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  1. ゼレンスキー大統領の欧州と日本訪問で更に強まる欧州のウクライナ支援

    ウクライナのゼレンスキー大統領は、2023年5月13日から15日にかけて自国への支援強化を目的にフランス、ドイツ、イタリア、イギリスを訪問。各国の首脳らと会談を行い、新たな防衛支援を得ることとなった。 13日のイタリア訪問では、メローニ首相、マッタレラ大統領と会談し、ローマ教皇フランシスコとも面会した。メロ…
  2. ウクライナ、英国から高性能巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」を入手

    ウクライナへのステルス巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」の提供については昨年から議論が続いている。ストーム・シャドウがウクライナへの武器候補リストに初めて挙がったのは2022年11月である。その後、一旦提供の話は無くなり、数週間前に再浮上した。  2023年5月11日、英国のベン・ウォレス国防相は「ウクライナ…
  3. 最新のウクライナへの兵器支援とロシアの対抗能力

    <2023年のウクライナへの兵器支援状況>  ウクライナ軍が2023年もロシアとの戦いを継続するためには、戦闘機、長距離兵器、戦車の3つの兵器システムが重要であると考えられる。  ドイツはレオパルト戦車の製造国だ。他国が保有しているレオパルトが第3国(ウクライナ)へ装備移転をする場合、ドイツ政府の認証が必…
  4. ウクライナ、ロシアの最新鋭ミサイル「キンジャール」を初めて撃墜

    ウクライナ空軍は米国から供与されたパトリオット防空システム(パトリオット)が、2023年5月4日の夜キ―ウ上空で初めて、ロシアの装備する最も高度なミサイル「キンジャール」を迎撃することに成功したと発表した。この撃墜は三名の米国高官によっても確認されている。  キンジャールは、プーチン大統領が不死身と豪語…
  5. ワグネル、スーダンで準軍事組織を支援している可能性

    ワグネルはスーダンで軍と戦闘を行う準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と協力関係を築いてきており、今回のスーダンにおける紛争でもRSFを支援している疑いがある。ワグネルは金の採掘のため、スーダンに進出した。2017年にスーダン・ロシア間でロシア企業のMインベスト(M Invest)に金採掘を認める協定が結ばれたが、米…
  6. スーダンの金を狡猾に略奪したワグネル

    現在(2023年5月)スーダンの首都ハルツームは多くの施設が空爆で破壊され、民家は兵士が占拠している。そして多くの病院は医薬品を使い果たした。欧米から見れば、今回のスーダン内戦は遠く離れたアフリカの戦争であり、二人の高級将校による権力闘争の結末のように見える。  2021年のクーデター以降、スーダン政府は…
  7. 弱体化しつつあるロシアによるウクライナへのサイバー攻撃

    2023年に入り、ロシアからウクライナへのサイバー攻撃の頻度が低下している。世界的にサイバー攻撃への対応能力は向上しており、ロシアによる大規模なサイバー攻撃の実施は難しくなりつつある。  マイクロソフト社(米国)の傘下にあるセキュリティー企業マンディアント(Mandiant)によると、2022年1月から4月にかけ…
  8. 英空軍、ユーロファイターに電子戦機能を具備した超強力レーダーを搭載予定

    <実装段階にあるECRS Mk2>  英国空軍のユーロファイター(タイフーン)の次世代、超強力レーダー(ECRS Mk2)が実装段階となっている。2023年3月、イタリアのレオナルド社はBAEシステムズ社(英国)に、英ランカシャー州にあるBAE生産工場でECRS Mk2(試作)の引き渡しを行った。   この契約は2022年7月に取り交わ…
  9. スーダンの「金」をめぐるワグネルの真の実態

    <RSFを支援するワグネル>  複数の報道によると、ロシアの民間軍事会社(傭兵グループ)ワグネルはスーダンの民兵組織(RSF)に地対空ミサイルを提供し、スーダン政府軍との戦闘を支援しているようだ。ワグネルが提供した地対空ミサイルは、RSFのリーダーであるモハメド・ハムダン・ダガロ司令官(ダガロ司令官)の支配…
  10. ウクライナ侵略で苦戦のロシア、原因は軍の体制にある

    ウクライナ侵略においてロシアは予想外の苦戦を強いられているが、ロシア軍の体制の不備が一因である。ウクライナ軍は高い練度を有しているものの、ロシア軍との戦力差を埋めるには西側諸国の支援が必須であり、支援がなければ現在の戦況の維持は困難だ。  ウクライナ軍は2014年のクリミア半島併合を踏まえ軍の強化を…
  11. ウクライナ軍が構築している優れた戦時医療体制

    2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵略の戦闘で、命を落とした両国兵士の比較には様々な説がある。多くの戦況報道では、ウクライナ軍の損失はロシア軍の約3分の1であるというのが通説だ。そしてロシア兵士の損失が非常に高い原因も徐々に明らかになりつつある。ロシア軍の損失の大きさは各戦闘で敗れているため…
  12. 深刻化するウクライナ軍の弾薬不足に3Dプリンターで対応

    ウクライナ軍は弾薬不足(砲弾)に直面している。西側同盟国から調達できるまで砲弾の節約方法を模索しているところだ。  これまでの戦闘では効果的な砲撃が戦局に大きく影響することが明らかになっており、中でも砲撃戦では、弾薬保有量が勝敗を大きく左右している。しかし、現在ウクライナは弾薬保有量が少なくなっ…
  13. 「JDAM-ER」がウクライナに配備開始

    ウクライナ軍はすでに、米国が提供した「長距離誘導爆弾(JDAM-ER)」をロシア軍に対して使用している可能性がある。在欧・アフリカ米空軍司令官の最高司令官、ジェームズ・ヘッカー大将によるとJDAM-ERは3週間ほど前にウクライナに到着したという。  ヘッカー大将は先月(2023年3月)コロラド州で開催された航空宇宙…
  14. エジプトがロシアへのロケット供給を密かに計画:米国のリーク文書

    ワシントン・ポスト紙は「2023年2月にエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領が、ロシア向けに4万発のロケットを生産及び供給する計画を立案していた」と報じた。また、この計画は西側諸国とトラブルになることを避けるため、生産と供給については秘密にするよう当局に指示していたことも報じている。 ワ…
  15. ロシアの軍事衛星(100基以上)が有効活用されない理由

    <ロシアの情報伝達問題>  ロシア軍は現在進行中のウクライナの作戦において、軍事衛星(通信用)の性能低下により、精密ミサイル攻撃に問題を抱えていると報告されている。  ロシアは160基以上の衛星が地球を周回する広範なネットワークを保有しており、そのうち100基以上が軍用と考えられている。しかし、ウクラ…
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