実証試験に参加する5つの拠点を選定した。 今回の枠組みで、重要なインフラや軍事拠点を保護し、国土防衛任務を支援する指向性エネルギー戦力の実証と配備を加速する。 部隊は、さまざまな環境と任…
ゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)社は 5月11日、米空軍と共同で、同社が製造する無人航空機MQ-9Aリーパーから無誘導ロケット弾にAPKWSレーザー誘導キットを装着して発射実験をしたと発表した。 APKWSは、BAEシステムズ社が手掛ける。航空機から発射される武装には精密誘導機能を持つミサイルだけではなく、無誘導のロケット弾が使用されることもある。ロケット弾は精密誘導ミサイルに比べて安価…
マイディフェンス(MyDefence)社は4月28日、オーストラリア国防省から対無人航空機システム(C-UAS)を受注したと発表した。 契約額は税込み981万豪ドル(約11億円)で、小型の無人航空機(UAS)対処に特化した受注だ。同国での事業にあたり、オーストラリア企業ハイコム(HighCom)社と協力する。 ハイコムはオーストラリアの防衛企業で、防弾技術を手掛けるハイコム・アーマー(HighCom Armor)と、UAS関連を手掛けるハイコム…
デンマークのマイディフェンス(MyDefence)社が4月29日、対ドローン能力(C-UAS)を強化する台湾に対し、米国で実施した産業方式をそのまま使い支援することを提案した。 提案は、同日に台湾・台北市で開かれた円卓会議「台湾の盾:現代戦でのドローン防衛システム」で発表された。 中国の軍備増強が進むなか、台湾は世界で見ても厳しい安全保障環境に直面し、国際的な注目が高まる。最近の紛争では、小型で安いドローンが軍や…
サーブ社が4月2日、スウェーデン国防装備庁(FMV)から移動式の対無人航空機システム(C-UAS)を受注したと発表した。受注額は26億スウェーデンクローナ(約440億円)で、2027年から2028年にかけて納入される。 サーブは納入する装備品の具体的な品名を明らかにしていないが、FMVは同日にスウェーデンの新しい対ドローン構想「Gute II」に基づいて防衛装備品を発注したと発表している。 Gute IIではサーブに、遠隔武器操作システ…
米陸軍第82空挺師団に所属する空挺兵は4月22日、対ドローンシステム「バンブルビーV2(Bumblebee V2)」を使った初の訓練に参加した。今回の訓練は、今年初めに米軍第401合同対外機関特別任務部隊が購入した試作機の、初の運用試験となった。 バンブルビーV2は、米国防総省が定める国防権限法基準を満たすために作られた一人称マルチロータードローンだ。高度なカメラ、センサー、広角と望遠の両画角を持ち、単一のバッテリーで1…
L3Harris Technologies社傘下のカナダの防衛企業MAS社とロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社は2026年4月21日、ケベック州ミラベルでカナダに新たなF-35航空機の整備拠点を設立するための協力と情報共有に関する枠組みの合意を発表した。 合意では整備拠点のあり方や人材育成の計画、維持管理技術を策定する共同運営委員会が設置される。これはMASがカナダ政府のF-35戦闘機の戦略的維持管理パートナーに選ばれたことに基づ…
ボーイング(Boeing)社と米海軍は4月27日、無人艦上空中給油機「MQ-25Aスティングレイ(MQ-25A Stingray)」の初試験飛行を完了した。今回の試験でMQ-25スティングレイは空母運用へと大きく前進し、海軍の航空活動に関して新時代の幕開けを告げた。 2時間の試験飛行中、スティングレイは自律的な地上走行と離陸、飛行、着陸を実施し、無人艦載機管制システム(Unmanned Carrier Aviation Mission Control System)「MD-5地上管制…
オーストラリアのアルバジーニー政権は統合投資計画に基づき、今後10年間でオーストラリア国防軍(ADF)の対ドローン対策への投資を2倍以上に増やす方針を発表した。2026年国家防衛戦略および統合投資計画に沿ったもので、最大70億豪ドル(8000億円)が割り当てられる。 パット・コンロイ(Pat Conroy)国防産業大臣は「無人航空システム(UAS)は、ウクライナや中東の紛争でますます使用され、オーストラリア国防軍がこれらの脅…
米空軍省の最高データ・AI(人工知能)責任者室(CDAO:the Chief Data and Artificial Intelligence Officer)は4月20日、米空軍省が管理運用するデータ資産のDAFデータとAI戦略を一般に公開した。 公開されたAI戦略は、米国防省がAI重視の組織へと変革するための戦略的工程表を提示したもの。データとAIを兵員や兵器の数を増やさず、技術や情報で戦力を何倍にも高める要素として運用することで、指令室から戦場までのあらゆる場…
米ロッキード・マーチン社が4月22日、フォーテム・テクノロジーズ(Fortem Technologies)社に2500万ドル(約40億円)を投資すると発表した。フォーテムは軍、法執行機関、インフラ事業者などに向け、上空監視・対ドローン(C-UAS)用製品を手掛ける。 小型で安価、入手しやすい無人航空システムの急速な普及は、軍、インフラ施設、民間航空機用の空域への脅威となっている。 ロッキード・マーチンは2025年、ドローン防護システ…
イスラエルの防衛企業エルビット・システムズ(Elbit Systems)社が4月27日、ルーマニアのキティラ(Chitila)に無人航空機システム(UAS)の製造施設を開設したと発表した。同施設はルーマニアで7番目のエルビットの製造施設だ。 エルビットはルーマニアで30年以上にわたり事業を展開している。新施設の開設は両者の協力関係の新たな一歩だ。現地企業との連携や技術開発で、欧州の防衛力強化に資することが期待される。 同施設…
ラインメタル社が4月22日、ドイツ連邦軍から徘徊(はいかい)型弾薬「FV-014」の大型受注を獲得したと発表した。両者は枠組み契約を締結し、初回の発注額は約3億ユーロ(約555億円)で、枠組み契約に基づく今後の追加発注で最大総額が数十億ユーロ(数千億円)にに達する見通しだ。 納入は2027年の前半に開始される予定で、追加発注で最終的な調達数は数万機規模に及ぶ可能性がある。 FV-014は徘徊型弾薬(Loitering Munition)…
2026年1月末、米トランプ大統領は、カナダから輸入される航空機に50%の関税を課し、さらには同国企業ボンバルディア(Bombardier)社の米国内での認証を取り消す可能性があると発言した。これは米加間での民間、軍用航空機製造を巡る競争に起因するもので、トランプ政権下におけるさらなるビジネスリスクが顕在化した事例だ。 トランプ氏の発言の背景にあるのは、加ボンバルディアと米ガルフストリーム(Gulfstream)社の競合関…