Loading...

米陸軍、81mm迫撃砲弾薬を再設計し、120mm並みの火力性能を実現

NSBT シニア・アナリスト 中條 剛 81mm迫撃砲は陸上自衛隊で、主に普通科連隊のナンバー中隊[1]に装備される代表的な曲射火器[2]だ。「L16」と呼ばれ、英国ロイヤル・オードナンス(Royal Ordnance)社で開発され、世界の約40カ国で採用されているベストセラー兵器でもある。日本では1992年から豊和工業がライセンス生産している。米国ではL16A2を改良した「M252」が1987年に採用され、陸軍と海兵隊で今日でも使用されているが…

2026/02/06 NSBT Japan 編集部
火砲・ロケット 北米

米陸軍、次世代歩兵戦闘車「XM30 IFV」を本格開発、新時代の戦闘…

米陸軍は、老朽化したM2ブラッドレー歩兵戦闘車の後継として次世代車両「XM30歩兵戦闘車(XM30 IFV)」の開発を本格的に進めている。 XM30 IFVは、ドローン群攻撃(ドローンスウォーム)や上空からの攻撃に対応したアクティブ防護システム(従来は側面防御が中心)、さらに電子防護(ECCM)など、次世代戦闘環境に耐えうる設計である。これにより機械化部隊の戦術と生存性を大きく進化させることが期待されている。この車両は、M2…

2026/01/29 NSBT Japan 編集部
車両 CBRNE 北米

補給線の戦場化 、ドローンがもたらす後方支援の危機

現在も継続中のウクライナの戦争では、戦闘の主役は戦車や戦闘機からドローンへ急速に移行している。この変化はSNSや報道で広く伝えられているが、軍の補給担当者にとってはまさに悪夢である。補給車両や補給拠点は絶えずドローンや長距離兵器(戦術ロケットなど)の標的となり、前線部隊への補給自体が戦闘任務に匹敵するほど危険な活動へと変質しているからだ。 第二次世界大戦以降、米陸軍の後方支援指揮官たちは、空軍の能力…

2026/01/26 NSBT Japan 編集部
ドローン 北米 欧州

米国、水供給システムの革新へ、災害現場での利用可能性も

米陸軍は、同国企業エアジュール・テクノロジーズ(AirJoule Technologies)社と共同で、部隊に真水を供給する技術開発に着手した。空気中の水蒸気から水を採水する技術を用いる予定で、実現すれば部隊の運用に革新をもたらす可能性がある。 部隊への真水供給は、軍における長年の課題である。新鮮な水を後方から供給する場合には、補給への負担が大きいだけでなく、寸断された際のリスクも高く、軍にとって悩みの種であった。歴…

2026/01/16 NSBT Japan 編集部
防災 北米

セーフ・プロ社、AI地雷探知機能を米陸軍の短距離偵察ドローンに…

米国の防衛企業セーフ・プロ(Safe Pro)社は、物体検知AI技術を米陸軍の短距離偵察(SRR:Short Range Reconnaissance)プログラムのドローンへ組み込むことに成功したと発表した。同社はAIを活用したセキュリティ及び防衛技術を扱っている。 セーフ・プロ社は、AIによるコンピューター視覚システムを通じて、米陸軍の将来のドローン部隊に、爆発物脅威の検知能力と部隊防護能力、情報収集・監視・偵察(ISR)作戦を実施する能力…

2026/01/08 NSBT Japan 編集部
ドローン AI 北米 企業情報

米陸軍、分隊火力を強化する「精密グレネードランチャー(PGS)…

米陸軍は、分隊レベルの火力を飛躍的に向上させることを目的とした次世代兵器「精密グレネードランチャーシステム(Precision Grenadier System:PGS)」の開発を本格化している。 2025年10月1日、FNハースタル社の米国法人FN America, LLC社は、PGSの開発に向けた200万ドル(約3億円)の契約を獲得したと発表した。この契約で、同社が提案する30mm多目的グレネードランチャー「MTL-30」の開発はさらに加速するとみられる。 MTL-…

2025/12/19 NSBT Japan 編集部
小火器 個人装備 北米

【企業情報】エアロ・バイロメント社、米陸軍から長距離偵察用UA…

米国のエアロ・バイロメント(AeroVironment)社は、パートナー企業のパリー・ラボ(Parry Labos)社とともに、米陸軍の長距離偵察用無人航空システム(UAS)を供給する「その他取引契約[1]」を獲得した。 基本契約額は1320万ドル(約20億6000万円)で、追加オプションが発注される場合は総契約額が最大4200万ドル(約65億5200万円)に達する。P550は完全なバッテリー式のUASで、長距離の情報収集・監視・偵察と合わせて、攻撃機…

2025/12/19 NSBT Japan 編集部
航空機 ドローン AI 北米 企業情報

【企業情報】ラインメタル社、デンマークと輸送トラックの供給で…

ラインメタル社傘下のRMMV社[1]が、デンマーク国防装備調達局(FMI)より最大1000台のHXトラックおよびTGトラックを供給する包括契約を締結した。契約には100台以上の初期発注が含まれており、発注額は数千万ユーロ規模となる。 現在、デンマーク軍は重装歩兵旅団の強化を進めており、新たなトラックの調達はその一環である。車両の納入は極めて短期間で行われる予定で、最初の発注分は2027年までに納入される。契約内容には保守…

2025/12/10 NSBT Japan 編集部
車両 欧州 企業情報

なぜ米軍は新戦車「エイブラムスX」が必要なのか

新戦車(エイブラムスX)は本当に必要なのか「戦車の役割はもう終わった」新たな軍事技術が登場するたび、そう言われてきた。ウクライナやガザ、スーダンの紛争では、安価ながら強力な爆薬を搭載したドローンが大戦果を上げ、巨大な戦車を次々と撃破している。このことは戦車にとって最大の脅威となっていることは間違いない。  それでも米陸軍は、数十年ぶりとなる新型戦車計画「エイブラムスX」に着手している。この選択は時代…

2025/11/27 NSBT Japan 編集部
車両 北米

米 陸軍の狙撃銃の変遷と今後

狙撃銃は、もともと狩猟用の道具から発展し、戦場で使用される高度な精密兵器へと進化してきた。現代の軍事作戦では、遠距離における精確な射撃が戦闘の行方を左右する場合も少なくない。そのため、狙撃システムは市街戦からオープンエリアの戦闘に至るまで、極めて重要な役割を担っている。米陸軍の狙撃銃には、射程・適応力・性能など数十年にわたる革新の積み重ねが反映されている。  狙撃銃の評価基準軍事専門家や火器のスペ…

2025/11/20 NSBT Japan 編集部
個人装備 北米

【企業情報】自律型の射撃統制システムと無人車両が統合、エイム…

米国の自律射撃統制システム(Autonomous Targeting System)で知られるエイム・ロック(AimLock)社が、オーバーランドAI(Overland AI)社と提携すると発表した。オーバーランドAI社は、防衛産業向けに自律無人車両(A-UGV)などの地上ソリューションを提供している企業である。 今回の提携では、エイム・ロック社のシステムとオーバーランドAI社の無人地上車両(UGV)である「ULTRA」を組み合わせる。 オーバーランドAI社のULT…

2025/11/19 NSBT Japan 編集部
車両 北米 企業情報

米国、パトリオットミサイル備蓄の4倍増を目指す

米陸軍は2026年度予算において、パトリオットミサイルの備蓄量を従来の約4倍に増加させるための資金確保を目指している。実際に生産を増強するとなれば巨額の投資が必要となり、防衛産業にとっても影響の大きなプロジェクトになりうる。 パトリオットミサイルは、米陸軍が保有する対空防衛の主力ミサイルである。直近ではイランのミサイル攻撃からカタールの基地を防衛するのに用いられたことが確認された他、ウクライナへの供与…

2025/10/27 NSBT Japan 編集部
ミサイル 北米

中国の街頭で目撃された詳細不明の戦車

中国の国産戦車は、ソ連の「T-54」をノックダウン生産した「59式戦車」に始まり、中ソ対立を経て西側技術も取り入れつつ発展してきた。当初から輸出もされており、59式戦車はパキスタン、ベトナム、イラク等の実戦でも運用されている。 中国の兵器製造企業である「中国兵器工業集団有限公司」の傘下には兵器輸出企業「中国北方工業公司(通称:ノリンコ)」があり、火砲、装甲車両、誘導弾、ドローンなど様々な中国製兵器を輸出し…

2025/10/24 NSBT Japan 編集部
車両 中国 ロシア

【企業情報】レイセオン、米軍向け対無人機システムで50億ドル超…

米国防総省は9月29日、米航空宇宙・防衛大手RTX社の事業部レイセオン(Raytheon)が、米陸軍向けに無人機迎撃用ミサイルシステム「コヨーテ(Coyote)」を供給する総額50億4000万ドル(約7418億1700万)の契約を獲得したと発表した。契約はコストプラスフィックスドフィー(CPFF:Cost Plus Fixed Fee)方式で、固定・移動式発射台と運動エネルギー・非運動エネルギー迎撃体、Kuバンドレーダー[1]など一連の装備が対象となる。 コ…

2025/10/23 NSBT Japan 編集部
火砲・ロケット ミサイル 北米 企業情報

【企業情報】米オーバーランドAI、米陸軍のAI搭載ISV開発プログ…

米国のオーバーランドAI(Overland AI)社は8月28日、米陸軍による「UxS自律機動プログラム(UxS Autonomous Maneuver Program)」に選定されたことを発表した。本プログラムは、歩兵分隊車両(ISV:Infantry Squad Vehicle)をAIによって自律運用可能に改修するものであり、実証実験を通じてその信頼性を検証する。オーバーランドAI社の共同創設者・社長のステファニー・ボンク(Stephanie Bonk)氏は「真のオフロード能力を提供…

2025/10/09 NSBT Japan 編集部
車両 AI 北米

ウクライナ軍、対ドローン専用弾(5.56×45mm)の使用を承認

2025年6月、ウクライナ軍は無人航空機(UAV)への撃墜能力を向上させるため、新型となる対ドローン専用弾(5.56×45mm)の運用を正式に承認した。 この専用弾は、ウクライナの国防技術開発グループ「Brave1」により開発されたもので、特殊な弾頭を採用しているのが特徴である。これにより、DJI社の「Mavic」に代表される市販ドローンに対して、従来よりも高い迎撃効果が発揮できると説明されている。 この弾薬はウクライナ軍で広…

2025/10/09 NSBT Japan 編集部
小火器 個人装備 ドローン 欧州

ミリタリーレゴ、Romold社が開発したモジュール式塹壕システム「…

2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻するまでは、塹壕戦など、はるか遠い昔の出来事だと思っていた。開戦からほどなくして、塹壕に飛び込むドローン、ウクライナ軍の侵攻を食い止める幾重にも張り巡らされた鉄条網とコンクリートブロック、そこに守られた塹壕...開戦から3年を経過した今、両軍の兵士が塹壕を活用する光景が日常的に見られる。 まるで第一次世界大戦あたりまでタイムスリップしたような状況において、ドイツ…

2025/10/08 NSBT Japan 編集部
欧州

【企業情報】ロッキード・マーティン、米陸軍から98億ドル契約獲…

世界最大手の防衛企業、米ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)社は9月3日、米陸軍から98億ドル(約1兆4,335億円)の契約を受注したと発表した。これは、迎撃ミサイル「PAC-3 MSE(Patriot Advanced Capability-3 Missile Segment Enhancement)」1,970基と関連装備の製造に関する契約で、同社のミサイル・火器管制部門で過去最大の受注額となる。これにより、米国および同盟国の防空能力を強化する狙いがある。 PAC-3 MSE…

2025/10/07 NSBT Japan 編集部
ミサイル 北米

【企業情報】ロッキード・マーティン社、次世代指揮統制システム…

米ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)社の事業部門であるロータリー・アンド・ミッション・システムズ(Rotary and Mission Systems)は、米陸軍との間で、次世代指揮統制システム(NGC2:Next Generation Command and Control)のプロトタイプ開発を主導する契約を獲得した。 ロッキード・マーティン社は、従来の指揮統制(C2:Command and Control)のシステムエンジニアリングとプロジェクト管理の専門性を活かして、…

2025/09/29 NSBT Japan 編集部
北米 企業情報

さらなる進化を遂げる中国軍 ~中国軍事パレードに新型空挺装備…

NSBT Japan チーフ・アナリスト中條 剛 2025年9月3日、「抗日戦勝利80周年」として中国北京で行われた軍事パレードで、数多くの新兵器が登場して話題になっている。登場した兵器は100種類以上と言われ、その中でも今回新たに確認された第6世代と目されるステルス戦闘機、複数の新型対空・対艦ミサイル、対ドローン用大型レーザー、ロシアのT-14アルマータを彷彿とさせる戦車、大陸間弾道弾などが特に注目を集めている。 各種新…

2025/09/25 NSBT Japan 編集部
車両 中国