シャヘド――。この名前を聞いたことがある方は多いのではないだろうか。ウクライナとロシアの戦争で、ロシアから飛来してくるドローンが「Shahed(シャヘド)」と報道されている。 厳密に言えば、シャヘドはイランが現在、米・イスラエルによる攻撃への報復として使用しているドローンの1つでこちらがオリジナルである。ロシアがそれをライセンス生産し、改良を経て「Geran(ゲラン)」を生産、実戦に投入しているが、シャヘドと…
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【企業情報】パイアセッキ、カマン社UAV開発プログラムを買収
米パイアセッキ・エアクラフト・コーポレーション(Piasecki Aircraft Corporation)は4月29日、米カマン・エア・ヴィークルズ(Kaman Air Vehicles)社のカーゴUAV(Kargo UAV)プログラムを買収したことを明らかにした。 カーゴUAVプログラムの買収対象には、試作機1機と現在製造中の機体1機のほか、同機に関する知的財産や開発チームなども含まれており、今後このプログラムはペンシルベニア州にあるパイアセッキ社のヘリコプ…
航空自衛隊も運用する空中給油機KC-46Aに新たな欠陥 ~米空軍は…
ボーイング社は対策を講じるまで納入を停止軍事技術、戦略等の防衛ニュース・分析の総合サイト「The War Zone」は2025年2月28日、米空軍に引き渡し前の空中給油機KC-46A「ペガサス」4機のうち2機の主要構造部で亀裂が発見されたため、製造元のボーイング(Boeing)社が対策を講じるまで米空軍は納入を停止すると報じた。亀裂はボーイング社によって補助翼の支持構造部(ヒンジ)で発見されたものであり、米空軍は運用中の89機のKC-…
対ドローンAIシステム構築のためのハードルとは
米防衛スタートアップ「アンドゥリル(Anduril)」社のクリスチャン・ブローズ社長兼CSO(最高戦略責任者)は、「新たなトランプ政権には大きなチャンスがあり、国防分野の改革と新しいアプローチに対して『良い感触(good vibes)』を持っている」と述べたと報じられている[1]。 アンドゥリル社は昨年12月にオープンAI(OpenAI)社とAIを利用した防空システム構築のための戦略的パートナーシップを開始している。防空システムの…
タイ空軍が戦闘機「グリペン」による高速道路での初の運用能力の…
<高速道路からの離発着はタイ空軍にとって初の試み>タイ王国空軍は、スウェーデンのSaab(サーブ)社の戦闘機JAS39「Gripen(グリペン)」[1]を使用し、高速道路を仮設滑走路として運用する能力の評価試験を2025年2月に実施すると発表した。この発表は、2028年までに退役が予定されている米国製戦闘機F-16A/B[2]の後継機として、タイ政府が新型グリペンE(単座型)/F(複座型)の採用決定を下したわずか数日後に行われた。 グリ…
【企業情報】サーブ、ラトビアにRBS70NGを納入へ
2025年3月31日、スウェーデンの防衛産業大手サーブ(Saab)社は、ラトビア国防省と携帯型防空ミサイルシステム(MANPADS :man-portable air defense system)[1]のひとつである「RBS 70 NG」の供給に関する契約を締結したと発表した。受注額は21億スウェーデン・クローナ(約294億円)にのぼり、納入は2026年から2030年にかけて行われる予定だ。 今回の契約には、RBS 70 NG発射装置やミサイル、訓練装置などの納入も含まれる。サ…
【企業情報】 ベルギー向けMQ-9B初飛行成功
米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI:General Atomics Aeronautical Systems)社とベルギー国防省は2025年3月25日、ベルギーが購入予定の4機のMQ-9B スカイガーディアン・RPA(Remotely Piloted Aircraft:遠隔操縦航空機の略)[1] のうち最初の1機の初飛行を完了したと発表した。 飛行はGA-ASI社のカリフォルニア州エル・ミラージュに位置するデザート・ホライズン飛行運用施設で2025年2月20日に…
【企業情報】バイカル社の「ケマンケシュ1」、飛行と急降下試験…
トルコのドローン製造大手バイカル(Baykar)社は3月23日、同社が独自に開発したAI搭載小型巡航ミサイル「ケマンケシュ(KEMANKEŞ)1」の最大飛行試験と急降下試験を成功裏に完了したと発表した。 バイカル社のケマンケシュシリーズの第1弾であるケマンケシュ1の試験計画は順調に進んでいる。試験の一環として、トルコ北西部エディルネ県ケシャンにあるバイカル社の飛行訓練・試験センターからケマンケシュ1が2発発射された。こ…
【政府情報】米空軍、次世代戦闘機「F-47」開発にボーイング社を…
米空軍は3月21日、次世代航空支配(NGAD:Next Generation Air Dominance)の要となる制空戦闘機の「エンジニアリング・製造・開発(EMD:Engineering and Manufacturing Development)」契約を米航空大手ボーイング(Boeing)社と締結したと発表した。これにより、ボーイング社は世界初となる第6世代戦闘機「F-47」の開発に着手する。 NGADシステム群の中核を担うF-47は、航続距離、生存性、戦闘力、汎用性において飛躍的な能力…
米レプリケーター計画、ウクライナで実証されたドローンを導入
米国のキャスリーン・ヒックス(Kathleen Hicks)国防副長官(当時)は2024年11月13日、「ウクライナの戦場で実戦テストを行っているドローンシステムが、国防総省の陸、海、空の自律システムを戦力化するための計画『レプリケーター(トランシェ1.2)』に加わる」と発表した。 このトランシェ1.2には、すでに選定されている「スイッチブレード600」に加え、アンドゥリル・インダストリーズ(Anduril Industries)社の「ゴースト-…
【企業情報】オンダス社、自律型C-UAS「アイアン・ドローン・レ…
自律型システムの開発を手がける米オンダス・ホールディングス(Ondas Holdings)社は3月13日、子会社であるオンダス・オートノマス・システムズ(Ondas Autonomous Systems)社が開発した自律型対無人機システム(C-UAS:Counter-Unmanned Aerial Systems)「Iron Drone Raider(アイアン・ドローン・レイダー)」を発表した。 アイアン・ドローン・レイダーは、GPSやRFジャミングを使用せずに小型ドローンを迎撃するように設計…
中国の新型軍用機は中距離爆撃機か?
2024年12月、中国の新型軍用機とされる映像がSNSで拡散された。これについて、米国の航空専門家や元空軍高官は、この機体がおそらくデルタ翼を持つステルス中型爆撃機(推定名称:JH-36)であり、技術実証機の可能性が高いと分析している。 米国防総省は、中国軍事力に関する報告書(MILITARY AND SECURITY DEVELOPMENTS INVOLVING THE PEOPLE’S OF CHINA 2024)で次のように述べている。「中国人民解放軍空軍(PLAAF)は、世界…
【企業情報】スカイディオ社、スペイン軍に自律型ドローン「X10D…
米国の大手ドローンメーカー、スカイディオ(Skydio)社は2月24日、スペインの防衛関連企業パウクナー・グループ(Paukner Group)社と提携し、スペイン軍に自律型小型無人航空機システム(sUAS:small Uncrewed Aerial Systems)「X10D」を供給する契約を獲得したと発表した。契約額は最大1,800万ユーロ(約28億2,000万円)。 スカイディオ社の共同創設者兼CEO、アダム・ブライ(Adam Bry)氏は「スカイディオの最先端ドローンプ…
【企業情報】テレダイン社、ドイツからナノドローン「Black Horn…
テレダイン・テクノロジーズ(Teledyne Technologies)社傘下のテレダイン・フリアー(Teledyne FLIR Defense)社[1]は、ドイツ連邦軍装備情報技術運用庁(BAAINBw)と「ブラックホーネット4(Black Hornet 4)」小型無人偵察ドローンを提供する契約を締結したと発表した。契約額は1,500万ドル(約22億5,000万円)。 この契約締結は、ドイツにある同社の現地パートナー、ヨーロピアン・ロジスティック・パートナーズ社(ELP:Euro…
【企業情報】KNDSフランス社、遠隔操作式徘徊弾薬「MX-10」を発…
仏独合弁の防衛企業KMW+ネクスター・ディフェンス・システムズ(KNDS: KMW+Nexter Defense Systems)社の傘下にあるKNDSフランス社は、2月17日から21日にアブダビで開催された国際防衛展示会「IDEX 2025」において、遠隔操作式徘徊弾薬[1]「マタリス(MATARIS)」ドローンシリーズを発表した。マタリスにはMT-10、MX-10、MV-25、MV-100の4種類がある。 MX-10は短距離型ドローンで行動範囲約10km、550gの破片弾頭、40分の航続時間…
【企業情報(契約)】イスラエル、F-16Iにエルビット社の自己防…
イスラエルの防衛最大手エルビット・システムズ(Elbit Systems)社は1月27日、イスラエル国防省が同社に対し、多用途戦闘機「F-16I Sufa(スーファ)」[1]に搭載する先進的な航空機搭載型自己防護システムの開発および初期導入に関する約8,000万ドル(約124億円)相当の契約を発注したと発表。 契約に基づき、同社はイスラエル空軍にF-16Iの生存性を高め、敵対的な環境でも安全に運用できるよう設計された最新の自己防護シス…
【企業情報(開発)】トルコ・バイラクタルTB3、初の爆撃試験に…
トルコのバイカル(Baykar)社は1月18日、開発中のバイラクタルTB3無人戦闘機(UCAV:Unmanned Combat Aerial Vehicle)の初の滑空爆弾発射試験が成功したと発表した。 発射試験は前日の17日に、トルコのエディルネ県ケシャンに所在するバイカル社の試験施設にて実施。TB3は試験施設から出発後、ターゲットを正確に攻撃した。試験に使われたバイラクタルTB3は照準システムASELFLIR-500[1]を備え、MAM-T滑空爆弾[2]を搭載して…
ウクライナ軍、米国V-BATドローンを戦場でテスト中か
米国に拠点を置くシールドAI(Shield AI)社の共同設立者、ブランドン・ツェン(Brandon Tseng)氏によると、同社が開発した「V-BATドローン」がウクライナの戦場に送られ、ロシアの電子戦(EW)システムの影響下で運用評価試験が行われているという。 同社は、V-BATドローン(以下、V-BAT)の最初のバッチが2024年6月にウクライナに到着し、あわせて実戦テストのため米国の開発者が同行したことを明らかにした。このドローンは垂…
米中の無人機開発における方針の相違
無人航空機の開発・導入において米国と中国は先頭に立っているが、進んでいる方向は両国間で大きく異なる。米国は有人機に随伴させる航空機を、中国は独立して自律飛行が可能な航空機の開発を目指している。 米国が力を入れているのは協調戦闘機(CCA: Collaborative Combat Aircraft)という、有人機の僚機として想定された航空機である。他方、中国は無人戦闘機(UCAV: Uncrewed Combat Air Vehicle)とよばれる、無人機単独で…
【企業情報(契約)】レオナルド社など、イタリア空軍用ユーロフ…
イタリア防衛最大手レオナルド(Leonardo)社は12月23日、イタリア政府が空軍で就役中のトランシェ[1]1型のユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)[2]を更新するため、最新型のユーロファイターを最大24機追加購入すると発表した。 この購入契約は、スペインが同月20日に「ハルコン(Halcon)II」計画の一環として25機のユーロファイターを購入する契約を結んだ後に締結された。 フランスの航空宇宙大手エアバ…
【企業情報(発表)】スイスのデュフール社、山岳救助でのドロー…
スイスの航空宇宙メーカー、デュフール・エアロスペース(Dufour Aerospace) 社[1]は12月16日、山岳地帯での救助活動で世界的に知られる企業のエア・ツェルマット(Air Zermatt)社[2]と連携協定を締結したと発表した。両社は今後3年間、山岳救助活動におけるドローンを用いた貨物配送に関する試験を実施していく。 両社のパートナーシップでは、特にスイス南部に位置するヴァレー州の険しい山岳地帯における救助活動の改善に…