電機・情報通信機器大手OKIグループ傘下で海洋音響関連事業を手がけるOKIコムエコーズは6月17日、防衛装備品の維持整備作業の効率化と強化を目指し、来年4月に神戸市に新拠点を開設すると発表した。投資額や人員規模は非公表。
近年日本の防衛関連分野で防衛予算の拡充や防衛力強化の取り組みが進み、防衛装備品の稼働率向上や維持整備が重要課題となっている。OKIは東京都港区と広島県呉市、長崎県佐世保市の拠点に加え、今年1月に神奈川県横須賀市に新拠点を開設するなど、防衛事業を拡大し、防衛装備品の維持整備作業(オーバーホール事業)体制を強化してきた。
OKIコムエコーズはこれまで、本社のある静岡県沼津市から測定機器と整備員を送り、維持整備作業を実施してきた。今回神戸市に開設予定の新拠点は、海上自衛隊向け潜水艦を建造・整備する造船所に近く、連携を強め、素早く柔軟な対応体制を構築し、防衛装備品の稼働率向上と長期的な安定運用を支援する。横須賀の新拠点と同じく、艦船搭載用システムの維持整備が主要な事業だ。
今回の横須賀と神戸での新拠点開設で、OKIは防衛・海洋関連分野の需要に対し、引き続き生産・供給体制を強化するとみられる。OKIは来年12月に沼津工場新棟の稼働を予定しており、約30億円を投資し、水中音響技術の軍民両用(デュアルユース)の取り組みを進めている。
【出典】
https://www.oki.com/global/ja/press/2026/z26017.html