JAL機炎上で炭素繊維複合材料の議論が活性化
2024年1月2日、日本航空(JAL)のエアバスA350型機が東京の羽田空港に着陸後、海上保安庁のターボプロップ機のデ・ハビランド・カナダDHC-8機に衝突し、炎上した。 A350に搭乗した乗客乗員379人全員が炎上した機体から無事に避難したが、海上保安庁の乗組員6人のうち5人が死亡した。 羽田空港の衝突事故は、炭素繊維複合材料(CFRP)で作られた胴体を持つ軽量の旅客機が全焼した世界初の事故であり、CFRPの火災に対する耐熱性・耐…
2024年1月2日、日本航空(JAL)のエアバスA350型機が東京の羽田空港に着陸後、海上保安庁のターボプロップ機のデ・ハビランド・カナダDHC-8機に衝突し、炎上した。 A350に搭乗した乗客乗員379人全員が炎上した機体から無事に避難したが、海上保安庁の乗組員6人のうち5人が死亡した。 羽田空港の衝突事故は、炭素繊維複合材料(CFRP)で作られた胴体を持つ軽量の旅客機が全焼した世界初の事故であり、CFRPの火災に対する耐熱性・耐…
ロッキード・マーティン社は極超音速の無人航空機(UAV) であるSR-72(通称:ブラックバードの息子)を2025年に初飛行させる予定である。SR-72は1966年に米空軍で運用を開始し、1998年に退役した超音速・高高度戦略偵察機SR-71(通称:ブラックバード)の後継機となる見込みだ。 SR-71はU-2偵察機の後継として、冷戦期においてソ連本土上空での情報収集を主な目的にロッキード・マーティン社が開発した。U-2偵察機が1960年にソ連…
インドを拠点とする通信技術会社「パーシステント・システムズ」は、遠隔環境や災害救助活動での兵站を強化するために、米空軍の機動部隊に数百台の無線機と直立可能なアンテナを供給するとのこと。510万ドル(約7億5,000万円)の契約に基づいて提供されるMPU5ハンドヘルド無線機は、音声、ビデオ、テキストのほか、測位データやセンサー・データを共有でき、アンテナによって接続性がさらに拡張される。この技術は、現場で時々見…
北朝鮮が弾道ミサイル発射実験や有事の際、敵弾道ミサイル探知に使用するため、大型貨物機を空中警戒システムに改造していることが発覚した。 ジェームズ・マーティン核不拡散研究センターのデッカー・エベレス大学院研究助手が衛星画像を分析したところ、平壌国際空港の整備用格納庫の横に現れたイリューシンIl-76貨物機の機体上部に、新たに大きな物体が取り付けられていることがわかったという。 エベレス氏は、この物体はロ…
2023年時点で、米国は中国より1万台以上多い航空プラットフォームを運用しているが、両国の差は急速に縮まっている。数量の多さに加え、中国は過去10年間、航空機の近代化を進めてきた。 こうした状況を踏まえると、米国と中国の間の緊張の高まりは憂慮すべきことだ。人民解放軍空軍(PLAAF)は南シナ海で敵対行為を続けており、第5世代成都J-20戦闘機は米軍の軍艦や航空機を同様に挑発している。 米国が中国に対する制空権を維…
米国と中国の緊張が高まり続ける中、両国の戦闘機能力に注目が集まっている。 長年にわたり、米国はF-22ラプターの導入により敵対国に対する制空権を保持してきた。世界で初めて空へ飛び立った第5世代戦闘機プラットフォームとして、F-22ラプターはまさに比類なき存在だった。今でもステルス性能、超巡航性能、超機動性能、センサー・フュージョンを1つのプラットフォームで実現した最初の戦闘機として評価は高い。 F-22ラプター…
ドイツとエアバス社は、82機のH145M軽攻撃ヘリコプターの契約を結んだ。航空機としては過去最大の発注数である。 エアバス社の広報担当者は、H145Mの価格や搭載される可能性のある兵器に関して、「当社が開示することを禁じられている」と述べた。契約金額についても明らかにしなかったが、ドイツが23億ドル(3,358億円)支払う用意をしているとの情報もある。 この契約には62機のヘリコプターの確定発注と、追加20機のオプシ…
スウェーデンの航空・防衛企業であるSAABはアラブ首長国連邦(UAE)と1億9,000万米ドルの3年契約を締結し、空中早期警戒管制(AEW&C)ソリューション「GlobalEye」を提供すると発表した。 SAABのビジネス分野監視部門責任者であるカール・ヨハン・ベルグホルムは、次のように述べている: 「この契約は、GlobalEyeがミッションに対応し続けるためのSAABの役割を確固たるものにするものです。我々は、UAE空軍と防空パートナーシッ…
トルコの国防大臣ヤシャル・ギュレル氏は、ロシアから取得したS-400防空ミサイルシステム(以下、S-400)の使用に関するSNS上の質問に回答した。「S-400は防空兵器である。敵から攻撃の可能性があれば、必ず使用する。軍はプロフェッショナルなレベルで、どのように対処するのか把握している。防空兵器の能力に疑問を抱く人も、もし事態が発生すれば、S-400がどれほど優れた兵器かを理解することになるだろう」と述べた。 トルコ…
ドイツ連邦軍(Bundeswehr)は独ラインメタルに対し、赤外線追尾ミサイルから航空機を保護するための妨害装置である「赤外線デコイフレア」を大量に発注した。ドイツ軍は、ラインメタルより実証済みの「Birdie」製品群から47万個以上のデコイを調達できるようになった。契約期間は2023年12月から2029年12月までで、契約額は5,000万ユーロ近くとなる。 「Birdie」は、「Bispectral Infrared Decoy Enhanced Efficiency(非線形赤外…
英ロールス・ロイスは2024年1月12日、台湾の航空会社エバー航空とエアバスA350-1000型機18機に搭載されるロールス・ロイス・トレント「XWB-97」エンジン36基の「トータルケア」メンテナンス契約を締結したことを発表した。この契約により、エバー航空は、航空機のサービスとメンテナンスにかかるコストを予測できるようになる。 エバー航空が自社機内にロールス・ロイスのトレント・エンジンを搭載するのは今回が初めてとなる。ロ…
米空軍は深刻な問題を抱えている。入隊の資格基準を引き下げたことで、質の高い新兵が集まらなくなったのだ。パイロットの即応性が低下したのは言うまでもなく、今日の米空軍では中国のような敵対国に対抗するのは難しいだろう。米空軍の指導者たちは、この事実に気がついていないようだ。 米空軍は2023年度の採用目標を11%下回っており、空軍予備役部隊に関しては30%足りなかった。米空軍の採用責任者は、「入隊の資格基準の引…
空軍のパイロットにとって、レーザーの脅威はかなり大きい。民間人が市販のレーザーポインターを空に向けている場合も、敵がレーザー兵器を航空機のコックピットに照射する場合も、空軍のパイロットは目の損傷や致命的な事故に直面する可能性がある。どちらもリスクがある行為だ。とくにパイロットが着陸しようとするときに気を取られていると、眼球にダメージがなくても深刻な事故につながる可能性がある。 こうした事件は頻繁に…
米テック企業MANIFEST社がタフツ大学と共同で、米空軍のイノベーション部門であるAFWERXからイノベーション契約を獲得した。同契約は、空軍の最も差し迫った課題の1つであるAI部品表(AI Bill Of Materials:AIBOMs)を管理するものである。米空軍研究所(AFRL)とAFWERXは、中小企業技術革新研究(Small Business Innovation Research:SBIR)のプロセスを合理化するために提携している。米空軍省(DAF)は2018年に「Open Topic S…
NATOはボーイングのE-7Aウェッジテイル(E-7A Wedgetail)を、E-3Aセントリー(E-3A Sentry)に代わる早期警戒管制機(Airborne warning and control system, AWACS)として購入する見通しであることを表明した。NATOによると、遅くとも2031年までに運用準備を整える予定である。 早期警戒管制機とは高性能レーダーを搭載した航空機で、敵航空機など地上への脅威を地上のレーダーよりも早く認識する役割を担う。現在NATOや米軍で…
2023年10月7日、パレスチナ武装組織「ハマス」が前例のない方法でイスラエルを攻撃した。大量のロケット弾に加え、陸、空、海からの連携攻撃である。 イスラエルは防衛力の高い国だが、不意を突かれ多くの市民に犠牲者が出た。ハマスの攻撃準備は、イスラエル国内とも言えるガザ地区で行われた。イスラエルはトップクラスの情報機関を持つ国として知られており、不意を突かれたことも驚きであるが、軍事関係者は最も優れた防空シ…
バイデン政権は核重力爆弾の新型であるB61-13を開発すると発表した。B61は1960年代に開発された戦闘機から発射できる核重力爆弾で、北大西洋条約機構(NATO)の基地にも配備されている。 米国防総省によれば、この決定は2022年の「核態勢の見直し」の結果を直接反映したものだ。「核態勢の見直し」では核戦力の近代化の必要性を強調しつつ、核保有の競合国であるロシアと中国を抑止するというジレンマがある。今回の「核態勢…
韓国でダクテッドロケットエンジンを使用するミサイルの情報が公開された。このエンジンの使用で極超音速飛翔が可能となる。 <空対艦誘導ミサイルⅡ>韓国の新型超音速空対艦ミサイルである「空対艦誘導ミサイルⅡ」に関する情報が、最近韓国で開催された『航空兵器システムの技術開発』に関するセミナーの中で明らかになった。韓国では現在、空対艦ミサイルは亜音速の米国製「ハープーン」しか運用されていない。韓国製のミサイ…
ウクライナ侵略の特徴として、様々なドローンが各種戦闘において活躍している。もはやドローンは現代戦闘において不可欠な装備品である。このような状況下で米国のShield AI社は2023年10月9日、AIを搭載しスウォーム機能を強化した新型ドローンを発表した。 このドローンはV-BATと呼ばれ、スペースX社のロケットのように垂直に離着陸できる。離陸後、上空で水平飛行に移行し、あらゆる地域において監視や偵察の任務ができ、わずか…
米国の無人航空機メーカーであるジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(General Atomics Aeronautical Systems, GA-ASI)は、同社が開発中の大型無人航空機から小型ドローンを発射・回収するシステム試験を開始した。 同社は以前から、非ステルス性のMQ-9リーパー(MQ-9 Reaper)やMQ-1Cグレーイーグル(MQ-1C Gray Eagle)などの無人航空機で、「無人航空システム・空中発射型UAV(Small Unmanned Aircraft…