ロシア企業、新型ドローンを公開
ロシアの無人航空機開発企業ザラエアログループ(ZALA Aero Group)は、アイテム55(Item-55)またはイズジェリェ55(Izdeliye-55)と呼ばれる新型ドローンを公開した。ドローンのスペックに関する詳細は明らかにされていないが、写真等の情報からこのドローンがこれまでのドローンに見られない特徴を備えていることが明らかになっている。 公開された写真によると、アイテム55はクワッドコプターと呼ばれる4つの翼を持った典型的…
ロシアの無人航空機開発企業ザラエアログループ(ZALA Aero Group)は、アイテム55(Item-55)またはイズジェリェ55(Izdeliye-55)と呼ばれる新型ドローンを公開した。ドローンのスペックに関する詳細は明らかにされていないが、写真等の情報からこのドローンがこれまでのドローンに見られない特徴を備えていることが明らかになっている。 公開された写真によると、アイテム55はクワッドコプターと呼ばれる4つの翼を持った典型的…
中国は第6世代戦闘機の開発を本格化させている。中国の取り組みを分析すると、同国が西側諸国との技術的な差を縮めようとしていることがわかる。興味深いことに、現在開発を行っている第6世代戦闘機の設計は、米軍の第6世代戦闘機と部分的に同じであることが明らかとなっている。 現在の最新の戦闘機にあたる第5世代戦闘機を製造、配備しているのは世界中で米国・ロシア・中国の3か国のみで、その他の国々は第4世代以下の戦闘機を…
去る4月16日、デンマークのスクライドストラップ空軍基地にて、デンマーク空軍が保有する中古のF-16戦闘機24機を3億ドル(約460億円)でアルゼンチンに売却する契約が締結された。 デンマーク国防省の声明によると、デンマークのトロエルス・ルンド・ポールセン副首相兼国防相とアルゼンチンのルイス・アルフォンソ・ペトリ国防相が契約に署名したとのこと。契約の金額については言及されていないが、3億ドルという数字が広く報道…
今年後半に運用開始が予定されている戦闘機F-15EXの飛行試験が、最初の運用部隊となる予定のオレゴン空軍州兵(Oregon Air National Guard)によって実施され、搭乗したパイロットらはこの戦闘機の性能を絶賛した。 オレゴン空軍州兵はF-15EXの旧世代型であるF-15Cを運用している。F-15EXは一般的な戦闘機の約4倍の29,500ポンド(約13,380kg)と大きなペイロードを備え、飛行速度、距離も約2倍と大きく向上。また最新の電子戦機器…
インドの安全保障に関する内閣委員会(CCS)は、第5世代のマルチロール機である先進中型軍用機(AMCA: Advanced Medium Combat Aircraft)の設計と開発のため、1兆5,000億ルピー(約2兆7,300億円)のプロジェクトを承認した。防衛研究開発機構(DRDO)傘下の航空開発庁(ADA)と国営のヒンドスタン航空機(HAL)が、同機の開発・設計を担う。AMCAは国産の第5世代戦闘機となる予定である。AMCA開発に関する議論は2008年から開始され…
2024年3月以来、ロシア軍はウクライナの防衛線を破壊するために強力な爆弾を使用し続けている。この超強力な兵器は、ソ連時代の旧式爆弾を滑空式に改造したものだ。 爆弾は「FAB-1500」と呼ばれ、総重量約1.5トンの半分は高性能爆薬である。この爆弾は、ウクライナ軍の防空網の範囲外である38マイル(約60km)離れた上空から、爆撃機によって投下される。攻撃はロシア軍の地上部隊が前進する直前に行われ、ウクライナ軍の防御部隊…
長年にわたり、米海軍のE-2Dホークアイ(以下、ホークアイ)は早期警戒機(AEW)として、脅威を発見し、偵察するために活躍してきた。 見通し外の海上監視能力がネットワーク化されていることにより、広範囲の敵脅威を早期に発見することが可能だ。早期発見により、防衛や対処の準備時間を確保できるため、戦闘において味方部隊が有利になる。さらに、効果的な攻撃を計画し、敵を「追跡」「捕捉」「無力化」することができる。こ…
防衛セクターにおけるイノベーション強化を目的として、英国国防省(MoD)は、防衛安全保障アクセラレーター(DASA)を通じて、英ニューカッスルを拠点とする中小企業(SME)「VRAI」社に対して防衛イノベーション融資を供与した。英国空軍(RAF)のパイロット訓練を強化することを目的とした本融資により、VRAIはその高度なデータ収集および分析テクノロジーの開発と商品化をさらに加速するとのこと。 VRAIは、よりパーソナライ…
米空軍は、極超音速攻撃型巡航ミサイル(Hypersonic Attack Cruise Missile, HACM)の開発計画を2025会計年度中に試験飛行まで進めることを検討している。空軍で調達を担当するデール・ホワイト(Dale White)中将が「我々はHACMの設計を能力向上の段階へと進め、その他の開発も含め2025会計年度に試験飛行を可能にする予定だ」と明らかにした。 この計画は、2022年に米空軍がレイセオン(Raytheon Corporation)社とノースロップ…
極超音速ミサイル開発・配備において米国は中国、ロシアに後れを取っている可能性が高い。特に中国の開発速度は凄まじく、米国を凌いでいるとみられる。国家航空宇宙情報センター(National Air and Space Intelligence Center)のジェフェリー・マコーミック(Jeffrey MacCormick)上級諜報アナリストによると、中国は過去20年の間に極超音速ミサイルの試験、製造を劇的なスピードで進めてきた。この開発は核兵器と通常兵器の両面…
米軍の空軍研究所(Air Force Research Laboratory)は、自動車製造の技術を自律型ドローンの大量生産に応用させることを計画している。 空軍研究所がドローン製造への導入を目指しているのは「プラットフォーム共有」とよばれる技術である。これは自動車の骨格にあたる構造を、複数の車両のモデルで共有し、その上に載せる部品や性能の設計をモデルごとに行うという方法である。自動車の生産プロセスでは一般的に採用されており…
2024年2月、トルコ初の国産戦闘機が初飛行に成功した。トルコの第5世代戦闘機開発において、大きな前進といえる。当初はF-35の購入を目指していたが、ロシアからS-400防空システムを購入した結果、2019年に米国主導のF-35プログラムから追い出されてしまったのである。 なぜF-35のプログラムからトルコは追放されたのだろうか。米国政府関係者によれば、S-400は「ロシアの情報収集プラットフォーム」であるため、F-35のデータが…
「次世代航空優勢」(Next Generation Air Dominance、NGAD)プログラムは、米軍で現在進行中の最も重要なプロジェクトのひとつである。 近隣の脅威が増大する中、NGADプログラムは、将来の戦場で制空権を確保する第6世代ステルス戦闘機の製造を目指している。航空機の正確な能力についてはあまり知られていないが、米空軍は有人・無人で運用できるプラットフォームを探しているようだ。技術の進歩に伴い、無人航空機システムは…
アラブ首長国連邦(UAE)へのF-35戦闘機50機、サウジアラビアへの精密誘導爆弾3,000発の売却など、ドナルド・トランプ前米大統領によって締結された対外武器売却取引が、2021年にバイデン政権によって保留されている。その主な理由は、UAEとサウジアラビアが長年にわたって続けてきたイエメンでの戦争が世界最悪の人道危機を引き起こし、現在もなお激化していることに対する批判からだ。 この地域でF-35を飛ばしているのはイス…
米空軍の次世代航空支配(NGAD)計画において重要な役割を果たす、新型のウイングマン・ドローン「XQ-67A」が、ゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ社(以下、GA-ASI)によって公開された。XQ-67AはGA-ASIと空軍研究所の共同開発による先進技術実証機である。 XQ-67Aは昨年から開発、製造そして飛行試験が続けられ、米空軍から正式に実証機として指定された。現在、XQ-67Aに関する多くの動画がSNSに投稿され…
ボーイング社が空軍向けに製造した B-52戦略爆撃機が1955 年に初めて米空軍にて就役して以来、空軍の主力爆撃機として60年近く活躍してきた。冷戦期にはソ連領空の端で24時間の抑止警戒任務を実施したほか、ベトナム戦争では大規模な爆撃作戦を実施。また1991年のイラク攻撃で、砂漠の嵐作戦の迅速な地上作戦への道を切り開く大規模な阻止攻撃を行った。近年ではアフガニスタンのタリバンやイスラム国に対して精密誘導爆撃を実施す…
2024年2月22日、中国航空工業集団(以下、AVIC)はシンガポールエアショーにおいてZ-10攻撃ヘリコプター(以下、Z-10)を初めて国外展示した。今回のエアショーではロシア防衛企業は参加しておらず、Z-10は唯一の旧東側諸国の装備であった。 Z-10は中国人民解放軍(PLA)の陸軍航空隊に配備されており、演習や訓練で頻繁に使用されている。特に台湾やインドとの戦闘を想定していると言われる東西戦線演習では、大規模な編隊で飛行…
米空軍特殊作戦軍は、AC-130Jゴーストライダー・ガンシップ(以下、AC-130ガンシップ)とMC-130Jコマンド特殊作戦輸送機(以下、MC-130コマンド)の搭載レーダーを、アクティブ電子走査アレイ式(以下、AESAレーダー)へのアップグレードを準備中である。これは現在使用されているAN/APN-241レーダーの換装であり、両方の航空機に新たな戦力をもたらすとされている。 2022年9月に行われた米航空宇宙軍の合同会議において、特殊作…
ボーイング社は2月初め、練習機T-7Aレッドホーク用に予定されている部品の品質問題により、空軍への次の試験機の納入が数カ月遅れると発表した。当初の計画より数カ月遅れた、2024年半ばにT-7の低料金初期生産(LRIP:Low rate initial production)を開始することも計画している。ボーイング社の副社長兼T-7プログラムマネージャーのエブリン・ムーア氏は、「サプライチェーンの問題も生産スケジュールの開始を延期する理由だ」…
米ベル(Bell Textron Inc.)と伊レオナルド(Leonardo SpA)は、ティルトローター技術分野で協力する旨の覚書(MOU)を締結した。 ティルトローター機は、プロペラに似た「ローターブレード(回転翼)」を傾ける(ティルト)ことで垂直/短距離離着陸を可能とする。垂直飛行では回転翼の角度を水平にし、通常のヘリコプターと同じように揚力を発生させる。水平飛行では回転翼を傾け、プロペラとして推進力を発生させ、固定翼航空…