NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. デジタル化先駆者の地位揺らぐ米国

    米国は長らくデジタル化をリードしてきた。2003年の国連によるデジタル政府ランキングで米国は1位に輝くほか、バラク・オバマ(Barack Obama)政権期においては政府内に国内のデジタル化を推進する最高技術責任者(chief technical officer)のポストを新たに創設するなど、デジタルインフラ整備のフロントランナーと見ら…
  2. オーストラリア、韓国製歩兵戦闘車を選定

    韓国のハンファグループは2023年7月27日、オーストラリア政府とAS-21「レッドバック」歩兵戦闘車(129両)を契約したと発表。契約額は約33億8,000万ドル(約5,470億円)になると見られている。    オーストラリア のパット・コンロイ国防産業相は、「この契約は現在運用しているM113歩兵戦闘車の換装で、オーストラリ…
  3. ハンガリー、ラインメタル社製ドローン契約へ

    2023年7月20日、ハンガリーはドイツのラインメタル社と徘徊型ドローン「Hero-120」の購入契約を締結した。Hero-120徘徊型ドローン40機、弾頭400発、訓練とサポートを含めた契約額は約1億4,000万ユーロ(約215億円)と見られている。    Hero-120は3.5kgの弾頭を搭載し、時速200km、最長1時間飛行可能な電動徘徊型ドロ…
  4. F-35、需要に追いつかぬ生産

    ロシアによるウクライナの軍事侵攻が2022年2月に開始されて以来、F-35の受注が増加している。優れたステルス性、高度なセンサー、兵器システムの強力な組み合わせにより、「第5世代戦闘機」であるF-35は米軍とその同盟諸国から大きな需要がある。その一方、製造元の米防衛大手ロッキード・マーティン社は高まる需要に応え…
  5. フランス戦車、能力不足と評価

    2023年1月、フランスのマクロン大統領はウクライナへ強力な105ミリ砲を装備したAMX-10 RC戦車の供与を約束した。それは現在、反攻作戦で使用されている。しかしウクライナ軍はAMX-10 RCの能力に懐疑的で、前線攻撃には不向きだと考えている。第37海軍歩兵旅団スパルタネッツ少佐は、ドネツクに配備されている同戦車につい…
  6. ロシア、新型ドローン開発

    ロシアによるウクライナ侵略が17カ月目に入っているが、最近ロシア軍は徘徊型ドローンによる攻撃を強化している。ウクライナ軍によると、この徘徊型ドローンは4枚翼2組を持つ灰色の筒で、「ランセット・ドローン」と呼ばれているようだ。親ロシア派のSNSチャンネルでは、このドローンで破壊された貴重な供与兵器レオパルド…
  7. BAEシステムズ、韓国と機雷処理契約締結

    2023年6月12日、英国のBAEシステムズは韓国航空宇宙産業(KAI)と韓国海軍に対し、無人機雷処理システム「アーチャーフィッシュ(Archerfish)」およびエンジニアリングの専門知識とサポートを提供する740万ポンド(13億3,200万円)の契約を締結したと発表。この契約に基づき、BAEシステムズは軽量のランチャーや、航空機…
  8. ロシア、ドローン生産能力強化へ

    ロシアはウクライナ侵略においてドローンの重要性を理解しており、その不足を生産・調達能力の強化によって解消しようとしている。  米国のシンクタンクである海軍分析センター(Center for Naval Analyses)によれば、ロシアはドローンを情報・監視・偵察(ISR)目的に加えて攻撃用途にも用いており、その重要性を認…
  9. モスクワへのドローン攻撃が多発

     2023年7月4日早朝、モスクワ郊外で5機のドローンを撃墜したとロシア当局が発表。モスクワの主要空港の1つである南部のヴンコヴォ空港は、安全対策のため午前5時から午前8時まで運航停止となった。 この攻撃による死傷者や被害はなかったが、少なくとも今年に入って3件目のドローン事件となる。ウクライナ軍の攻撃は徐…
  10. 懸念すべきロシアの核依存

    プーチンの私兵とも表現されるロシアの民間軍事会社ワグネルが、2023年6月24日に反乱を起こした。ロシア軍によるワグネル解体の動きに抗議するためであると言われている。この反乱で浮き彫りになったのが、プーチン政権の脆弱さだ。ウクライナ国防情報局の報道官であるアンドリュー・ユソフ氏は「ロシア国内の対立はプーチ…
  11. ロシアと戦うために編成されたフィンランド軍

    フィンランドは2023年4月4日、申請から約1年の歳月を経て31番目の加盟国としてNATOへ正式に加盟した。これは、2022年2月に発生したロシア軍によるウクライナ侵攻に触発されたものとされている。フィンランドの加盟により、NATOはロシアの侵略に対する防衛を主要な任務とする軍事力を新たに手にしたことになる。そして今後…
  12. ワグネル、反乱後もアフリカでの活動継続

    ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は2023年6月27日、「エフゲニー・プリゴジン氏が起こした反乱の後も、マリ共和国と中央アフリカ共和国において、民間軍事会社ワグネルによる軍事支援活動を継続する」とロシア国営テレビRTのインタビューで述べた。 プリゴジン氏は同月24日、プーチン政権に対し反乱を起こし、ロシア南部…
  13. ペトリオットを凌駕するロシアの対空システム「S-350 ヴィーチャシ」

    ロシア軍はウクライナ軍との戦いにおいて、対空システム「S-350 ヴィーチャシ」を導入している。ロシアの国内報道によると、実戦において初めてオペレーターの操作無しでウクライナ軍航空機を捜索、追尾、さらには撃墜まで行ったという。この対空システムは戦闘情報と空域情報の取得もシステムが自動的に行うため、兵士の…
  14. フランス海軍、海上でのHELMA-Pレーザーシステム試験に成功

    <HELMA-Pレーザーシステムの実証試験>  フランス海軍は2023年6月12日から14日の3日間にわたって、ホライズン級防空駆逐艦フォルバン(D620)に搭載されたHELMA-Pレーザーシステムの実証試験を実施し、成功したと発表した。この実証試験には、フランス国防調達庁(DGA)、フランス海軍とフランスのレーザー機器メーカー…
  15. 西側諸国による対ロシア経済制裁の影響は限定的か

    西側諸国の対ロシア経済制裁は強化されており、ロシア経済は厳しい状況に置かれつつある。一方、経済制裁の重要資源への措置の不十分さや企業の制裁回避により、ロシア経済に対して当初期待されていたほどの影響は出ていないと見られる。  西側諸国による経済制裁は強化されている。EUは2023年2月24日、3日間の交渉の…
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