【政府情報】フィンランド、韓国からK9を1022億円で追加調達
フィンランド国防省は2026年4月9日、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)を通じて、韓国軍で余剰となった「K9自走榴弾(りゅうだん)砲」の購入に関する政府間契約を締結した。 今回の調達では余剰となったK9自走榴弾砲に加え、関連する予備部品や特殊工具、試験装置が含まれ、調達金額は5億4680万ユーロ(約1022億円)となった。 この調達でフィンランド陸軍の火力と作戦部隊への支援能力がさらに強化され、不整地や路上での機動性に…
フィンランド国防省は2026年4月9日、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)を通じて、韓国軍で余剰となった「K9自走榴弾(りゅうだん)砲」の購入に関する政府間契約を締結した。 今回の調達では余剰となったK9自走榴弾砲に加え、関連する予備部品や特殊工具、試験装置が含まれ、調達金額は5億4680万ユーロ(約1022億円)となった。 この調達でフィンランド陸軍の火力と作戦部隊への支援能力がさらに強化され、不整地や路上での機動性に…
夜間暗視装置などを手掛けるセオン(Theon)社が4月8日、ラインメタル・エレクトロニクス(Rheinmetall Electronics GmbH)社と、戦闘車両に搭載する電子光学システムの開発と認定、量産供給に関する戦略的合意を締結した。 ラインメタルは、同社の地上装甲車両に搭載される25mm中口径機関砲塔に「安定化(ぶれ補正)電子光学照準器(SEOSS 210 P)」を搭載する。照準器のSEOSS 210 Pに組み込む電子光学センサーとして、セオンの…
スペインの防衛企業インドラ・グループ(Indra Group)社は4月9日、韓国のハンファ・エアロスペース(Hanwha Aerospace)社と、チリ陸軍向け装甲車両計画で協力する覚書(MoU)を締結したと発表した。 調印式は、4月にチリで開催された「国際航空宇宙見本市(FIDAE)」の会場で行われた。 合意に基づき両社は、チリ陸軍の次期装甲車両計画への提案で協力する。具体的にはハンファの装甲車両本体に、インドラの状況認識や指揮統制…
米L3ハリス社が4月13日、米陸軍から夜間暗視ゴーグル「NOVA」を受注したと発表した。契約額は最大4億6500万ドル(約739億円)で、7年間の契約だ。 米陸軍は「双眼式夜間暗視装置(BiNOD)プログラム」を進めており、L3ハリスは本プログラムに参画する企業の1社だ。NOVAの受注は、BiNODプログラムの一環である。 NOVAは、L3ハリス社が手掛ける暗視ゴーグルの一種で、戦闘用のヘルメットに装着する双眼型。昼夜問わず、悪天候下で…
米陸軍はデータの管理と運用を担う「陸軍データ運用センター(Army Data Operations Center)」を新設した。戦場と後方の各種システムに分散していた情報を集約し、指揮官と部隊が必要な情報に速やかにアクセスできる体制を整えた。 これまでも多くのデータを収集してきた米陸軍だが「課題はデータ不足ではなく管理にある」との視点で体制を整備した。人工知能(AI)と機械学習への展開も視野に入れ、戦場での判断力と対応力の底…
イスラエルの軍事企業エルビット・システムズ社は4月6日、昨年12月16日に発表したイスラエル国防省とギリシャ国防省の合意に基づき、ギリシャ軍にロケット砲システムの高精度・汎用ロケット発射システム(PULS:Precise & Universal Launching System)を供給する契約を約7億5000万ドル(約1192億円)で受注したと発表した。 契約は4年間履行され、その後10年間は効果を確認しながら追加で改善を続ける期間も含まれる。契約の一…
急速な技術進歩と戦争形態の変化を背景に、米陸軍第3特殊部隊群は「多領域作戦」への対応を軸に軍事情報中隊を大規模に変革し、特殊部隊の戦力向上と陸軍部隊全体の統合を進めた。 多領域作戦に向けた組織構造の変化は、群の情報戦力と電子戦力を一つの中隊の下に統合し、 新たに編成された中隊は組織内の信号情報と電子戦を担う兵士の訓練と即応態勢の維持を担当する。 多領域作戦中隊長のアンドリュー・レイノルズ(Andrew Rey…
夜間暗視装置などを手掛けるギリシャ企業セオン社が3月31日、同社ベルギー法人ザベンテム(Zaventem)社の新工場の開所式を開いた。新工場では、ベルギー軍とドイツ軍向けに熱画像追加装置「IRIS-C」を製造する。 IRIS-Cは暗視装置に組み合わせることで、視界に熱画像を重ねて視認できるようにする装置で拡張現実(AR)機能も追加できる。 契約は欧州諸国が防衛装備品調達計画を共同で管理する国際機関「OCCAR」の枠組みに基づく…
イスラエルの軍事企業のエルビット・システムズ社は2025年11月、イスラエルが独自に開発した「メルカバ主力戦車(MBT)」の改修に関する契約を、総額2億1000万ドル(約335億6000万円)で受注したと発表した。契約期間は6年間である。 エルビット・システムズはこれらの契約に基づき、戦車の運用寿命を伸ばすため、電子機器「アッセンブリー」の大規模な改修に加え、複数の搭載システムのアップグレードと機能強化を実施する。これ…
ドイツ議会の予算委員会は2026年2月、総額約8億1000万ユーロ(約1493億円)に上る6件の追加開発・調達プロジェクトを承認した。これらのプロジェクトには、リトアニアに配置したドイツ連邦陸軍の旅団の1つ、第45装甲旅団向けに計画された徘徊(はいかい)型弾薬に加え、ヨーロッパの航空機メーカーが製造する「NH90」 ヘリコプターの改良も含まれる。さらに、部隊向けに赤外線監視装置が追加発注される予定だ。 予算委員会は、NH9…
ディール・ディフェンス(Diehl Defence)社が3月30日、ドイツのアルテングラボー(Altengrabow)軍事演習場で、多連装ロケット砲システム用の「122mm訓練用ロケット弾」を実射試験したと発表した。これはイスラエルのエルビット(Elbit)システムズ・ランド社と共同で開発されたものだ。 試験では、ドイツ連邦軍が導入予定の多連装ロケット砲システム「EuroPULS」から複数回射撃を実施した。ドイツ軍、国防省、各調達当局の関係…
米国防総省が3月27日、在韓米陸軍の「第19遠征支援コマンド(19th ESC)」が、移動可能なコンテナ型の省人給食システム「持続型自律給食(SAM:Sustained Autonomous Meals)」の試験運用を開始したと発表した。 米陸軍は2025年11月、19th ESCが基地内用の省人食堂「マーケット19」を試験運用したと発表しており、試験運用中のSAMはコンテナと組み合わせ、屋外で使えるように仕様変更した。 野営地などの食事は、これまで調理兵…
英国防省は4月2日、人工知能(AI)を搭載した無人機(ドローン)を使い、地雷や不発弾などの爆発物を識別する技術の試験に成功したと発表した。爆発物処理の専門部隊が脅威を速やかに把握し、安全に処理できるようになるとみられる。 試験は英国防省の国防科学技術研究所(Dstl)が英陸軍のために実施した。英南東部エセックス州に拠点を置く、爆発物処理と捜索を担う第33工兵連隊が参加し、数週間にわたり多様な地形に模擬の地雷…
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)社と米国戦争省(DoW:Department of War)は、2026年3月25日、米国・ダラスで精密打撃ミサイル「PrSM(Precision Strike Missiles)」の生産を加速させるための枠組みに合意した。 今回の合意は、米国陸軍から昨年受注した49億400万ドル(約7840億円)規模の契約を基盤としており、これによりPrSMの生産能力は4倍に拡大するとされる。ロッキード・マーチンは自由を守るための生産拠点「…
軍用車両「BvS10」と「CV90」を製造するスウェーデンのBAEシステムズ・ヘグルンズ(BAE Systems Hägglunds)社は、ブラジルのナイトテック・グループ・ブラジル(KGB:Knightec Group Brazil)社(旧セムコン・ブラジル社)と提携し、リオデジャネイロ州レゼンデでの技術移転で雇用を創出している。 KGBは、自動車分野での豊富な経験をもとに、BAEシステムズの供給網(サプライチェーン)に高度なエンジニアリングの専門知識を提…
エストニアのスレオド・システムズ(Threod Systems)社が3月17日、英陸軍の「一方向攻撃手段(OWE:One way Effector)」の発射装置として、同社の「Cata」が選ばれたと発表した。 現在、契約に向けた準備が進められており、契約額は約500万ポンド(約11 億円)を超える見込みだ。OWEは、英軍が定める兵器の区分で、徘徊(はいかい)型弾薬や標的に突入するドローンなど、帰還しない兵器が含まれる。 英国防省は現在、各兵器シ…
NSBT アナリスト 小松 和郎 米陸軍は、イランに対する作戦の一環として、新型の精密打撃ミサイル「Precision Strike Missile(PrSM)」の運用を開始した。PrSMの使用は今回が初めてとみられ、配備開始から約2年で実戦投入された。 米中央軍(CENTCOM)は2月28日に始まった「オペレーション・エピック・フューリー」の最初の24時間を記録した映像と写真を公開した。公開映像には、M142高機動ロケット砲システム(HIMARS)からPrS…
NSBT シニア・アナリスト 中條 剛 米軍は1968年に採用した攻撃用手榴弾(しゅりゅうだん)「Mk3」に代わる新型攻撃用手榴弾「M111」を承認した。手榴弾と言えば破片をまき散らしての殺傷を連想するが、今回承認されたM111はそれとは全く異なる。今回採用された攻撃用手榴弾とは何なのか、従来の手榴弾との相違も踏まえながらお伝えする。 米陸軍の新型攻撃用手榴弾「M111」は、米能力プログラム執行部(弾薬・推進薬部門)(Cap…
NSBT シニア・アナリスト 中條 剛 米陸軍公式サイトで2026年3月4日、米ペンシルベニア州で戦闘衛生兵への職種転換訓練が終了間近であると発表された。陸上自衛隊では聞きなれない戦闘衛生兵への職種転換訓練とはどのようなものであろうか。 米陸軍の戦闘衛生兵教育「68W MOS-T」米ペンシルベニア州、第166連隊訓練(RTI:Regional Training Institute)で実施されている68W医療専門職(Healthcare Specialist)軍事職種転換課程…
NSBT シニア・アナリスト 中條 剛 陸上自衛隊は無人機の導入を急ピッチで進めている。偵察用のドローンのほか、先日習志野に登場した4本足歩行UGV(Unmanned Ground Vehicle:無人地上車両)もその一つだ。一部には日本の無人機導入は「周回遅れ」との厳しい指摘もあるが、戦場の変化に適応し、日本の防衛力強化のための努力が続いている。 こうした新たな装備の導入には運用、整備、戦い方の変更についても重要で、特に一部の…