【企業情報】アンドゥリル、パルサー電子戦システムを短期間で納…
米国の防衛技術企業アンドゥリル(Anduril)社は6月25日、米政府に電子戦システム「パルサー(Pulsar)」を1週間未満で納入した実績に関して、電子戦技術の重要性と今日求められる防衛生産の在り方について言及した。 詳細は明らかにされていないが、アンドゥリルは、自社の在庫から直接、米政府の顧客2社に対してパルサーを納入したという。パルサーは、拠点の電子戦防御と航空機部隊支援に導入された。米政府の緊急の課題に取り…
米国の防衛技術企業アンドゥリル(Anduril)社は6月25日、米政府に電子戦システム「パルサー(Pulsar)」を1週間未満で納入した実績に関して、電子戦技術の重要性と今日求められる防衛生産の在り方について言及した。 詳細は明らかにされていないが、アンドゥリルは、自社の在庫から直接、米政府の顧客2社に対してパルサーを納入したという。パルサーは、拠点の電子戦防御と航空機部隊支援に導入された。米政府の緊急の課題に取り…
サフラン・エレクトロニクス&ディフェンス(Safran Electronics & Defense)社とヘメリア(Hemeria)社は6月17日、超高高度からレーダ-と通信を検知・識別・分析する電磁知能・電子戦技術の設計に焦点を当てた協定を締結した。 合意の中核は、ヘメリアが提供する成層圏気球に、サフラン・エレクトロニクス&ディフェンスの子会社Safran.AIが開発した人工知能(AI)モデルを統合したセンサーを搭載する計画だ。 成層圏にセンサ…
エビデン(Eviden)社は6月16日、同社事業部門のアバンティクス(Avantix)を通じてフランスのドローン企業ヘクサドローン(Hexadrone)社と提携し、小型ドローンに信号情報収集活動(シギント)機能を組み込むと発表した。 エビデンは、世界的なデジタル化(DX)技術の主導企業のアトス(Atos)グループの傘下で、サイバーセキュリティ製品や重要インフラ向けシステムなどを手掛ける。アバンティクスは、エビデンの電子戦事業部…
ドイツの防衛企業ヘンゾルト(HENSOLDT)社は6月16日、衛星測位信号の可搬型妨害装置「スカイバリア(SkyBarrier)」を発表した。これは電子戦装置で、敵の航法システムを妨害し、味方に優位をもたらす。 スカイバリアは、米国の衛星利用測位システム(GPS)やロシアのグロナス(GLONASS)、欧州のガリレオ(Galileo)、中国の北斗(BeiDou)などの、主要な全球測位衛星システム(GNSS)を同時に妨害できる。 現在、使用されてい…
デンマークの対ドローン企業マイディフェンス(MyDefence)社は6月15日、敵のドローンが使う通信や航法用電波を妨害する電子戦装置「ボクサー(Boxer)」を発表した。 多くのドローンには、さまざまな電波や通信回線が必要だ。ボクサーは、目に見えない戦場の電波領域を制圧するために開発されたという。 ボクサーは、9つの周波数帯の電波を同時妨害可能で、ドローンと操作員の通信を遮断する。また、ドローンが自律的に目的地へ…
サーブ(Saab)社は6月16日、同社が手掛けるレーダー「ジラフ(Giraffe)AMB」系の新型を発表した。 新型レーダー「ジラフ(Giraffe)AMB D」は、レーダーの電波を送受信する部分の設計とソフトウエア構造を刷新し、性能と柔軟性を向上させた。探知能力と目標追跡機能も強化され、優れた状況認識能力によって幅広い脅威に対処できるという。 サーブのカール=ヨハン・ベルグホルム(Carl-Johan Bergholm)監視事業部門責任者は「…
ドイツ連邦軍は6月19日、リトアニアでの軍事演習「フリーダム・シールド 2026」に同国の「CIR部隊」が参加したと発表した。 フリーダム・シールド演習には、8カ国から約3000人の将兵と、約800台の車両が参加し、北大西洋条約機構(NATO)の東部側面に対するロシアの脅威に備えて、演習を実施した。地上の戦闘部隊を支援するため、ドイツ軍のサイバー情報空間部隊とされるCIRも参加した。 CIR部隊は、サイバー空間、電子戦空間、…
航空・防衛大手エアバス(Airbus)社は6月11日、対ドローンシステム(C-UAS)や航空機搭載用の人工知能(AI)を手掛けるアルタ・アレス(Alta Ares)社と、協力に向けた覚書(MOU)を締結したと発表した。C-UAS技術の開発で協力する。 現代の戦争では、特攻型ドローンに対する防衛が非常に重要で、幅広い防空技術を組み合わせる必要がある。両社は優れた次世代の防空技術の開発を急ぐ。 エアバスのシステムやソフトウエアの統合…
無線通信技術と生体信号処理を専門とするビッティウム(Bittium)社と、重要インフラ向けの人工知能(AI)や適応型オペレーティングシステム(OS)を手がけるネスト(Nest)AI社は6月15日、戦術通信に適応型知能をもたらす提携を発表した。 ビッティウムの戦術システムのAI基盤にNestAIの「NestOS」を統合し、軍事作戦部隊は、過酷な条件下で確実に機能する知能的な音響感知機能と経路選択機能を追加する。 現代の軍事作戦は、戦…
オーストラリアのドローンシールド(DroneShield)社は6月15日、同社で初めて欧州で製造した製品を出荷したと発表した。同社は対無人航空機システム(C-UAS)製品を手掛ける。 発表はフランス・パリで6月15日から19日にかけて開催された防衛・安全保障展示会「ユーロサトリ 2026」で行われた。これは、同社の国際的な製造と供給網に関する戦略における重要な布石という。 欧州で製造された製品は、オーストラリア製と同等の性能…
オーストラリアの防衛企業EOS社は6月15日、人工知能(AI)を使った指揮統制システムを手掛けるMARSS社の防衛事業部門を買収したと発表した。EOS社は、防衛事業で対ドローンシステム(C-UAS)を手掛ける。 2社はこれまでも協力関係にあり、防衛用途のC-UASや他の警備関連事業で協力してきた。統合で、今後は1つの企業がC-UASの検知、識別、判断、攻撃という一連の過程に関わる技術を提供し、責任を負う。これにより、顧客にとり導…
米国のL3ハリス(L3Harris)社は6月10日、米陸軍から対無人システム(C-UxS)「バンパイア(VAMPIRE)」を納入する企業に選ばれたと発表した。ドローン対処を支えるためC-UxS能力を提供する。 契約額は最大で1億600万ドル(約171億4000万円)に上る。この米陸軍の発注は、米国の多層的なC-UxS戦略の一環だ。 バンパイアは、ドローンや遠隔操縦の航空機を見つけ出し、精密攻撃をする自己完結型防衛システムだ。米軍は同技術でウク…
オランダ国防省は6月11日、ドイツ・ベルリンで開催された国際航空宇宙展(ILA)で、オランダの国防担当国務長官とドイツの防衛企業ヘンゾルト(HENSOLDT)社が、軍の電子戦(EOV:Elektronische Oorlogvoering、英語:Electronic Warfare)能力を近代化する新たなシステムの導入プロジェクトを開始したと発表した。このシステムは、敵の無線通信を妨害、無力化、または誤誘導することが可能になる。 システムは、EOV能力を近代化…
米国戦争省(DoW)傘下の国防高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)は、レーダーや無線通信機に使用されるRF(無線周波数)電力増幅器の発熱の課題を克服するための計画「THREADS」を進めている。 RF電力増幅器は長距離間で信号を送るのに不可欠だが、発熱が大きいと出力を上げられず、性能や信頼性が制限される。THREADSは、新材料やデバイス構造、熱管理技術の組み合わせで、RF電子機器からより…
対ドローン技術(C-UAS)を手掛けるデンマーク企業マイディフェンス(MyDefence)社は6月1日、ポーランドの首都ワルシャワに恒久的な拠点を設置したと発表した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国の中でも特に防衛力整備を急ぐ同国を支援する。 ポーランドは2025年予算で、防衛費をGDP比4.7%まで引き上げる計画を示した。これはNATO加盟国の中で最も高い水準だ。隣国ウクライナでの戦争の激化と、ロシアのドローンによる侵入などに…
トルコの防衛企業アセルサン(ASELSAN)社は6月6日、複数の対ドローン(C-UAS)システムを組み合わせて実演したと発表した。アンカラで実施され、世界20カ国からの代表団が見学した。 実演では、小型無人航空機(UAV)を検知・無力化する「イフタル(İHTAR)」、レーザー兵器「ギョクベルク(GÖKBERK)」、高出力マイクロ波でUAVを無力化する「エジェルハ(EJDERHA)」などが連携した。 トルコはさまざまな防空システムを組み…
オンダス(Ondas Inc.)社傘下で無線サイバー(CoRF:Cyber over RF)での対ドローン(C-UAS)技術を専門とするSentrycs社は5月14日、米国のフロリダで開催されたSOF Weekで、新型のシステム「Sentrycs Scout」を公開する予定だと発表した。 Sentrycs社の実績あるCoRF技術は、無許可のドローンを受動的に検知・追跡・識別し、制御された無力化能力をもたらす。このシステムで公認の運用員は必要に応じて指定された領域でドロ…
チェコ国防省は、5月中旬に実施した1000人以上の兵士を動員した大規模演習「ゴーストハンターズ2026」で、情報収集や偵察、電磁戦の各部隊が指揮官の意思決定に必要な情報を確保する能力を検証したと発表した。 演習は第53偵察・電子戦連隊が主催し、チェコ・リババとボレティツェの軍事演習場を中心に国内各地で実施された。分散型の指揮所、抗たん性の高い通信、迅速な情報伝達が、今回の訓練全体の重要な要素という。 実際の…
米防衛企業のHidden Level社は、フロリダ州タンパで開催されたSOF Week2026で、ドローンなどが発する電波を静かにキャッチするパッシブレーダーと、対無人航空機システム(UAS)の検知能力を展示した。 展示では、Hidden社の敵に見つかりにくく統合性の高い技術が、紛争環境で活動する特殊作戦部隊の状況認識、部隊保護、意思決定の優位性をどう高められるかを実証した。 Hidden社の高性能監視システムは、パッシブレーダー、RF…
NSBT アナリスト 小松和郎 光ファイバーFPVが変える戦場米国の対ドローン技術企業エピラス社は、従来の電波妨害(ジャミング)を回避するよう設計された光ファイバー式の一人称視点(FPV)ドローンに対し、高出力マイクロ波兵器(レオニダス)の有効性を実証した。 今回の試験は、低コストかつ耐妨害性の高いドローンがウクライナ戦場で広く使用されるなか、既存の基地防衛や部隊防護の前提が揺らぎつつあるとの、米国と同盟国…