【政府情報】ウクライナ、無人システムと電子戦装備の調達を簡素…
ウクライナ国防省は10月22日、無人システムや電子戦(EW)装備およびその部品の調達手続きを簡素化する方針を政府が閣議決定したと発表した。これにより、軍部隊は完成品に加え、電動機や蓄電池などの部品を直接購入できるようになる。 従来、供給業者は無人システムや電子戦装備の部品・構成品ごとに書類一式を準備する必要があり、煩雑な手続きが調達の遅れを招いていた。今回の改正により、こうした負担が軽減され、装備の補給…
ウクライナ国防省は10月22日、無人システムや電子戦(EW)装備およびその部品の調達手続きを簡素化する方針を政府が閣議決定したと発表した。これにより、軍部隊は完成品に加え、電動機や蓄電池などの部品を直接購入できるようになる。 従来、供給業者は無人システムや電子戦装備の部品・構成品ごとに書類一式を準備する必要があり、煩雑な手続きが調達の遅れを招いていた。今回の改正により、こうした負担が軽減され、装備の補給…
RTX社傘下のレイセオンUK社は9月15日、BAEシステムズ社からCV90歩兵戦闘車に搭載する対ジャミング用アンテナ「ランドシールド・プラス」を受注したと発表した。 ランドシールド・プラスは、アンテナと対ジャミング装置を組み合わせた製品である。これはGPSを妨げる信号とその発信位置を特定し、GPSが利用できない環境下でもリアルタイムの状況認識を可能にする。コンパクトで軽量な設計と低消費電力が特徴で、陸・海・空で幅広く…
ポーランド政府は、同国のF-16「バイパー(Viper)」の近代化プログラムにおいて、L3ハリス・テクノロジーズ(L3Harris Technologies)社の電子戦システム「AN/ALQ-254バイパー・シールド(Viper Shield)」の採用を決定した。バイパー・シールドは米国政府を通じて調達され、これによりポーランドのF-16は、最新のF-16ブロック70型と同水準の高度な電子戦能力を獲得する見通しだ。 バイパー・シールドは、F-16の周囲に仮想的な電…
米防衛大手L3ハリス・テクノロジーズ(L3Harris Technologies)社は8月28日、同社の電子戦システム「AN/ALQ-254 ヴァイパー・シールド(Viper Shield)」が、ポーランドの多用途戦闘機の改修計画に採用されたと発表した。この計画は、「F-16ブロック52+」を「F-16V(Viper)」仕様へと近代化するものである。調達は米政府を通じて行われ、F-16ブロック52+の攻撃・防御能力を強化する。 ヴァイパー・シールドは、最新型「F-16ブロ…
ロシアによるウクライナ侵略では、宇露両国が多種多様なドローンを様々な用途で活用しており、その対抗手段もまた日進月歩で変化している。ウクライナ防衛産業協会(NAUDI:The National Association of Ukrainian Defense Industries)[1]に加盟する対ドローン電子戦装備品開発・製造企業Kvertus社[2]は、2025年1月27日、自社のドローン探知・制圧用電子戦機材を用いて約1,300kmにわたる前線全域をカバーする「アトラス」計画を発…
国家安全保障や防衛関連の技術・ITサービスを手がける米CACIインターナショナル(CACI International)社は3月31日、米陸軍士官学校(USMA:United States Military Academy)と、今後5年間にわたり電子戦(EW:Electronic Warfare)技術の共同研究開発契約(CRADA:Cooperative Research and Development Agreement)を締結したと発表した。本契約は、将来の米陸軍の作戦支援を目的としている。 CRADA契約とは、米国の政府機関と…
ドイツのディール・ディフェンス(Diehl Defence)社は2月24日から26日にニュルンベルクで開催された防衛展示会「Enforce Tac 2025」において25日、ドローン防衛システム「Sky Sphere」を構成する対無人航空機(UAV)迎撃ミサイルである「CICADA」を発表した。 CICADAは電気モーターで駆動し、推進力は機種に取り付けられたプロペラから取得可能だ。揚力はX字型に配置された4枚のデルタ翼によってもたらされ、垂直離陸する。迎撃…
カナダの防衛システムメーカー、アレン・バンガード(Allen-Vanguard)社は、2月17日から21日にアブダビで開催された国際防衛展示会「IDEX 2025」において、次世代の無線周波数(RF:Radio Frequency)、電磁サイバー活動(CEMA:Cyber Electromagnetic Activities)[1]、対ドローン、無線式対即席爆弾用の次世代コア技術を発表した。 現代の戦場における脅威が進化する中で、同社は中東の安全保障上で特に重要な能力となるCEMAを…
ドイツの防衛電子機器メーカー、ヘンゾルト(HENSOLDT)社は、2月17日から21日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催された国際防衛展示会「IDEX 2025」において、第6世代データリンクシステム「DL-6000」を発表した。高度なセキュリティと信頼性を備えたDL-6000は、複数のプラットフォーム間での長距離・見通し内通信を通じて、HDビデオおよびテレメトリー[1] データのシームレスな伝送を実現する。 DL-6000は、IP(Interne…
ドイツのヘンゾルト(HENSOLDT)社は、2月17日から21日にアブダビで開催された国際防衛展示会「IDEX 2025」において17日、RCIED(Radio Controlled Improvised Explosive Devices:無線制御即席爆発装置)[1] の携帯型妨害装置である「GMJ9500」を発表した。 GMJ9500は軍隊や治安部隊向けに開発され、パトロールを実施する歩兵部隊や地雷・IED(Improvised Explosive Device:即席爆発装置)の処理に従事する隊員の防護を主な対象…
ドローンや自律ロボットシステムなどを手掛けるアメリカのAuterion社は、地上からの通信に依存しない新たなドローンを開発した。電子戦における脆弱性というドローンの弱点を克服する製品となる見込みだ。 今年6月、Auterion社は同社製ドローンSkynode Sのアップグレードキットを発表した。同社によれば、この新たな機能によりドローンは外部との通信なしに自律飛行し、任務を実行することができるようになる。公式の発表では「こ…
ウクライナのデジタル庁は2024年6月、世界発となる国産の塹壕用電子戦(EW)装置「PARASOL」の開発に成功したと発表した。 PARASOLには2つの機種がある。1つ目は陣地防御用の「PARASOL 01」で、200メートルの距離で敵のドローンを抑制する。2つ目は車載式で、PARASOL 01と同様に200メートルの距離でドローン妨害をする車両防御用の「PARASOL 02」だ。 これらのEW装置は、ウクライナの「MixSteel」社が開発した。両装置は操作が…
ウクライナとロシアの戦いは、電子戦攻撃活動が盛んである。両国ともに最新技術を駆使し、一進一退の攻防を繰り広げている。 2022年2月のロシアによる侵略開始とほぼ同時に、ロシア軍は無線の探知および妨害を行い、両国間の電子戦も開始された。ハドソン研究所(Hudson Institute)のブライアン・クラーク(Bryan Clark)氏によると、ロシア軍は開戦直後にウクライナ軍の無線探知および妨害を行ったが、ロシア軍の攻撃はNATO諸…
英国を拠点とする防衛機器に関するテクノロジーソリューション企業「ケムリング(Chemring)」社[※]が、2024年4月30日までの6か月間の中間決算を発表したところ、過去最高の受注残を記録し、長期見通しは良好であるとのことであった。 受注高は3億4,500万ポンド(約687億円)、受注残は10億4,100万ポンド(約2,072億円)と、ケムリング史上最高を記録し、中期的な収益カバー率を大幅に向上したという。 ケムリング・グループ…
米国国防高等研究計画局(DARPA)は、市販のドローンが電子戦環境で使用できるようになるプラグイン式自律航法の開発を、企画から装備化まで70日間で完成させた。 DARPAのRapid Experimental Missionized Autonomy(REMA)プログラムの主任であるラエル・ラッド氏は、REMAが行なった即席開発(防衛装備庁のラピッドイノベーションに類似)について説明した。専門家によると、REMAの開発スピードと成功は、Googleやアマゾンなど…
高成長テクノロジー企業である米Epirus社は、4月4日、米海軍が中心になって進めている先端海軍技術演習沿岸トライデント・プログラム「ANTX-Coastal Trident 2024」(ANTX-CT24)において、同社がもつロングパルスの高出力マイクロ波(HPM:High Power Microwave)能力を調査するための実地実験が行われることを発表した。同実験では、船外機を動力源とする小型船舶を一時的に無効化するHPM技術が用いられる。 高出力マイクロ波…
英BAEシステムズは、米空軍の電子戦機「EA-37B Compass Call」の7-10号機に対して先進的な電子戦(EW)ミッションシステムを提供するとのこと。「Baseline 4」とされる次世代のこのミッションシステムは、敵の通信、航行、防空に対する電磁スペクトルの利用を妨害し、抑制するための強力で長距離の電磁攻撃能力を提供する。 同社のデュアン・ボーリュー氏は次のように述べている: 「EA-37Bは、その独特で精緻なEW能力により、米…
レーザー兵器等の 「指向性エネルギー」技術は何十年もの間、米国防総省を魅了してきた。特に米海軍の研究開発計画には、艦船から水兵がレーザー兵器により敵のドローンを打ち落としたり、小型ボートを破壊したりするプロジェクトがある。 2022年2月には米海軍が飛行中の亜音速巡航ミサイルに相当する標的を倒すために、全電動式の高エネルギーレーザー兵器であるレイヤード・レーザー・ディフェンス(LLD)を使用し、実験に成功…
2022年2月に始まったウクライナ侵攻から23ヶ月が経ち、ロシア・ウクライナ双方の電磁波の領域での戦いが注目されつつある。2023年11月上旬にはインターネット上にウクライナ軍のドローン(無人機)が集合住宅の屋根に設置されたアンテナ3本に狙いを定め、ドネツク近郊の東部前線におけるロシア軍の「ポール21(Pole 21)」電子戦システムを破壊する様子が公開された。 電子戦(Electronic Warfare)とは、主にジャマー(電子妨害…
ロシアとの戦いにおいてウクライナはドローンを積極的に活用している。ドローンに依存しているといえるほどだ。この事実はドローンの主要生産国である中国への依存が強まっていることも浮き彫りにしている。 2022年初旬にウクライナ侵略が勃発した時点で、ロシア軍と政府の専門家は数で勝るロシア軍に対してウクライナは防戦一方になるものと予想していたという。今では誤った見解だったと、世界中が確信している。この誤算は、専…