シャヘド――。この名前を聞いたことがある方は多いのではないだろうか。ウクライナとロシアの戦争で、ロシアから飛来してくるドローンが「Shahed(シャヘド)」と報道されている。 厳密に言えば、シャヘドはイランが現在、米・イスラエルによる攻撃への報復として使用しているドローンの1つでこちらがオリジナルである。ロシアがそれをライセンス生産し、改良を経て「Geran(ゲラン)」を生産、実戦に投入しているが、シャヘドと…
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地上公開で明らかになったJ-20ステルス戦闘機の問題点
中国空軍の第5世代戦闘機(J-20)が初めて地上公開され、J-20が持つ問題点が明らかになりつつある。 J-20はこれまでにも数回、デモフライトを公開しているが、2022年11月の珠海エアショーで初めて地上公開された。2022年も例年と同様、4機のJ-20が編隊を組み、約13分のデモフライトで、垂直上昇、垂直旋回を繰り返し、多くの観衆の前で優れた空戦能力を披露した。J-20は2011年に初飛行し、2017年まで各航空団への配備が行わ…
トルコ企業、国内初の無人ヘリコプターを開発中
トルコの防衛企業であるティトラ社が、国内初の無人ヘリコプター「アルピン」の生産に意欲を見せ、トルコ政府の補助金を受け、開発を進めることとなった。トルコ政府は、この開発を優先事項としてリストアップしており、政府としても支援を進めていくという。 ティトラ社は、250機のいわゆる特攻兵器である神風ドローンに加えて、年間10機の無人ヘリコプター「アルピン」を生産する計画であるという。調達関係者によると、実…
中国、国際航空宇宙博覧会で新型旅客機C919を公開
中国は11月8日(火)、初の国産大型旅客機C919を国際航空宇宙博覧会(珠海エアショー)で公開した。博覧会の滑走路を滑走したナローボディ機(内部通路が1つの民航機)は、中国南部の大都市(珠海)の上空を旋回し、数百人の観衆の前で無事着陸した。 中国政府は、国営の中国商用航空機公司(COMAC)が製造するC919が、ボーイング737MAXやエアバスA320などの海外旅客機に対抗することを期待している。また、欧米諸国との…
イラン製ドローンによる攻撃はイスラエルの中立性を変える可能性…
イスラエルの国防関係者は「ウクライナ侵略におけるイランとロシアの協力が、イスラエルの中立的なスタンスを変える可能性がある」という見方をしている。 今回のウクライナ侵略においてイスラエルは中立性を保つためウクライナに兵器を提供しないというスタンスを保ってきた。しかし、先週ロシアがイラン製の弾道ミサイルと自爆ドローンを使用して民間人を攻撃したことを受けイスラエルの外交専門家や政治家の間でイランや…
英国、中国による英国空軍パイロットの採用の試みについて「脅威…
報道各紙によると、英国防省は、中国軍が自国の空軍を訓練するために、現役及び退官した英国空軍パイロットを手厚い待遇で採用しようとしているとの異例の警告を発出した。 当局関係者は、これらの計画が「英国と西側の利益に対する脅威」であるとして、「懸念と不承認」を表明している。パイロットが訓練を提供することを明確に禁止しているわけではないが、リスクを管理するための手段を講じることを目的として、警告が発…
アラブ首長国連邦、イスラエル製の防空システム「バラク」を初配…
Breaking Defense紙は、防衛関係者の話として、アラブ首長国連邦(UAE)がイスラエル製の防空システム「バラク」を配備したと報じている。 今回の配備は、1月にフーシ派によるUAE国内の重要なインフラへのドローンとミサイルの攻撃を受けて、UAEがイスラエルに静かに接触して行われたものであるという。関係者は、同紙に対して、「イランの代理人であるイエメンのフーシ派が発射したミサイルによって何度も攻撃を受けている…
マレーシア、次期戦闘機はテジャス(インド)が有力候補
マレーシア空軍の次期戦闘機の選定において「マレーシア空軍が保有するSu-30のメンテナンスも行う」と言う条件付きで、インドのテジャス軽戦闘機(LCA)が最有力候補となっている。 この提案が成立すれば、ロシア製戦闘機の整備とインド製新戦闘機の納入がパッケージとなる初めての契約となる。 インドの報道によると、マレーシアは、MiG-29(ロシア)、F/A-18Dホーネット(米国)、BAEホーク(英国)といった老朽化した戦…
インド空軍が国産初の軽戦闘ヘリコプター(LCH)を受領
10月3日、インドのラジナート・シン国防大臣は、ジョードプル空軍基地においてヒンドスタン航空製、新型軽戦闘ヘリコプター(LCH)のインド空軍(IAF)への引き渡しセレモニーを行った。 独自に開発されたLCHは「プラチャンダ」(Fierce)と名付けられ、地上攻撃、対反乱戦、戦闘員捜索・救助などの任務に就くことが期待されている。さらに、プラチャンダは、無人航空機や低速航空機の脅威に対する対抗策としても期待されてい…
スウォームドローン攻撃の対処法について
戦場用ドローンの普及と最近のスウォーム(群制御)ドローンの出現によりその対策が急がれている。戦場で使用されるドローンは、機種により大きさ、高度、飛行経路などが大きく異なるため、探知、追跡、迎撃等の手順を標準化することが困難である。 ドローンは有人航空機と比較して小型で動きが遅いため、捜索や識別が難しい。イランのShahed-136(ロシア版Geran-2)のように、レーダー波が反射せず偏向させるような形状の場…
第6世代戦闘機の開発は中国が先行している可能性がある
米空軍参謀長マーク・ケリー大将は、第6世代戦闘機の競争において中国の開発力は米国を上回る可能性を強調した。 9月19日〜21日に米国(ワシントンDC)で開催された「航空、宇宙、サイバー」会議においてケリー大将は「中国が第6世代戦闘機の開発を順調に進めている。米空軍は次世代戦闘機を確実に配備する必要性がある」と述べた。 2大経済大国の次世代戦闘機競争は拮抗している。ケリー大将は中国より少しでも早く装備化…
STM社(トルコ)が開発したGPS妨害に強い小型戦術ドローン
トルコの防衛企業STM社は、人工知能と高度なコンピューター画像技術を用いて、GPS信号の制限(妨害)下で小型戦術ドローンを運用する技術を開発した。 この技術は夜間を含む各種環境下で、GPSジャマーなど電子戦の脅威を受けずにドローン(無人機)の運用を可能とするもので、「KERKES」と呼ばれている。 KERKESは、AIのディープラーニングと物体認識技術により、GPSに依存しない航行を可能としている。ミッション中のド…
アルゼンチン空軍の次期戦闘機選定の状況
アルゼンチン政府は、新型戦闘機の調達と関連インフラの整備に約6億8400万ドル(約9百90億円)の予算案を議会に提出した。 アルゼンチン空軍の新型戦闘機の購入と関連装備に関する予算が議会に提出された。アルゼンチンの次期戦闘機選定は急ピッチで進められている。 「Eurasian times」の報道によると、アルゼンチン空軍は次期戦闘機に対する要求性能を次のように明らかにしている。要求性能には、アクティブ・フェー…
トルコが「バイラクタル TB-2」を日本に提案
トルコは日本に無人攻撃機バイラクタルTB-2(以下:バイラクタル)を供給する用意があると発表した。また、マレーシアとインドネシアもトルコ製の攻撃用無人機の導入に大きな関心を示している。 9月26日、トルコのメヴルット・カヴソグル外相は東京で記者団に対し「日本との防衛ビジネスの拡大に有望な機会があると考えている。日本の防衛企業がトルコの無人攻撃機を供給(輸入)してくれることを期待している」と語った。 …
イスラエル、アラブ首長国連邦に防空システムを売却
ロイター通信は、2人の情報筋の話として、イスラエルは、アラブ首長国連邦(UAE)に最新の防空システムを売却することに合意したと報じている。 同通信によると、2人の情報筋は、「イスラエルは、夏の半ばにUAEの要求を承認し、ラファエル社製のスパイダー移動式迎撃ミサイルを供給する」と述べたが、これ以上の詳細は機密性が高いため、明かさなかったという。アルジャジーラによると、ちょうどその頃、米国とイスラエルはア…
米空軍、極超音速攻撃巡航ミサイルの開発契約でレイセオン社を選…
9月22日、米空軍は新たな極超音速攻撃巡航ミサイル(HACM)の開発を継続するため、レイセオン・テクノロジー社と9億8,500万ドル(約1,425億円)の契約を締結した。 入札には、ボーイング社やロッキード・マーティン社も参加したが、ノースロップ・グラマン社と提携したレイセオン・テクノロジー社が選ばれた。3社とも、2021年6月に米空軍とHACMとの初期設計契約を結んでおり、高速飛行ミサイルに使用される技術の開発に取り…
ウクライナ軍戦闘機への対レーダーミサイル搭載改修について
米欧州軍の空軍司令官ジェームズ・ヘッカー大将はウクライナ空軍が装備する旧ソ連製戦闘機に米国製対レーダーミサイル(AGM-88)を搭載するのに、数カ月間の準備期間が必要であったことを公表した。 9月19日〜22日に開催された航空・宇宙・サイバー会議においてヘッカー大将はウクライナ空軍機へのAGM-88の装備化について以下のように説明した。 ・米空軍の高性能兵器AGM-88を短時間でMiG-29とSu-27に装備化するのは非常に困…
スイス、F-35A戦闘機の調達契約に署名
9月19日、スイスはロッキード・マーティン社製のF-35A戦闘機を36機調達する契約に署名した。2027年から2030年の間に納入される見通しである。スイスは、米国政府の対外有償軍事援助(FMS)の枠組みで戦闘機を調達しており、米国がロッキード・マーティン社と独自の契約を結び、スイス側に納入する。米国は昨年10月に既に調達契約に署名済みである。 調達額は、60億3500万スイスフラン(約9516億円)で、機体のほか、任務別装…
ポーランド、韓国からFA-50軽戦闘機48機を購入
9月16日、ポーランドは韓国からFA-50軽戦闘機を48機購入する契約を締結した。契約は、ポーランドのミンスク・マゾビエツキに所在する空軍基地にて行われ、ポーランド側は、アンジェイ・ドゥダ大統領、マリウシュ・ブワシュチャク副首相兼国防相、韓国側は、オム・ドンファン防衛事業庁長官、カン・グヨン韓国航空宇宙産業(KAI)社長等が出席した。 FA-50は、これまでポーランド空軍が使用していたソ連製のMiG-29航空機の代替…
英国の将来戦闘機「テンペスト」の開発がスタート
4年前のファーンボロー航空ショーで世界中から大きな注目を浴びたテンペスト計画は2022年、新たな実証機の開発を目指して、国際的なパートナーシップ先を照準に合わせ、将来の戦いに備えた開発を進めている。 英国国防省は、今年のファーンボロー航空ショーで、テンペスト将来戦闘航空システム(FCAS)の実証試験機を2027年までに飛行させると発表した。 FCAS計画の中心となるテンペストの機体は、パイロットによる操縦、…
台湾、米国からMQ-9Bシーガーディアン無人航空機を4機購入
台湾は、ジェネラルアトミックス社のMQ-9Bシーガーディアン無人航空機(UAV)4台を168億8000万台湾ドル(約772億円)で購入する契約を米国と結んだ。ディフェンス・ポスト紙によると、インフラや訓練費用の追加により、契約費用は217億台湾ドル(約993億円)まで上がる見込みであるという。 台湾ニュースによると、8月31日、民進党の王定宇議員が、自身のフェイスブックで国防部の最新の調達受注発表を引用し、「台湾の空軍司…