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スカンクワークス、ステルスタンカー計画を発表
ロッキード・マーティン社の先進計画開発部、通称スカンクワークスが、ステルス性能を持つ空中給油機(以下、タンカー)の開発計画を発表した。米空軍は、F-35戦闘機やB-21戦略爆撃機などのステルス航空機に随伴し… -
米空軍、非GPS航法を開発中
米軍は将来の戦闘で、敵の電子戦(EW)や対衛星兵器によって、航法や照準にとっての重要ツールであるGPSを使えなくなる可能性がある。この問題に対応するため、米空軍は代替技術として地球磁場を用いた実験を行なっ… -
【企業情報(開発)】滬東中華造船、次世代強襲揚陸艦「076型(ユーラン級)」を建造
中国の造船最大手である中国船舶工業集団(CSSC)傘下にある滬東(ことう)中華造船が、中国人民解放軍海軍向けに076型(ユーラン級)強襲揚陸艦(LHD)[※1]の建造を上海の長興造船基地で進めていることがわかっ… -
中国、学生の軍事訓練拡大
中国政府は、大学、高校、及び中学校での軍事訓練を拡大するため、国防教育法の改正に着手したと発表した。この改正には、小学生への国防教育の改善も含まれるという。 中国の国営メディアによると、2024年度… -
「CCW2024」(ドバイ)出張レポート(全般概要)
2024年5月14日から16日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにおいて「CCW(Critical Communications World)2024」が開催された。この展示会は日本からはいずれの企業、組織も参加したことのないものである… -
米空軍、新型ICBMコスト大幅増
米空軍は、大陸間弾道ミサイル(Intercontinental ballistic missile, ICBM)の交換プログラムで大きな課題に直面している。既に運用開始から50年が経過したミニットマンⅢ(Minuteman Ⅲ)を退役させ、新型ミサイル… -
【企業情報(開発)】大連造船、055型(レンハイ級)駆逐艦の10番艦進水
中国国有造船最大手である中国船舶集団(CSSC)傘下の大連船舶重工(以下「大連造船」)は5月28日、中国人民解放軍海軍向け055型(レンハイ級)駆逐艦[※1]の10番艦の進水を完了し、新たに同型の建造を開始した。1… -
変わる装備品調達と企業(2):重視する7分野とは
前回は「『防衛力整備計画』の全容」ということで、「5年で43兆円」という防衛費のインパクトがいかに大きいものなのか、ということを概観した。では、具体的にどういった分野で新規契約の増加が見込まれるのであろ… -
【企業情報(契約)】英ロールス・ロイス製エンジンが日本のイージス・システム搭載艦に採用される
英ロールス・ロイスは去る5月30日、日本の護衛艦計画であるイージス・システム搭載艦(ASEV)[※1]の動力源として、同社が開発した船舶用ガスタービンエンジン「MT30」が採用されたと発表した。 世界初となるツ… -
2024年5月のDIMEレポート~その2:5月の主要事象~
【5月の主要事象】 ※末文の丸英字は、Ⓓ:外交、Ⓘ:情報、Ⓜ:軍事、Ⓔ:経済、Ⓣ:技術を意味する。 1日 ブリンケン米国務長官、ネタニヤフ首相らと会談。人道危機の緩和を重ねて求めるⒹ 1日 中国3隻目の空母「… -
2024年5月のDIMEレポート~その1:5月の総括~
5月の大型連休に岸田首相はフランス、ブラジル、パラグアイを訪問した。首相の弾丸訪問も5月末時点で振り返ると、ずいぶん以前のように感じてしまう。その後も注目すべき国際事象が相次いだ。 まず、日本の首相… -
ラインメタル社、ドイツ軍に聴覚保護機能付きインターホンを供給
ドイツ連邦軍(Bundeswehr)から重要な戦術コミュニケーションのプロジェクトを委託されているラインメタル社は、ドイツ連邦軍と包括的な契約を締結し、戦術コミュニケーションのサポートのために、聴覚保護機能を備… -
【企業情報(契約)】独ラインメタル社が数百万ユーロ相当の35㎜弾を受注
独ラインメタル(RHEINMETALL)社は5月28日、欧州各国から防空システム「スカイネックス」用の35㎜AHEAD弾[注]を総額数百万ユーロ(約数億円)分、受注したと発表した。これによって、ラインメタルは10万発に及ぶ… -
企業展示会 見聞録 ~NecTech Week 2024春~
1 開催概要 (1)展示会概要 ・開催日:2024年5月22日 ~ 24日(訪問日は23日) ・会場:東京ビッグサイト ・出展品目:AI、ブロックチェーン、量子コンピュータの最新技術を活用した製品等。ソフトウェア、… -
【政府情報(ウクライナ支援)】スウェーデン政府がウクライナに早期警戒機の供与を発表
5月29日、スウェーデン政府はウクライナに対する16回目の軍事支援パッケージを発表した。その中にはサーブ(Saab)製の早期警戒機「ASC 890」2機が含まれており、ウクライナの防空能力が飛躍的に向上すると期待され…