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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. バイラクタルが活躍できない理由

    ロシアによるウクライナ侵略の初期には、トルコの無人攻撃機「バイラクタル(TB2)」はウクライナの救世主であり、現代のハイブリッド戦争において必要不可欠と賞賛されていた。連日にわたり、バイラクタルを使ったロシア軍への装甲車、哨戒艇等への攻撃がSNSで多数発信され、加熱した人気によりバイラクタルソングも登場…
  2. デンマーク、潜水艦の再導入検討

    デンマークは海洋能力を強化し、モスクワのバルト海遠征を抑止するため新型潜水艦の取得をする可能性がある。  デンマーク外交委員会のマイケル・アストラップ・イェンセン氏によると、デンマークは北大西洋条約機構(NATO)の防衛下にあって、自国で潜水艦を有する必要性が低いことから、2004年に潜水艦を売却した。…
  3. ドイツ、イスラエル製防空システムの調達を承認

    ドイツ議会の予算委員会は2023年5月14日、イスラエル製の防空システム「アロー3」の調達開始に向けて、5億6,000万ユーロ(約868億円)の前払い金の支出を承認した。この前払い金は、イスラエルでの製造・生産体制を整えるためのものであるという。 「アロー3」システムは、地球の大気圏上空でミサイルを撃ち落とすよ…
  4. ウクライナ軍、電子妨害で330機のドローンを損失

    電子戦能力はロシア軍の重要な戦力であり、ウクライナ軍が使用しているドローン、特にDJI製民生用ドローンに大きな損害を与えている。ウクライナ軍は、偵察や小型爆弾投下用としてよく使われる商用ドローンから、ロシアの装甲車を破壊できる数百万ドルのバイラクタルTB2まで、大小様々なドローンを使用している。 英国…
  5. 韓国とポーランド、防衛協力と防衛産業協力の拡大で合意

     2023年6月7日、韓国国防省は「韓国とポーランドの国防長官は防衛産業協力の進展に伴い、協力の範囲をさらに強化・拡大することで合意した」と発表。韓国のイ・ジョンソプ国防相とポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク副首相兼国防相は、ソウルから南に約300キロ離れた慶尚南道泗川市の泗川(サチョン)空軍基地で会談…
  6. 何故トルコはスウェーデンのNATO加盟を妨害するのか

    2022年5月、スウェーデンとフィンランドのNATOへの加盟申請について、多くのNATO加盟国は、ロシアのウクライナ侵略に立ち向かう決意を示す「歴史的決定」と称賛した。しかし、加盟国全てが賛同したわけではない。トルコはフィンランドの加盟を承認する一方で、スウェーデンに対してクルド労働者党(PKK:トルコからの独立…
  7. イスラエル「海上版アイアンドーム」を開発

    <イスラエル軍がC-ドームを開発>  イスラエル軍の発表によると、「C-ドーム」と呼ばれる防空システム「アイアンドーム」の海軍バージョンが開発され、将来戦闘も想定に入れた一連のシステム試験を終了した。開発企業であるラファエル社は「海外マーケットも視野に入れ、今後更に高性能化を進める」と発表。  C-ド…
  8. ベラルーシに核兵器は配備されるのか~国連軍縮研究所上席研究員へのインタビュー

    ロシアのプーチン大統領は2023年3月25日、今年の7月1日までにベラルーシ領内に戦術核兵器の保管庫が建設されると発表し、5月25日にはベラルーシのルカシェンコ大統領が、ベラルーシへの核兵器の移送が始まったと発言した。ベラルーシへのロシアの核兵器移送には、西側諸国はもちろん中国も懸念を表明しているが、果たして…
  9. ウクライナ、タウルス巡航ミサイルの供与を要請

    <ウクライナの反撃準備>  ウクライナ政府は、同盟国であるドイツに新たな武器、巡航ミサイル「タウルス」の供与を要請した。ドイツ国防省によるとウクライナ軍は開始が近いと言われる反攻作戦の地上戦力の準備が整い、航空作戦等、様々な作戦についても準備段階に入っているという。ウクライナ軍はタウルスを始め、同…
  10. 世界初!英・米・豪、AI搭載ドローンの試験を共同で実施

    英国は2023年5月26日、「英国軍が米国、オーストラリアと共同で、人工知能(AI)対応の複数ドローンによる初の軍事実験を実施した」と発表。この軍事実験は、英国防衛科学技術研究所(DSTL)が主催し、飛行中のAIモデルのライブ再トレーニングや、AUKUS(豪・英・米)諸国間でのAIモデルの交換など、世界初の試みが実現し…
  11. カナダの次期潜水艦に「日本、韓国、スペイン」が競合

    米国、英国、オーストラリアが新型潜水艦(原子力)の建造に乗り出す中、カナダは最大12隻の通常動力型潜水艦の購入を検討していると報じられている。提案されている新型潜水艦は、2030年代に退役する予定のビクトリア級を置き換えるものだ。カナダ国防省の潜水艦の換装計画は15年周期であり、海外からの購入計画は2023年…
  12. 欧米の兵器用部品を輸入し続けるロシアの実態

    2023年4月末、米国と欧州連合(EU)の貿易管理局は「数百万ドル相当の禁止技術が、経済制裁の隙をついてロシア領内に流入している」との報告を発表した。特に、アルメニア、カザフスタンなどを通じてロシアに販売されている半導体や電子部品の急増に注目している。ウクライナを攻撃している巡航ミサイルなどの部品に不可欠…
  13. ポーランド、韓国の新戦闘機KF-21共同開発を検討

    <ポーランド、KF-21の開発に参加か?>  ポーランドと韓国の防衛協力の深化に向け、ポーランド政府は韓国のポラメ(KF-21)戦闘機開発計画への参加を検討していることが明らかになった。韓国航空宇宙産業(KAI)が主導で開発するKF-21は、高度アビオニクスシステムを備えた4.5世代戦闘機として世界が注目している。 …
  14. ウクライナ軍、反攻作戦開始の予兆

    <ウクライナ軍司令官の情報操作>  ウクライナ軍司令官(ヴァレリー・ザルツィーニ大将)は、巧妙なプロパガンダによって、ウクライナ軍の反攻が間近に迫っているという憶測を拡大させている。   ザルツィーニ大将がSNSに発信した動画には、ウクライナ軍が訓練し明らかに戦闘準備をしている様子が写し出されている。…
  15. ウクライナ侵略で高まるロシアの核脅威

    ロシアの核の脅威増大に伴い、欧州における核抑止政策の重要性は高まっており、西側諸国のウクライナへの支援拡大を難しくする恐れがある。  NATO(北大西洋条約機構)は防衛態勢の整備にあたり、核抑止政策を今後も重視する姿勢を示している。現在、NATOは核抑止政策の概要を説明するウェブページを公開。本ページでN…
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