NSBT アナリスト辻 一平 なぜ山火事を安保の視点で論じるのか?2025年から2026年にかけて日本各地で相次いだ山林火災は、単なる「季節性の自然災害」として片付けるには、あまりにも多くの構造的問題を露呈させた。 山梨県上野原市、岩手県大船渡市をはじめ、その後も続く各事例では、延焼の速さ、消火の長期化、夜間対応の不在といった共通の特徴が見られる。これらは偶発的な不運ではない。むしろ、日本の危機管理体制が長年抱えてきた以下の課題が複合的に露出した結果である。 • 災害を「想定外」として扱う思考• リスク回避を最優先する制度設計• 夜間を事実上の「非活動時間」とみなす文化 本稿では、海外の山林火災でヘリコプター…
日本の山林火災対応と夜間航空消火が突きつける国家的課題
【出典】オーストラリアでの大規模森林火災で実際の消火活動にあたったヘリパイロット提供
2026/01/28 NSBT Japan 編集部
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