2026/06/26
NSBT Japan 編集部
航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に改編し、防衛副大臣を2人に増員する規定を盛り込んだ改正防衛省設置法など関連法が6月26日、参院本会議で可決、成立した。航空宇宙自衛隊は今年度中に発足し、空将を指揮官とする宇宙領域の専門部隊「宇宙作戦集団」を新編成する。衛星を打ち上げ、宇宙の状況把握や監視能力の強化を進める。自衛隊の名称が変わるのは1954年の発足以降、初めて。
防衛副大臣は今夏にも増員する。有事や大規模災害に備え、危機管理面で負担軽減を図る。
現在は今年3月に新編した宇宙作戦団に670人ほどが所属し、宇宙の安全保障を担う。宇宙作戦集団の立ち上げで、880人規模に増員する。同盟国、同志国との政務レベルでの防衛交流を拡充する狙いもある。
関連法には、改正国家行政組織法、改正防衛省職員給与法、改正自衛隊法も含まれる。南西地域の防衛体制を強化するため、沖縄県那覇駐屯地を拠点とする陸上自衛隊第15旅団を師団に格上げする。また、定員割れが続く自衛官の確保に向けた処遇改善策として、退職後に支給する「若年定年退職者給付金」の水準を引き上げる。