欧州で始まった「無人機×産業」の再設計 ~ウクライナ×ポーラ…
NSBTアナリスト辻 一平 辻行燈| SENTINEL NOTES 無人機は「装備」ではなく「国家能力」であるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とポーランドのドナルド・トゥスク首相は2026年2月、無人機(UAS)の共同生産に関する意向書に署名した。ゼレンスキー大統領はこれを「欧州の防衛に不可欠」と位置づけたが、この言葉は単なる外交辞令ではない。 本件が示すのは、無人機をどの性能で、どの国から、いくらで買うか。と…
NSBTアナリスト辻 一平 辻行燈| SENTINEL NOTES 無人機は「装備」ではなく「国家能力」であるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とポーランドのドナルド・トゥスク首相は2026年2月、無人機(UAS)の共同生産に関する意向書に署名した。ゼレンスキー大統領はこれを「欧州の防衛に不可欠」と位置づけたが、この言葉は単なる外交辞令ではない。 本件が示すのは、無人機をどの性能で、どの国から、いくらで買うか。と…
NSBT アナリスト辻 一平 政府が設立に向けて準備を進めている「国家情報会議」創設法案の概要が報じられた。注目すべきは、その事務局となる国家情報局に、外国勢力によるスパイ活動を防ぐ「CI:カウンターインテリジェンス(防諜)」の総合調整機能を持たせる点である。専門的で難しい話に聞こえるかもしれないが、本質はシンプルだ。 「日本は、自国の情報と技術を、これまで以上に守ろうとしている」という国家の意思表示で…
NSBTアナリスト 辻 一平 辻行燈| SENTINEL NOTES 2人目は高リスクの任務で回収イラン上空で撃墜された米空軍F15Eは、単なる「撃墜」と「救出」のニュースでは終わらなかった。公開情報で確認できたのは、搭乗員2人が最終的にともに救出されたこと、そして米中央軍(CENTCOM)が4月5日、両搭乗員は4月4日に別々の捜索救難任務で安全に回収されたと発表していることだ。ロイター通信とAP通信も、1人目が先に救助され、その後、2…
NSBT アナリスト 辻 一平 辻行燈|センチネルノーツ 連載開始にあたり防衛とビジネスは、長いあいだ別の世界の言葉で語られてきた。 防衛は「国家」「安全」「脅威」の言葉で語られ、ビジネスは「市場」「効率」「利益」の言葉で語られる。両者は確かに役割も論理も異なる。しかし、現実の世界ではこの二つは、すでに同じ交差点に立っている。 ウクライナ戦争が示したのは、戦場の変化だけではない。それは同時に、産業構造の…