【企業情報】中波赤外線カメラで高速移動の瞬間を撮影、情報処理…
RTX社の防衛事業部門レイセオン(Raytheon)社が4月13日、新型の中波赤外線[1]カメラの実証に成功したと発表した。物体の高速移動など、物理的な変化を捉えた瞬間だけを連続撮影できる。 これまでも被写体の動きに応じて撮影した画像情報を処理するカメラは存在した。これらは連続して画像を撮影し、その後ソフトウエアが被写体の写りの変化を判別することで、撮影者には選別された画像のみが提供されてきた。 新型カメラに搭載…
RTX社の防衛事業部門レイセオン(Raytheon)社が4月13日、新型の中波赤外線[1]カメラの実証に成功したと発表した。物体の高速移動など、物理的な変化を捉えた瞬間だけを連続撮影できる。 これまでも被写体の動きに応じて撮影した画像情報を処理するカメラは存在した。これらは連続して画像を撮影し、その後ソフトウエアが被写体の写りの変化を判別することで、撮影者には選別された画像のみが提供されてきた。 新型カメラに搭載…
BAEシステムズ(BAE Systems)社とスケールAI(Scale AI)社は3月26日、米国戦争省(DoW:Department of War)の重要な任務環境と作戦基盤を支援するため、高度人工知能戦力の開発と実用化を加速する戦略的提携契約を発表した。 今回の提携で、BAEシステムズが長年培ってきた防衛作戦やシステム統合、作戦基盤に関する専門知識と、スケールAIの、「スケール・データ・エンジン(Scale Data Engine)」と生成人工知能(AI)プラッ…
ラインメタル(Rheinmetall)社のノルウェー法人が3月17日、2026年冬に同社の迫撃砲技術を披露する「ラインメタル・ノルディック迫撃砲の日(RNMD :Rheinmetall Nordic Mortar Day)」を開催した。 RNMDでは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、オランダ、ドイツの軍・政府・企業関係者が招かれ、最新の欧州製迫撃砲システムが披露された。注目の的は、「ラグナロク(Ragnarok)120mm迫撃砲システム」と、その任務に応じ…
米国でミサイルの推進装置などを手がけるアーサ・メジャー(Ursa Major)社が3月4日、新型液体燃料ロケット・エンジンの初の燃焼試験に成功したと発表した。 試験を実施したのは、同社のハドリー(Hadley)液体燃料ロケット・エンジンの最新型「H13」だ。H13は、同じくアーサ・メジャーが極超音速飛行用に開発した既存のエンジン「H11」を改良して設計された。ハドリー・シリーズは、ストラト・ローンチ(Stratolaunch)社の極超…
NSBT アナリスト 小松 和郎 中国が高出力マイクロ波(HPM:High Power Microwave)分野で技術的進展を遂げた。中国の研究者や国営メディアは、米スペースX社の低軌道(LEO)衛星網「スターリンク(Starlink)」への対抗手段になり得ると位置付けており、衛星や指揮通信網を無力化する指向性エネルギー兵器へのシフトが進む可能性がある。 香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、中国の研究チーム…
豪ハイパーソニックス・ローンチ・システムズ(Hypersonix Launch Systems)社は、自律型極超音速試験機「DART AE」の初飛行に向け、米バージニア州の宇宙基地で実施する打ち上げを2026年2月下旬に設定したと発表した。 地上施設では再現不可能なマッハ5を超える極限環境下で、推進システムや耐熱材料、制御性能の検証が目的だ。 同機の特徴は、3Dプリント技術を駆使して製造する「SPARTAN」スクラムジェットエンジンの採用だ。こ…
NSBT アナリスト 小松 和郎 米国防総省は毎年、「戦局を変える革新的技術」を打ち出してきた。ただし、その多くは従来装備の改良にとどまり、現場の運用を大きく変えるものは限られていた。 しかし2025年は状況が異なる。構想段階や資料上の技術ではなく、実運用を前提とした新技術が相次いで姿を現した。低コストでロケット弾を迎撃可能なレーザー兵器、冷蔵設備を必要としない輸血キット、帰還能力を持つカウンタードローンな…
NSBT アナリスト 小松 和郎 スウェーデンの防衛・航空宇宙大手サーブ(Saab)社は、航空機の製造分野で世界初となる試みを明らかにした。技術パートナーの米国ダイバージェント・テクノロジーズ(Divergent Technologies)社の3Dプリント技術で胴体の一部(全長約5m)を製造した実証機を披露した。2026年の試験飛行が計画されている。 この実証機は、単なる新技術の披露にとどまらない。航空機メーカーとして初めて、機体の構造…
ドイツ国防省は2月2日、連邦軍の新技術導入を担う「連邦軍イノベーションセンター」をドイツ南部エルディングに開設したと発表した。急速に進む技術革新が軍事力の優劣を左右するなか、企業や研究機関との協業の窓口を設け、装備品やシステムへの新技術の導入を早める考えだ。 開設式でボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)国防相は「イノベーションこそが信頼できる抑止力の中核を成す」と強調。「大規模で時間を要する装備…
エルビット・システムズ・オブ・アメリカ(Elbit Systems of America)社は、同社の最新型暗視ゴーグルの「SBNVG(Squad Binocular Night Vision Goggle)」について、米海兵隊から約7440万ドル(約112億3440万円)の追加注文を受けた。時期は明言していない。 今回の受注は複数年度にわたり、個数の定めなく必要に応じ発注される総額約5億ドル(約755億円)相当の大規模契約に基づくものだ。 SBNVGは、最新技術を使った第3世代…
ヒューマノイドが示す未来人のように歩き、考え、働く。そんな夢を現実にしようとする挑戦が、今まさに加速している。その象徴が「ヒューマノイドロボット」だ。技術の進化を測るバロメーターとして、世界中のエンジニアたちがその完成形を追い求めている。 なかでも注目を集めているのが、米ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)社の「アトラス(Atlas)」とテスラ(Tesla)社の「オプティマス(Optimus)」で、この2体は…
米グーグル社は11月24日、北大西洋条約機構(NATO)傘下のNATO情報通信機関(NCIA:NATO Communications and Information Agency)と数千万ドル規模のクラウド契約を締結したと発表した。高度な安全性を備えたソブリンクラウド[1]を提供するもので、NATOのデジタル基盤強化やデータガバナンスの高度化、人工知能(AI)活用の促進を図る。 契約では、グーグル社のクラウド「Google Distributed Cloud(GDC)」が、NATOが2月に開設…
米陸軍は、拡張空間(AR: Augmented reality)、仮想空間(VR: Virtual reality)用ヘッドセットの開発資金を、アンドゥリル(Anduril Industries Inc.)社と、パランティア(Palantir Technologies Inc.)社の支援を受ける新興企業リベット(Rivet)社にそれぞれ提供した。AIの発達とともに拡張空間、仮想空間デザイン技術が発達し、競争は激しくなっている。 アンドゥリル、リベット両社は、それぞれ1億5900万ドル(約243億2700…
ドイツの防衛大手ラインメタル(Rheinmetall)社は11月25日、フィンランドのバルヨ(Varjo)社と戦術訓練分野で戦略的提携を結び、バルヨ社のクロスリアリティー(XR)[1]技術を陸上部隊向け仮想訓練システムに統合すると発表した。欧州および北大西洋条約機構(NATO)加盟国で即応性向上が課題となるなか、訓練能力の拡大を進める各国の需要に応える。 ラインメタル社は陸上部隊向けシミュレーターを展開しており、今回の協業で…
ドローンが戦場に登場して以来、ドローンの運用を妨害する「ジャミング」「スプーフィング」といった技術と、妨害への耐性を高めるドローン技術は急速に発達してきた。妨害を防ぐ、あるいは妨害を受けた際の対処方法は洗練され続け、最近でもウクライナ企業による通信への依存を低減するシステムや、イスラエル企業が開発した小型ドローンに搭載可能なモジュールなど、新技術が登場している。 ドローン妨害は一般的に、ドローンへ…
イタリアの造船大手フィンカンティエリ(Fincantieri)社は10月23日、イタリア北部ラ・スペツィアにある海軍支援・実験センター(Naval Support and Experimentation Center)で、自社初の統合型水中ドローンシステム「ディープ(DEEP)」を発表した。水中技術分野における成長戦略の節目となる事業で、民間と防衛の両分野に対応する技術基盤の強化を目指す。 発表の場には、国防省のマッテオ・ペレーゴ・ディ・クレムナーゴ(Mat…
米国の防衛技術企業アンドゥリル(Anduril)社は10月13日、兵士向けの装着型人工知能(AI)システム「Eagle Eye(イーグルアイ)」を発表した。イーグルアイは複合現実(MR)技術を用いたヘルメット型デバイスで、ディスプレイ、センサー、通信装置、AIモジュールを一体化しており、米ワシントンで10月に開かれた全米陸軍協会総会・展示会「AUSA 2025」で一般公開された。 アンドゥリル社によると、イーグルアイは単なるディスプ…
フィンランドに本社を置く、軍事利用における仮想現実(バーチャルリアリティー〈VR〉)および複合現実(ミックスリアリティー〈MR〉)ソリューションのテクノロジー企業であるバルヨ(Varjo)社は、空、海、陸での訓練用に複合現実機能を備えた最新型の「XR-4シリーズヘッドセット」をプレスリリースで発表した。 この製品には、SteamVRトラッキング[1]対応の新型フロントプレート付きで再設計されたヘッドバンド、コックピット…
英国国防省は10月2日、米IBM(International Business Machines Corporation)社の英子会社IBM UKと3億2000万ポンド(約654億6000万円)規模の契約を結び、防衛装備の統合管理を担う新たな人工知能(AI)プラットフォームを導入すると発表した。 「防衛装備技術資産管理システム(DEEAMS:Defence Equipment Engineering Asset Management System)」と呼ばれるこの装備管理プラットフォームは、統合性を欠いた17の旧来アプリケー…
英国国防省は10月3日、軍事および民間衛星をレーザー攻撃から防御する新型センサーの開発に着手したと発表した。地上または宇宙空間からのレーザー照射を検知・分析し、脅威度を評価する技術の確立を目指す。英国宇宙司令部(UK Space Command)と宇宙庁(UK Space Agency)が共同で進め、初期段階として50万ポンド(約1億円)の政府資金が拠出された。 この開発は、宇宙技術を公共サービスや国家安全保障の強化に活用する「政府…