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【政府情報】スウェーデン、ウクライナにグリペン戦闘機を最大15…

スウェーデン政府は10月22日、ウクライナ政府と防空分野での協力を深める一環として、防衛大手サーブ(SAAB)社の最新鋭戦闘機「グリペンE(Gripen E)」の大規模調達を視野に入れた意向表明書に署名したと発表した。 署名はスウェーデン南部リンシェーピング(Linköping)にある同社の工場で行われ、ウルフ・クリステルソン首相とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が出席した。両首脳が署名した意向表明書は、ウ…

2025/11/10 NSBT Japan 編集部
航空機 欧州 政府情報

【政府情報】ウクライナ、無人システムと電子戦装備の調達を簡素…

ウクライナ国防省は10月22日、無人システムや電子戦(EW)装備およびその部品の調達手続きを簡素化する方針を政府が閣議決定したと発表した。これにより、軍部隊は完成品に加え、電動機や蓄電池などの部品を直接購入できるようになる。 従来、供給業者は無人システムや電子戦装備の部品・構成品ごとに書類一式を準備する必要があり、煩雑な手続きが調達の遅れを招いていた。今回の改正により、こうした負担が軽減され、装備の補給…

2025/11/07 NSBT Japan 編集部
電子戦 欧州 政府情報

【政府情報】ウクライナの防衛技術が世界の防衛産業を変革

10月16日にウクライナのキーウで開かれた「キーウ国際経済フォーラム(KIEF:Kyiv International Economic Forum)2025」で、ウクライナ国防省のアンナ・グボズディアル(Anna Gvozdiar)副国防相は、同国の防衛技術が安全保障、経済、外交の三分野で世界の防衛産業基盤を再編しつつあると述べた。 討議「ディフェンステック:新たな軍拡競争」に登壇したグボズディアル氏は、戦時下で培った革新力がウクライナを「支援を受ける国…

2025/11/07 NSBT Japan 編集部
ドローン 電子戦 欧州 政府情報

【企業情報】シールドAI社、AI操縦のVTOL戦闘機「X-BAT」を発表

米国の防衛技術企業シールドAI(Shield AI)社は10月22日、世界初の人工知能(AI)操縦による垂直離着陸(VTOL)戦闘機「X-BAT」を発表した。X-BATは通信が制限された環境でも自律飛行できる技術を搭載し、遠征や海上での作戦を想定した次世代の無人戦闘機としての展開を目指すという。 同社の共同創業者で社長のブランドン・ツェン(Brandon Tseng)氏は「AIによる自律性の価値を実証し、その応用範囲をあらゆる戦闘領域へと広げ…

2025/11/07 NSBT Japan 編集部
航空機 AI 北米 企業情報

DSEI UK 2025 レポート(4):防衛分野におけるデジタルアプロー…

NSBT Japanアナリストジョン・ジェイコブス, Ph.D 世界最大級の防衛展示会である「DSEI UK 2025」では、防衛とデジタル変革の融合が主要テーマとなった。具体的には、クラウド、IoT、AI、データ分析および関連サービスにおける最新の技術革新を、いかに事業の中核機能へ統合するかに焦点が当てられた。 関連する重点分野として、防衛システムの設計・開発においてコンピューターモデルを活用する「デジタルエンジニアリング」が…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
航空機 AI 東アジア 欧州 イベント

【企業情報】サーブ社、将来の戦闘機の研究・開発の継続

サーブ社は10月14日、スウェーデン国防装備庁(FMV)から将来の戦闘機システムに関する研究・開発を継続する事業を受注したと発表した。受注額は約26億スウェーデン・クローナ(約422億円)に上り、契約期間は2025年から2027年までである。 この契約でサーブ社は、システム・オブ・システムズ[1]としての有人・無人航空機の概念研究[2]、技術開発、技術実証機の開発を行う。同社は、FMV、スウェーデン軍、スウェーデン国防研究所…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
欧州 企業情報

ベネズエラ、ロシア向け小銃弾製造工場を建設

ベネズエラは2025年7月、小銃弾を生産する工場建設の第一段階を終了し、正式に建設開始を記念する式典を開催した。この工場建設はロシアへの銃弾供給を目的として進められており、ロシアのひっ迫する弾丸供給を支えることが主な目的である。 同工場で生産される弾丸はカラシニコフ小銃などに用いられる7.62㎜弾であり、タス通信によれば、年間7000万発の生産能力となる見込みである[1]。現在戦闘状態にあるロシアでは、小銃弾を含…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
小火器 中南米 ロシア

【企業情報】アルテック社、ドイツ・オランダ両軍向けジャッカル…

欧州防衛装備協力機構(OCCAR:Organisation Conjointe de Coopération en Matière d’Armement)が、アルテック(Artec)社に222両のジャッカル(Schakal)歩兵戦闘車を発注した。OCCARは、加盟国間の防衛装備品の開発・調達を共同管理する国際機関であり、アルテック社は、ラインメタル社とKNDS社ドイツ法人との共同出資会社だ。 ジャッカル歩兵戦闘車は、従来のボクサー(Boxer)装輪装甲車[1]の車台と、プーマ(Puma)歩兵…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
車両 欧州 企業情報

【動画】DSEI UK 2025 レポート:再定義される戦場と戦士①

NSBT Japanアナリスト 辻一平(元陸上自衛隊 特殊作戦群) イギリス・ロンドンにて2025年9月9日から4日間開催されたヨーロッパ最大級の防衛・安全保障国際展示会「DSEI UK 2025」を視察し、展示のブース・防衛装備品のトレンドについて戦術的・技術的視点で分析を行った動画レポート。 第1弾は、陸戦装備品を中心としたランドゾーン、イギリスパビリオン、国際パビリオン、そしてイギリス国防省のエリアを詳細に解説。辻一平の…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
欧州 イベント

【企業情報】シールドAI社とパリー・ラボ社、自律ソフトウェアと…

シールドAI(Shield AI)社とパリー・ラボ(Parry Labs)社が10月13日、提携に向けた覚書(MoU)を締結したと発表した。この提携の目的は、米軍と関係機関が、拡張可能で相互運用性がある自律システムの導入を促進することである。 この提携によって、シールドAI社の自律化ソフトウェアであるハイブマインド(Hivemind)と、パリー・ラボ社のソフトウェアであるストラティア(STRATIA)、試験を行う仮想環境、エッジ・コンピュー…

2025/11/06 NSBT Japan 編集部
北米 企業情報

【政府情報】EU、即応体制強化とウクライナ支援に15億ユーロ投入…

欧州理事会は10月16日、「欧州防衛産業計画(EDIP:European Defence Industry Programme)」に関し、欧州議会との間で暫定合意に達したと発表した。2025~2027年までの3年間で総額15億ユーロ(約2640億円)を投じ、防衛装備の共同調達や生産能力の拡充、2030年までの防衛即応性向上を目指す「防衛準備ロードマップ2030(Defence Readiness Roadmap 2030)」の実施を支える。 欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長…

2025/11/05 NSBT Japan 編集部
欧州 政府情報

タイ空軍、国産自爆型ドローンの標的攻撃試験に成功

2025年7月5日、タイ王国空軍(RTAF)は、自国で新たに開発した国産無人航空機(UAV)の飛行および標的攻撃試験に成功したと発表した。今回の試験は、タイ国内で設計・製造された無人攻撃システムの実戦配備に向けた重要な一歩と位置づけられている。 発表されたUAVは、ウクライナ戦争で前線部隊が使用するFPVドローンとは目的が異なる。FPVドローンが短距離の目標に対して迅速な攻撃を行うのに対し、本機は中距離圏内の重要目標へ…

2025/11/05 NSBT Japan 編集部
ドローン 東南アジア

【企業情報】Varjo社、空、海、陸での訓練に特化した複合ヘッド…

フィンランドに本社を置く、軍事利用における仮想現実(バーチャルリアリティー〈VR〉)および複合現実(ミックスリアリティー〈MR〉)ソリューションのテクノロジー企業であるバルヨ(Varjo)社は、空、海、陸での訓練用に複合現実機能を備えた最新型の「XR-4シリーズヘッドセット」をプレスリリースで発表した。 この製品には、SteamVRトラッキング[1]対応の新型フロントプレート付きで再設計されたヘッドバンド、コックピット…

2025/11/05 NSBT Japan 編集部
個人装備 欧州 企業情報 マーケット情報

【政府情報】NATO、抑止力強化で無人機対策とウクライナ支援に重…

北大西洋条約機構(NATO)は10月15日、ブリュッセルの本部で国防相会合を開き、抑止態勢の強化や対ドローン(無人機)対策の追加、防衛投資の拡大、ウクライナ支援の継続に向けた方針を打ち出した。無人機や戦闘機による空域侵犯が相次ぐ中、事態の早期収束と再発抑止の両面を念頭に意思統一を図った。会合では、NATOの東側における抑止・防衛態勢の強化を目的とした軍事活動「イースタン・セントリー(Eastern Sentry)」作戦を軸…

2025/11/05 NSBT Japan 編集部
欧州 政府情報

DIMEレポート~2025年10月~

2025年10月31日NSBT Japanエグゼクティブ・ストラテジスト 磯部晃一 10月の総括 文末の「10月の主要事象」を見ると、今月の後半はⓅ(Politics、政治事象)が多いことに気づく。本コーナーは「DIMEレポート」と題して、外交・情報・軍事・経済(DIME)を主に取り上げているが、今回は日本の政治について焦点を当ててみたい。 政治の流動化と思いきや、政権安定の兆し10月4日、自民党の総裁選が行われて、高市早苗総裁が誕生し…

2025/11/04 NSBT Japan 編集部
北米 中国 ロシア 欧州

【政府情報】フランス装備総局、宇宙協定を始動し官民連携を強化

フランス装備総局(DGA)は10月7日、フランス国防省と宇宙関連企業の協力に向けた「宇宙協定」を始動した。 宇宙協定は、2025年6月17日、パリ国際航空ショー(SIAE)において、当時のフランス国防大臣セバスチャン・ルコルニュ(Sébastien Lecornu)氏によって署名された。この協定は、企業が防衛産業または民生分野のどちらに特化していても、軍のニーズに対して適切に対応できるよう、フランス軍と宇宙関連企業の対話の場を設…

2025/11/04 NSBT Japan 編集部
宇宙 欧州 政府情報

【政府情報】英国、インドと戦略的パートナーシップ深化へ

英国はインドに対し、防空ミサイルと発射装置を供給する3億5000万ポンド(約665億円)相当の供給契約を締結した。インド陸軍向けに製造される軽量多目的ミサイル(LMM:Lightweight Multirole Missiles)はウクライナ向けと同様に北アイルランドで製造され、同地域の雇用創出に貢献する。 今回の契約は英国のキア・スターマー(Keir Starmer)首相のムンバイ訪問中に発表。スターマー首相は、これらの取引が英印間の戦略的パート…

2025/11/04 NSBT Japan 編集部
ミサイル 東南アジア 欧州 政府情報

【企業情報】ラインメタルとポーランドPGZが戦略的協定を締結

ラインメタル社とポーランド軍需グループ(PGZ:Polska Grupa Zbrojeniowa)が10月13日、ポーランド軍向け支援車両の戦略的協力に関する覚書(MoU)の締結を発表した。 ラインメタル社は、履帯式・装輪式装甲車などの分野における世界有数の供給企業であり、装甲車両の分野においては豊富な経験と専門性を有する。同社は既にポーランド現地法人であるラインメタル・ポルスカ(Rheinmetall Polska)社を通じて、同国において強い存…

2025/11/04 NSBT Japan 編集部
欧州 企業情報

【企業情報】ラインメタル社、イタリアで無人機・滞留型兵器の生…

ドイツの防衛大手ラインメタル(Rheinmetall)社は10月8日、滞留型兵器[1]を含むドローン(無人機)関連の生産能力をイタリア・サルデーニャ島で拡充したと発表した。同社のイタリア子会社RWMイタリア(RWM Italia)社がサルデーニャ州ムゼーイ(Musei)とドムズノーバス(Domusnovas)を拠点に、組み立て・試験・弾頭統合の新設備を整備し、既に本格稼働に入ったとしている。 ムゼーイの拠点では非活性部材と電子部品の組み立て…

2025/11/03 NSBT Japan 編集部
ドローン 欧州 企業情報

【政府情報】スウェーデン、無人機対策とグリペン改良に830億円…

スウェーデン政府は10月10日、無人機(ドローン)への対抗能力の強化と、戦闘機JAS39「グリペン(Gripen)」[1]の改良を目的に、52億4000万スウェーデンクローナ(約834億7000万円)を充てると発表した。防衛予算の一部を前倒しで配分し、装備の近代化と防空体制の即応性向上を急ぐ。 今回の投資のうち、約15億スウェーデンクローナ(約238億9500万円)は、グリペン戦闘機システムの改良に充てる。政府は新たな予備部品の調達や搭…

2025/11/03 NSBT Japan 編集部
航空機 ドローン 欧州 政府情報