【企業情報】戦場でサーバー介さず情報処理・通信、アンドゥリル…
米国の防衛技術企業アンドゥリル(Anduril)社が5月19日、徒歩で行動する兵士が身に着けられる小型の情報処理・通信システム「Voyager Gateway 1(G1)」を発表した。計算処理、ネットワーク、通信の機能が、単一の機器に納められている。 徒歩の兵士は無線機や電源、任務に必要な他のさまざまな装備を大量に身に着ける。一方で、多くの任務に使うアプリは後方の指揮所などに置かれる大型のサーバーに依存している。兵士は後方の…
米国の防衛技術企業アンドゥリル(Anduril)社が5月19日、徒歩で行動する兵士が身に着けられる小型の情報処理・通信システム「Voyager Gateway 1(G1)」を発表した。計算処理、ネットワーク、通信の機能が、単一の機器に納められている。 徒歩の兵士は無線機や電源、任務に必要な他のさまざまな装備を大量に身に着ける。一方で、多くの任務に使うアプリは後方の指揮所などに置かれる大型のサーバーに依存している。兵士は後方の…
テレダインFLIRディフェンス(Teledyne FLIR Defense)社が5月19日、米国フロリダ州タンパで開催された特殊作戦に特化した防衛展示会「SOF Week 2026」において、新しい小型の偵察ロボット「FirstLook 125」を正式に発表した。 障害物や起伏、階段がある複雑な場所でも活動可能で、危険な場所で隠密に活動する兵士はFirstLook 125が集めた視覚、熱画像、音声情報で、安全に素早く意思決定ができる。転倒しても直ぐに自ら立ち直る…
イランとの戦争で米軍は、イランによる基地攻撃で「E-3」早期警戒管制機(AWACS)や「KC-135」空中給油機が損傷を受けた。米軍がイランの攻撃に脆弱な原因を分析すると、米国のアセット管理戦略における不備が浮かび上がる。 アセットの集中配備中東の米軍アセットは少数の基地に集中配備されている。このためイラン側は、特定の基地を集中攻撃することで、米軍アセットを効率的に破壊できる。そもそも中東では事前の協定に基づき…
米国の軍用レーダーなどを手掛けるスポッター・グローバル(Spotter Global)社が、5月18日から21日にフロリダ州タンパで開催された防衛展示会「SOF Week 2026」に出展した。 軍用装備品の組み込み機器を扱うウェブ媒体「Military Embedded Systems」の報道によると、同社は低空や樹木の間、建物の周囲を飛行する無人航空機システム(UAS)の検知に特化したレーダー「GAX500-3D」を披露したという。 GAX500-3D[1]の特徴は、投光…
ウクライナとイランでの戦争に弾薬を供給する米国は、国内在庫の急減に直面している。その減少幅は「許容範囲内」とみられるが、今後起こりうる新たな紛争への対応力が低下し、供給の継続が難しくなることが懸念されている。 ミサイルが大量消費される一因は、ドローンの普及だ。現在の戦術では、大量に飛来するドローンを効果的に撃墜するために、パトリオット(Patriot)などの迎撃ミサイルを多数投入する必要がある。これらの…
ポーランドの防衛・化学企業ニトロケム(NITRO-CHEM S.A.)社は5月12日、米国の軍事企業ゼネラル・ダイナミクス・オーディナンス・アンド・タクティカル・システムズ (GD-OTS)社とパラマウント・エンタープライゼズ・インターナショナル (PEI)社とともに、ニトロケムのビドゴシュチュ工場で、誘導装置のない70mmハイドラロケット弾の生産能力を開発するための協定を締結した。 この協定の目的は、ポーランド軍、特にポーラン…
オーストラリアの防衛宇宙技術企業、Electro Optic Systems Holdings Limited社(EOS)のアンドレアス・シュワー(Andreas Schwer)博士は、今後の対無人航空機(C-UAS)防衛システムでは低コストで分散型の防衛システムが重要と説明した。 近年のウクライナでの紛争は、安価な無人機システムがはるかに大規模な軍隊に対抗できる手段だと証明した。シュワー博士は、中東でも同様で、これは消耗戦に発展しているとし、「裕福な湾岸…
米国防総省は5月20日、省内における人工知能(AI)の利用者が過去1年間で約142万人増加し、AIの利用も前年比18.8倍という爆発的な成長を記録したと発表した。米国の先端技術を最大限に利用し、前線の兵士の意思決定を加速させることが狙いだ。 フロリダ州で開催された「SOF WEEK 2026」で、研究・開発担当の次官補兼最高技術責任者(CTO)であるエミル・マイケル(Emil Michael)氏が明らかにした。1年前には全職員300万人のうち…
西太平洋におけるミサイル防衛の必要性の高まりを受け、米陸軍はアンドゥリル社に新たな統合指揮統制システム、「バトルマネジャー」の試作開発を依頼した。 多層的な攻撃の脅威に対抗する、可能な限り早急な意思決定の必要性への需要に対応し、アンドゥリルのソフトウェア基盤「Lattice」を通じて、複数のシステムからのデータを単一のシステム基盤に統合するという。 現在の情報型戦争で米軍が使用するシステムの数は大きく増…
ウクライナ国防軍の各部隊は5月14日、戦闘で使われる物品の調達を一気に担う機関「DOT-Chain Defence」を通じて、総額約4億8000万フリブニャ(約17億2800万円)相当の地上ロボット複合体を1028基受領したと発表した。 今回の地上ロボット複合体のような統合ロボット戦闘機(NRK)は、最前線で危険な任務を遂行する兵士の代替として、重要な役割を担っている。 ウクライナ軍は、物流用の車輪付きNRKや戦闘を補助するNRKなどを多く…
ドイツからウクライナへの安全保障支援は全体の約3分の1を占め、この協力関係は今後も強化される見込みだ。 ドイツは経済支援でウクライナが自国の戦略を実行する能力や技術開発の方向性を決定づけ、ウクライナは現代戦における独自の戦闘経験や技術、データへのアクセスを開放し、ドイツと他の同盟国の国防能力を強化する。これは双方にとって有益な協力関係だという。 ドイツは2026年にウクライナへの軍事支援として少なくとも…
米国の省庁間合同タスクフォース(JITAF:Joint Interagency Task Force)401は5月12日、リトアニアで実施中の訓練演習「プロジェクト・フライトラップ(Project Flytrap)」5.0で、陸軍による新たな対無人航空機(C-UAS)システムの評価を支援したと発表した。 米陸軍第5軍団(V Corps)が主導するプロジェクト・フライトラップ5.0は、米国と英国、豪州を含む同盟国軍と業界関係者が一堂に会し、新たな対無人航空機技術を評価す…
ウクライナにとってドローン産業基盤は、継戦能力を支える最重要インフラであるとともに、ウクライナへの支援を求める際の見返りとしての役割を果たしている。軍事と対外政策の両面において、ドローンを巡る戦略は変化しつつある。 既に開始から4年以上が経過するウクライナ侵略で、今やウクライナはドローン先進国となった。戦場で必要となる大量のドローンを供給すべく、生産能力を急拡大させている。戦闘をドローンの「試験場…
日本で無人システムの分野をけん引するテラドローン(Terra Drone)は6月15日、子会社を通じてウクライナのドローン企業2社を買収すると発表した。今回の買収契約と連結子会社化で、現地で培われた迎撃ドローンの開発力と事業基盤を使い、防衛事業のグローバル展開を進める。 テラドローンが契約を結んだのは、ウクライナのドローン新興企業アメージング・ドローンズ(Amazing Drones LLC)社とウィニーラボ(WinnyLab LLC)社で…
米国のエアロバイロンメント(AV:AeroVironment)社が5月12日、米国防総省からフェーズドアレイアンテナに関する契約を受注したと発表した。極超音速兵器の飛行試験のため、試験の対象物を追跡して情報を集める技術を開発する「スカイレンジ(SkyRange)」計画向けの契約だ。契約額は4300万ドル(約68億円)で、期間は3年間だ。 AVが提供するのは、「PANTHER[1]」と呼ばれるフェーズドアレイ・アンテナシステムだ。フェーズドア…
米国の防衛企業L3ハリス(L3Harris Technologies)社が5月13日、戦場で兵士が携帯する無線機に対ドローン(C-UAS)能力を持たせる試みを発表した。 戦場で使用されるドローンの実態は、軍用目的で開発されたものだけでなく、市販品のドローンに爆発物を搭載したものまでさまざまだ。そのため、兵士や装備品を守るためには異なる防護手段が必要だ。 しかし、安価な小型ドローンへの対処に専用の散弾銃や網発射機などの物理的な防…
防衛用途の個人装備の開発と製造を手掛けるガルビオン(Galvion)社は、米国のフロリダ州タンパで開催された、世界最大の国際特殊作戦部隊の関連イベントSOF Week 2026で「CORTEX EVO」システムを発表した。 CORTEXは、ヘルメット型統合システムの新製品として、前回のSOF Week 2025で初公開された。それを発展させたCORTEX EVOは単一のヘルメット型システム内で、複数の機能経路の統合を実現したという。 電力源やデータ接続、…
L3ハリス社は5月19日、オーストラリア国防軍に多用途ロボット「T4」と「T7」を納品したと発表した。これらは、爆発物処理から、有害物質で汚染された場所での作業まで、人員を危険にさらさずに任務を遂行できる。 L3ハリス社は2023年、オーストラリア国防軍からこれらのロボットを3000万米ドル(約42億円)[1]で受注した。 T4は、電池を含めた車体重量が70kgの中型ロボットだ。取り外し可能な作業用腕部は33kgで、合わせると103k…
頑丈な軍用ノートパソコンやIT技術を手掛ける台湾企業ジータック(Getac)社が5月18日から21日、フロリダ州タンパで開催された防衛展示会「SOF Week 2026」で製品を展示した。SOF Weekは、軍の特殊作戦部隊に特化した展示会だ。 ジータックは、高耐久タブレット端末の「V120」や「F120」などを展示した。これらは特殊作戦部隊や軍向けに設計されており、過酷な軍事作戦で安全な通信や作戦計画の策定、意思決定をできるようにする…
米国の大手防衛企業ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社は5月14日、テキサス州ダラスで、「弾薬生産力強化に向けた供給企業会議(Munitions Acceleration Supplier Conference)」を開催したと発表した。 米国防総省の当局者から直接講話があり、どうすれば業界は弾薬を早く大量に供給できるかについて議論した。 参加したのは、150社を超えるロッキード・マーチンの部品・材料供給企業(サプライヤー)だ。ミサイル防衛…