NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. ロシア・ウクライナ紛争、今後の展開は

    ウクライナ時間の2022年2月24日午前5時直前、ロシア軍はウクライナへの侵攻を開始し、戦車が国境を越えてキーウを長距離攻撃した。あれから2年が経ったものの、紛争はほぼ膠着状態にある。双方とも敵に対して決定打を放っていない。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナが今年から開始した反転攻勢が期待した…
  2. 宇宙におけるロシアの脅威

    年明け早々、ロシアの対衛星兵器導入に関する情報が錯綜していた。米国当局が詳細を明らかにしていないため、多くの人々が最悪の事態を想定している。それは宇宙配備型核兵器、もしくは核を搭載した電子戦衛星なのか。世間の意見は二分されている。仮に宇宙配備型核兵器の場合、ロシアにとって新しい能力ではなく有用なも…
  3. ロシアは2026年までに勝利を目指す

    英国王立防衛安全保障研究所(以下、RUSI)が2024年2月に発表した報告書によれば、プーチン大統領は2022年2月に始まった「特別軍事作戦」に勝利できると考えており、現在もロシアは最終的にウクライナを支配下に置くことを目指している。 ウクライナの降伏条件は現在、ロシアの仲介者によって提案されているという。同…
  4. AUKUSの潜水艦計画は失敗か

    英国の潜水艦能力の低下が止まらない。英国海軍は資本不足により、不十分な施設と人員不足を課題に抱えている。そのため、攻撃型原子力潜水艦(SSN)を海洋に投入できず、海洋で核抑止力を維持するのに苦労している。さらに、さまざまな問題が重なることで、英国海軍の士気は低下。主要な上級幹部職の充足が困難になってい…
  5. 戦車の役割は終わったのか

    <ウクライナの教訓> 多くの軍事専門家は、軽歩兵部隊は小さな戦果を上げることは可能だが、火力と機動力に限界があり、迅速な戦場支配はできないと指摘している。そのため、戦車は今後も必要であると主張する。この主張は一般的には正しいであろう。その背景には、戦車が幾多の戦闘で活躍した実績があるからだ。戦車(…
  6. 【企業情報(契約)】米ベルが伊レオナルドと技術協力の覚書(MOU)を締結

    米ベル(Bell Textron Inc.)と伊レオナルド(Leonardo SpA)は、ティルトローター技術分野で協力する旨の覚書(MOU)を締結した。
  7. ユーロファイター、サウジ売却へ

    イギリスの航空宇宙企業BAEシステムズ(BAE Systems)は、同社が製造しているユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)第4世代ジェット戦闘機のサウジアラビアからの受注が前進していることを明かした。 ユーロファイターはイギリス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国が共同開発した戦闘機で、BAEシステ…
  8. T-14アルマータの開発は失敗だったのか

    T-14アルマータ(以下、T-14)は、ロシアの未来を担う主力戦車として期待されていた。当初、ロシア陸軍は2015年から2020年の間に2,300両のT-14を取得する予定だったが、現時点で装備化は全く進んでいない。 T-14は2015年のモスクワでの戦勝記念パレードで、何千人もの観衆の前で故障し、惨めなスタートを切っている。英…
  9. 印アザド社、ロールス・ロイス社のエンジン部品を製造

    インドのアザド・エンジニアリング(以下、アザド社)は、英国のロールス・ロイス社と7年間の契約を締結し、軍用航空機エンジンに不可欠な重要部品の生産と供給を正式に開始した。この契約により、アザド社は航空機エンジンの重要部品における世界的サプライヤーとして位置づけられることになった。 <ロールス・ロイス…
  10. ウクライナが勝利する望みは消えつつある

    ロシアが本格的な侵略を開始してから丸2年が経ったが、ウクライナは西側諸国のパートナーに対し、より多くの武器や援助を求めると同時に、政治的約束(NATO加盟)を懇願し続けている。 ウクライナへの軍事支援に関しては、国際的な厭戦気分の高まりもあり、各国が慎重な姿勢である。ゼレンスキー大統領は昨年末、西側の…
  11. 2023年、ロシア軍は1,500両の戦車を受領

    専門家の分析によると、ロシア軍は特別軍事作戦の開始以来、2,200~2,800両の戦車を失ったとされている。 この損失は、ウクライナ侵攻前にロシア軍が保有していた戦車の80%に相当する。同様に、戦車だけでなく、ウクライナでの戦闘中における装備品の損耗率は非常に高い。戦闘機やヘリコプターが15~20%、歩兵戦闘車 (BMP…
  12. 軍事用レーザー兵器、英国で初めて試射成功

    英国は経空脅威に対するレーザー兵器の高出力発射を初めて成功させた。今回使われたのはDragonFireレーザー指向性エネルギー兵器(LDEW)システムだ。英国国防省を代表して国防科学技術研究所(DSTL)が主導し、産業界のパートナーであるMBDA、レオナルド、QinetiQと協力している。 DragonFireは、長距離にわたって高出…
  13. 米国が苦悩する台湾とウクライナへの武器支援

    ウクライナ、台湾、イスラエルへの新たな軍事援助の承認に、米国の議員たちが前向きに取り組んでいると世間一般では思われている。一方、米国の産業基盤には兵器の需要を満たす能力が不足しているという声も少なくない。 ガザ戦争前から米国は、ウクライナ向けのプラットフォームと台湾向けのプラットフォームの間で兵…
  14. ロシア、ウクライナで北朝鮮のミサイルを使用

    2024年1月4日、ホワイトハウスは「年明け早々、北朝鮮から提供されたミサイルによりロシアがウクライナを二度にわたり攻撃した。これは、北朝鮮によるロシア支援がエスカレートした結果で、欧州と朝鮮半島の安全保障に深刻な影響を及ぼす」との声明を発表した。 国家安全保障会議のジョン・カービー報道官によると、首…
  15. ウクライナ向けの砲弾が減少、イスラエルへ供給

    イスラエルとハマスの戦闘が始まって以来、重要な155㎜砲弾のウクライナへの供給がストップし、ウクライナ政府は前線全体での弾薬不足を警告している。 米国のニュースサイト「AXIOS」によれば、もともとウクライナ向けに供給を予定していた米国製の155㎜砲弾が、現在イスラエル向けに輸送されている。これらの砲弾数は…
ページ先頭へ戻る
読み込み中です