【政府情報】EU主要5カ国がNATO首脳会議に向け連携 欧州の抑止…
ドイツ、英国、フランス、イタリア、ポーランドの欧州連合(EU)主要5カ国(G5)は6月12日、7月にトルコの首都アンカラで開催されるNATO首脳会議を前に、欧州の抑止力と防衛能力の強化について協議した。 アンカラでの首脳会議では、同盟の防衛費、防衛能力のさらなる向上、兵器生産の強化に向けた機会が焦点となる。G5は共同協議の枠組みを利用し、事前に各国の立場を調整している。5カ国は、NATOにおける欧州の柱を大幅に強化す…
ドイツ、英国、フランス、イタリア、ポーランドの欧州連合(EU)主要5カ国(G5)は6月12日、7月にトルコの首都アンカラで開催されるNATO首脳会議を前に、欧州の抑止力と防衛能力の強化について協議した。 アンカラでの首脳会議では、同盟の防衛費、防衛能力のさらなる向上、兵器生産の強化に向けた機会が焦点となる。G5は共同協議の枠組みを利用し、事前に各国の立場を調整している。5カ国は、NATOにおける欧州の柱を大幅に強化す…
欧州連合(EU)と韓国は6月10日、ベルギーの首都ブリュッセルで第11回首脳会談を開催した。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長と欧州理事会のアントニオ・コスタ(António Costa)議長は、韓国の李在明大統領と会談した。 今回の首脳会議は、経済の回復力や安全保障・防衛での協力、研究開発、クリーンエネルギーへの移行を強化する一連の具体的な成果をもたらした。 EUと韓国は、主…
欧州防衛機関(EDA)は6月10日、ラトビアで5月31日から6月5日にかけて、欧州連合(EU)加盟14カ国から集まった一人称視点(FPV)ドローン操縦士が、EU全域で初めて高度な無人航空機システム(UAS)での攻撃・迎撃作戦の合同訓練を実施したと発表した。EDAとラトビア軍が今回の訓練を主催した。 ラトビアのセロニア地区の軍事訓練場で開催した今回の訓練で訓練生は、塹壕(ざんごう)や森林地帯での交戦を含む静止目標と移動目標に…
英国政府は6月12日、部品製造技術を手がけるリベリン・ロボティクス(Rivelin Robotics)社が、英国防衛技術革新機構(UKDI:UK Defence Innovation)の資金援助を受け、防衛産業供給網の回復力を高めるロボットを開発したと発表した。人間のような知能と器用さを備えた今回のロボットは、部品の洗浄と仕上げを自動化する。それにより、時間とコストがかかるうえに危険を伴う手作業での仕上げを不要にする。 2018年1月に設立した…
英国政府は6月12日、国防における新たな技術革新を加速させるため、スウィンドンに欧州最大規模のドローン試験・開発センターを開設した。英国軍の最新無人航空機(ドローン)技術の強化をめざす。 イランやウクライナの紛争が示すように、現代の紛争でドローンは戦争の仕組みを急速に変化させている。安価なシステムで高価値の標的を破壊するなど、ドローン技術は年単位ではなく週単位で進歩している。ウクライナでは月に約20万…
核保有国は核戦力への依存を強め、軍備管理の後退と地政学的緊張によって、偶発的な危機が広がる懸念が高まっている。2026年1月時点で軍用備蓄にある世界の核弾頭は推計9745発となり、前年から131発増えた。 退役・解体待ちを含む総数は推計1万2187発に上り、米ロに加えて中国、インド、パキスタン、北朝鮮なども核戦力の近代化を進める。冷戦後に続いた核軍縮の流れは転換点を迎えつつあり、米ロ中心の核秩序にも変化が見え始め…
米防衛企業のロッキード・マーチン社は6月3日、コンテナ型発射機GRIZZLY(グリズリー)から発射した統合空対地ミサイル(JAGM)を使用し、自爆型攻撃試験用ドローンの迎撃に初めて成功した。 今回の交戦試験を成功させるため、Sanctum(サンクタム)対無人航空機システム(C-UAS)戦闘管理システムとFortem R-40レーダーが使用された。 サンクタムのセンサーが敵の無人航空機(UAV)を検出、追尾し、サンクタムのミッション管理…
ウクライナ国防省は2026年6月5日、防空部隊の5月の戦果を発表した。空軍の報告によると5月には敵の大規模攻撃で、8351機の航空攻撃手段が使用され、4月に使用された約6700機に比べ攻撃は激化している。 5月に発生したロシアによる大規模な攻撃の1度目は、13日夜に始まり30時間以上にわたって数回にのぼる波状攻撃が仕掛けられた。合計1567機のドローンと56発の各種ミサイルが使用され、撃墜率はドローンで93%、ミサイルで72%と…
ウクライナ国防省は2026年6月8日、民間企業を防空体制に組み込む実験的な施策に対し、すでに30社が認可を受けて参加していると発表した。 ウクライナ国防省によると、参加企業はこれまでに20機以上のシャヘド型攻撃ドローンとザラ偵察無人機を撃墜し、ある攻撃部隊はより動きの速いジェット推進型のシャヘド型攻撃ドローンを撃墜したという。 この施策には、開始以来43社が防空部隊の設立を申請し、認可を受けた企業の半数は重要…
イスラエル国防省(IMOD)は6月2日、イスラエルの防衛輸出額が5年連続で過去最高を更新し、2025年には192億ドル(約3.1兆円)に達したと発表した。前年比で約30%増となり、5年間で2倍以上、10年間で4倍以上増加した。 IMODの防衛輸出の一環で、2025年には政府間協定(GTG)も過去最高を記録。総額は約100億ドル(約1.6兆円)に達し、取引総額の半分以上を占めた。 IMODは国務大臣に2025年の防衛輸出報告書を提出した。報告書に…
ウクライナ国防省は6月8日、次世代の自律型迎撃機がハリコフ地域で実証試験に合格したと発表した。ウクライナは防空戦力強化で次世代迎撃ミサイルの規模を拡大する。今回、防衛技術開発共同企業体Brave1の加入企業が、ドローンの発射から対象の攻撃型無人機「シャヘド」の破壊まで、一連の迎撃過程の95%を自動化する技術を開発した。 操作員はまず標的の動きをリアルタイムで確認し、標的を選択して攻撃命令を発信する。その後シ…
英国防省は6月10日、人工知能(AI)を使った技術を英軍の前線に早期投入する新部隊「AI即時導入タスクフォース(RAID:Rapid AI Delivery Taskforce)」を設けたと発表した。RAIDは情報分析や作戦計画の立案にAIを取り入れ、無人システムの運用にも広げることで、部隊の意思決定を支援するとともに、隊員の安全性を高める役割を担う。 英国政府は防衛分野でAIと自律型システムの実装を急ぎ、研究開発や実証にとどまらず、AIの軍事…
NSBT アナリスト 小松和郎 新型ミサイル「SiAW(防空圏内攻撃兵器)」は、米のノースロップ・グラマン社が開発する超音速の空対地ミサイルで、レーダーなど高価値目標の破壊を目的とする。 米空軍は、敵防空網の無力化など作戦能力の向上に向け、SiAWの生産拡大を計画しており、同社に加え追加の製造企業の確保を進めている。同ミサイルは、現在の主力機F-35やF-16、B-21爆撃機に加え、将来戦闘機F-47など複数の航空機への搭載…
英国の防衛企業ピアソン・エンジニアリング(Pearson Engineering)社は、6月15日から19日に開催された防衛・安全保障展示会「ユーロサトリ2026」で、同社の地雷除去技術を展示した。 同社は展示会のブースで製品を展示するだけではなく、無人地雷除去車両「MW370 Next Generation」と、地雷検知・識別システム「スレット・センス(Threat Sense)」の体験会を実施した。それぞれ実戦的な想定が用意され、来場者は自ら操作しなが…
米クラトス(Kratos)社は5月8日、インディアナ州オードンを、極超音速システム用材料の新たな試験施設の建設地に選定したと発表した。 クラトスは、極超音速技術の材料を開発する「ヘリオス計画(Project Helios)」を進める。立地の選定はヘリオス計画にとり、重要な布石という。極超音速体は飛行時に高温にさらされ、同じ環境を再現する空力加熱試験が必要だ。新施設は、極超音速体を実際に飛行させず、地上で空力加熱試験がで…
スペインのインドラ(Indra)社は6月2日、欧州連合(EU)が主導する量子技術を使い安全な情報通信網(ネットワーク)をスペイン国内で構築したと発表した。 インドラは、情報通信網の従来型暗号、量子鍵暗号、耐量子計算機暗号を組み合わせた暗号システムを開発した。 同技術は、銀行や公的な緊急対応機関向けにスペイン国内の情報通信網の中核技術として、実用性が実証されたという。これは、EUが進める欧州量子通信インフラ構…
イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)社は、6月10日から14日に開催された航空宇宙展示会「ILAベルリン2026」で、戦闘管理システム「オパル・ネクスト・ジェネレーション(OPAL NG)」を初めて実演した。 OPAL NGは、IAIの戦闘管理システム「オパル(OPAL)」の発展型だ。 戦闘管理システムは、航空機や艦艇などの間で共有する作戦状況図を作り、目標や位置情報などの戦術データに加えて、音声や映像、画像などを…
NSBT アナリスト 小松和郎 トルコ政府の防衛装備開発部門は、同国で「過去最大級」とされる新型の航空爆弾を開発、配備したと発表した。新型爆弾は、破片爆弾と熱圧式爆弾(サーモバリック)を組み合わせた設計とみられ、従来の通常爆弾の性能を引き上げた新型兵器と考えられている。 新型爆弾GAZAPトルコ語で「怒り」を意味する新型爆弾「GAZAP」は、爆風と破片による複合的な破壊効果を狙った設計が特徴で、2025年7月にイスタ…
オランダのデルク・ボスウィック(Derk Boswijk)国防副大臣は2026年5月29日、オランダ応用科学研究機構(TNO)との協力協定に署名した。TNOが取り組む10×10計画の一環で、技術をより早く市場に投入することを目的としている。 10×10計画には10社による10の新技術が含まれ、ボスウィック国防副大臣はそのうち3つの新技術について協定に署名した。この3つの新技術は、オランダ国内のドローン分野で異なる強みを持つ企業が協力し…
ドイツのボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)国防大臣とヨハン・バーデフール(Johann Wadephul)外務大臣はベルリンの外務省で6月8日、オーストラリアのリチャード・マールズ(Richard Marles)副首相兼国防大臣とペニー・ウォン(Penny Wong)外務大臣と会談した。 会談では外交政策と国家安全保障、防衛分野でのドイツ・オーストラリアの二国間関係の強化と戦略的連携を協議した。両国の代表はインド太平洋地域やウクライ…