【政府情報】米陸軍研究所、軍用材料向け結合タンパク質を1日で…
米国陸軍は5月18日、米国陸軍戦闘能力開発コマンド(DEVCOM)陸軍研究所(ARL)の研究者らが、望ましい結合特性を持つ新規タンパク質を低コストで素早く特定できる画期的な装置を発明し、陸軍の進歩が加速したと発表した。 結合剤は材料補修や高エネルギー複合材料への応用など、陸軍の多くの重要な技術やプラットフォームの開発で不可欠な要素だ。しかし既存の研究機器の限界で陸軍はより優れた新しいタンパク質結合剤を見つけら…
米国陸軍は5月18日、米国陸軍戦闘能力開発コマンド(DEVCOM)陸軍研究所(ARL)の研究者らが、望ましい結合特性を持つ新規タンパク質を低コストで素早く特定できる画期的な装置を発明し、陸軍の進歩が加速したと発表した。 結合剤は材料補修や高エネルギー複合材料への応用など、陸軍の多くの重要な技術やプラットフォームの開発で不可欠な要素だ。しかし既存の研究機器の限界で陸軍はより優れた新しいタンパク質結合剤を見つけら…
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は6月1日、米国立科学財団(NSF)と共同で、国家安全保障に必要な人工知能(AI)の研究を加速する新たな枠組み「AIフォージ(AI Forge)」を打ち出した。 大学、政府機関、先端企業を結び、AIの解釈可能性、制御、強靱性を柱に据える。米国が安全保障向けAIの基礎研究を制度的に支える姿勢を鮮明にしたことで、同盟国や企業が安全保障分野でのAI導入時の判断材料になりそうだ。 民間だけ…
米国で自律システムなどを手掛ける「Tycho.AI社」は5月28日、米空軍研究所(AFRL:Air Force Research Laboratory)から18カ月間で200万ドル(約3億2000万円)規模の資金と契約(TACFI:Tactical Funding Increase)を獲得したと発表した。資金の獲得を受け、衛星利用測位システム(GPS)が妨害・遮断された環境でも使える自律技術の開発を進める。 Tycho.AIは、無人航空システム(UAS)などがGPSや通信を使わずに自律的に活動で…
スウェーデンの国防装備庁(FMV:Försvarets materielverk)は5月19日、軍全体への暗視装置の導入を予定すると発表した。この取り組みの中核は、暗闇の中移動や監視を担う暗視装置に使用する画像増倍管(Image Intensifier)の導入だ。 国防装備庁は2022年から暗闇での作戦能力強化に向けた取り組みを実施してきた。2025年末に国防装備庁は、欧州を代表するギリシャの軍用画像増倍管製造業者セオン・センサーズ(Theon Sensors)…
米防衛企業のLeonardo DRS社は5月18日、非冷却長波赤外線(LWIR)サーマルカメラモジュールの「Tenum 640 Orbit」を発売した。無人航空機(UAV)や無人地上車両(UGV)、無人水上艇(USV)など向けに最適化され、フロリダ州タンパで開催されたSOF Week2026で初公開された。 「Tenum 640 Orbit 」は、小型から中型のドローンへの大量の組み込みを想定して設計された。冷やす装置がいらない熱センサー「非冷却型VOxマイクロボロメー…
NSBT アナリスト 小松和郎 人工知能(AI)開発競争の激化を背景に、各国軍は技術的優位の確保にしのぎを削っている。大規模データのニューラルネットワークによる解析、それに基づく大規模言語モデルやロボット学の急速な進展が、自律型兵器システムの実効性を押し上げているからだ。戦闘の意思決定や攻撃の自動化が進み、戦争の様相そのものが変わりつつある。 この潮流の中心にあるのが、自律無人機の拡大である。ウクライナ…
米国航空機企業のボーイング(Boeing)社が4月14日、米空軍で退役したB-52戦略爆撃機の機体を、三次元(3D)プリンター製部品や、3D技術による形状把握の試験場として利用する取り組みを公表した。 米空軍は2021年にB-52の旧型エンジンを交換するため、新型エンジンを英国ロールス・ロイス(Rolls-Royce)社に発注した。ボーイングはB-52の製造企業で、新しいエンジンを機体に取り付ける作業を担った。 B-52は、各現場で機体ごと…
RTX社の防衛事業部門レイセオン(Raytheon)社が4月13日、新型の中波赤外線[1]カメラの実証に成功したと発表した。物体の高速移動など、物理的な変化を捉えた瞬間だけを連続撮影できる。 これまでも被写体の動きに応じて撮影した画像情報を処理するカメラは存在した。これらは連続して画像を撮影し、その後ソフトウエアが被写体の写りの変化を判別することで、撮影者には選別された画像のみが提供されてきた。 新型カメラに搭載…
BAEシステムズ(BAE Systems)社とスケールAI(Scale AI)社は3月26日、米国戦争省(DoW:Department of War)の重要な任務環境と作戦基盤を支援するため、高度人工知能戦力の開発と実用化を加速する戦略的提携契約を発表した。 今回の提携で、BAEシステムズが長年培ってきた防衛作戦やシステム統合、作戦基盤に関する専門知識と、スケールAIの、「スケール・データ・エンジン(Scale Data Engine)」と生成人工知能(AI)プラッ…
ラインメタル(Rheinmetall)社のノルウェー法人が3月17日、2026年冬に同社の迫撃砲技術を披露する「ラインメタル・ノルディック迫撃砲の日(RNMD :Rheinmetall Nordic Mortar Day)」を開催した。 RNMDでは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、オランダ、ドイツの軍・政府・企業関係者が招かれ、最新の欧州製迫撃砲システムが披露された。注目の的は、「ラグナロク(Ragnarok)120mm迫撃砲システム」と、その任務に応じ…
米国でミサイルの推進装置などを手がけるアーサ・メジャー(Ursa Major)社が3月4日、新型液体燃料ロケット・エンジンの初の燃焼試験に成功したと発表した。 試験を実施したのは、同社のハドリー(Hadley)液体燃料ロケット・エンジンの最新型「H13」だ。H13は、同じくアーサ・メジャーが極超音速飛行用に開発した既存のエンジン「H11」を改良して設計された。ハドリー・シリーズは、ストラト・ローンチ(Stratolaunch)社の極超…
NSBT アナリスト 小松 和郎 中国が高出力マイクロ波(HPM:High Power Microwave)分野で技術的進展を遂げた。中国の研究者や国営メディアは、米スペースX社の低軌道(LEO)衛星網「スターリンク(Starlink)」への対抗手段になり得ると位置付けており、衛星や指揮通信網を無力化する指向性エネルギー兵器へのシフトが進む可能性がある。 香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、中国の研究チーム…
豪ハイパーソニックス・ローンチ・システムズ(Hypersonix Launch Systems)社は、自律型極超音速試験機「DART AE」の初飛行に向け、米バージニア州の宇宙基地で実施する打ち上げを2026年2月下旬に設定したと発表した。 地上施設では再現不可能なマッハ5を超える極限環境下で、推進システムや耐熱材料、制御性能の検証が目的だ。 同機の特徴は、3Dプリント技術を駆使して製造する「SPARTAN」スクラムジェットエンジンの採用だ。こ…
NSBT アナリスト 小松 和郎 米国防総省は毎年、「戦局を変える革新的技術」を打ち出してきた。ただし、その多くは従来装備の改良にとどまり、現場の運用を大きく変えるものは限られていた。 しかし2025年は状況が異なる。構想段階や資料上の技術ではなく、実運用を前提とした新技術が相次いで姿を現した。低コストでロケット弾を迎撃可能なレーザー兵器、冷蔵設備を必要としない輸血キット、帰還能力を持つカウンタードローンな…
NSBT アナリスト 小松 和郎 スウェーデンの防衛・航空宇宙大手サーブ(Saab)社は、航空機の製造分野で世界初となる試みを明らかにした。技術パートナーの米国ダイバージェント・テクノロジーズ(Divergent Technologies)社の3Dプリント技術で胴体の一部(全長約5m)を製造した実証機を披露した。2026年の試験飛行が計画されている。 この実証機は、単なる新技術の披露にとどまらない。航空機メーカーとして初めて、機体の構造…
ドイツ国防省は2月2日、連邦軍の新技術導入を担う「連邦軍イノベーションセンター」をドイツ南部エルディングに開設したと発表した。急速に進む技術革新が軍事力の優劣を左右するなか、企業や研究機関との協業の窓口を設け、装備品やシステムへの新技術の導入を早める考えだ。 開設式でボリス・ピストリウス(Boris Pistorius)国防相は「イノベーションこそが信頼できる抑止力の中核を成す」と強調。「大規模で時間を要する装備…
エルビット・システムズ・オブ・アメリカ(Elbit Systems of America)社は、同社の最新型暗視ゴーグルの「SBNVG(Squad Binocular Night Vision Goggle)」について、米海兵隊から約7440万ドル(約112億3440万円)の追加注文を受けた。時期は明言していない。 今回の受注は複数年度にわたり、個数の定めなく必要に応じ発注される総額約5億ドル(約755億円)相当の大規模契約に基づくものだ。 SBNVGは、最新技術を使った第3世代…
ヒューマノイドが示す未来人のように歩き、考え、働く。そんな夢を現実にしようとする挑戦が、今まさに加速している。その象徴が「ヒューマノイドロボット」だ。技術の進化を測るバロメーターとして、世界中のエンジニアたちがその完成形を追い求めている。 なかでも注目を集めているのが、米ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)社の「アトラス(Atlas)」とテスラ(Tesla)社の「オプティマス(Optimus)」で、この2体は…
米グーグル社は11月24日、北大西洋条約機構(NATO)傘下のNATO情報通信機関(NCIA:NATO Communications and Information Agency)と数千万ドル規模のクラウド契約を締結したと発表した。高度な安全性を備えたソブリンクラウド[1]を提供するもので、NATOのデジタル基盤強化やデータガバナンスの高度化、人工知能(AI)活用の促進を図る。 契約では、グーグル社のクラウド「Google Distributed Cloud(GDC)」が、NATOが2月に開設…
米陸軍は、拡張空間(AR: Augmented reality)、仮想空間(VR: Virtual reality)用ヘッドセットの開発資金を、アンドゥリル(Anduril Industries Inc.)社と、パランティア(Palantir Technologies Inc.)社の支援を受ける新興企業リベット(Rivet)社にそれぞれ提供した。AIの発達とともに拡張空間、仮想空間デザイン技術が発達し、競争は激しくなっている。 アンドゥリル、リベット両社は、それぞれ1億5900万ドル(約243億2700…