NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米国家安全保障局、「AIセキュリティ・センター」設立へ

    米国家安全保障局(NSA)は、人工知能のセキュリティ関連の取り組みをすべて統合するために、同局のサイバーセキュリティ・コラボレーション・センター内に「AIセキュリティ・センター」を新設すると、NSA長官兼米サイバー軍司令官のポール・ナカソネ氏が発表した。 AIセキュリティ・センターは、AIセキュリティのベス…
  2. 米空軍研究所、原子力宇宙船開発へ

    米空軍研究所(AFRL)は2023年9月29日、核分裂を利用する宇宙船の開発に必要な技術を成熟させるための2段階プログラムの契約を締結した。契約したのはロッキード・マーチン社、ウェスチングハウス・ガバメント・サービス社、インテュイティブ・マシーンズ社の3社である。 この契約は、AFRLの軌道上原子力共同双発技術供…
  3. 米空軍、改良型U-2が初飛行

    ロッキード・マーティン社が2023年9月26日に発表したところによると、米空軍のU-2ドラゴン・レディが新しいアビオニクス・システムを搭載して飛行した。U-2は1950年代にロッキード・マーティン社で開発された高高度偵察機で、米空軍に導入されただけでなく、CIAや台湾空軍にも導入されている。 U-2は現在の戦場に対応す…
  4. 米海軍、経費節減のため戦闘艦を退役へ

    米海軍は経費削減を理由に、今後数年間で9隻の沿海域戦闘艦(Littoral combat ship, LCS)を退役させる予定である。過去に退役した戦闘艦は既に5隻に上り、中には就役から5年に満たないものもある。  沿海域戦闘艦は、冷戦終結以降の国際環境の変化を背景に登場した。冷戦の終結から10年ほどで、米海軍では50隻を超え…
  5. 米海軍、暫定予算で新型潜水艦を建造

    米国議会では、2023年10月1日から始まる新会計年度の予算が採決されるまでの当面の資金を工面する「つなぎ予算」が可決された。会計年度開始前日に土壇場で採決された法案には、海軍の新型潜水艦建造のための予算も含まれていた。  米海軍の計画は、新型弾頭ミサイル潜水艦であるコロンビア級原子力潜水艦を建造し、20…
  6. 韓国製無人機、米国の海外比較試験に選ばれる

    韓国のハンファ・エアロスペース社が自社開発した多目的無人機「Arion-SMET」が、ハワイ・オアフ島にある米海兵隊訓練センターにて、2023年12月上旬に性能試験を受けることになった。試験は3週間に及ぶ予定だ。ハンファ・エアロスペース社は9月14日、米国国防総省と海外比較試験(FCT)に関する契約を締結したと発表。韓国…
  7. 生成AIの軍事利用の可能性

    生成AIは今や人間と同等、あるいはそれ以上の思考・判断力を備えていると言われている。最適な旅行の計画立案、今日の夕食に何を食べるべきかといったことは、チャットボットが解決できるようになった。軍事領域においても、このAI技術の積極的活用へと向かう潮流があるが、軍事における生成AI活用の課題は何であろうか。 …
  8. MQ-9を小型ドローンの「搭載母機」に

    アメリカ空軍特殊作戦コマンドは、将来的にMQ-9リーパー(MQ-9 Reaper)無人攻撃機を小型の無人航空機システムの「搭載母機」として、小型ドローンの拠点とすることを計画している。現在はドローンの販売元と共同で、どのようにしてネットワークを構築するか、どれほどの広さのネットワークを構築できるかを検証していると…
  9. 宇宙ミサイル防衛シンポジウム「対小型無人航空機能力」

    1. はじめに 本報告は、米国の国家安全保障関連の会合として、2023年8月7日~10日にアラバマ州のハンツビル市で開催された「宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウム」における「対小型無人機能力(CUAS)の構築」に関する発表内容をまとめたものである。 2. 統合対小型無人航空機システム局 この発表は、統合対小型無人…
  10. 米軍「量子時計」を開発へ

    米軍は現在、誤差精度ナノ秒レベルの「量子時計」の開発に取り組んでいる。量子時計は、現在主に精密な計測に用いられている原子時計を超える誤差精度を有しており、この研究開発は軍のデジタル能力をさらに向上させようとする試みだ。    現在一般的に利用されている原子時計は、精密な時刻計算や時刻同期のために用…
  11. 米国、ウクライナへ劣化ウラン弾を供与

    米国は2023年9月6日、10億ドル(約1,470億円)に及ぶ追加軍事支援の一環として、ウクライナへ劣化ウラン弾を供給すると発表。この弾薬は米国製エイブラムス戦車から発射でき、第一弾が先日ウクライナへ到着したところだ。しかし、劣化ウラン弾の供与に関しては物議を醸している。 核燃料や兵器を製造する過程で、核分裂…
  12. 米産業政策の在り方について議論

    安全保障上の懸念に対処するため、産業政策の在り方が盛んに議論されている。「産業政策」とは、特定の産業、企業、経済活動に働きかけることで、政府が経済を主体的に形成する動きのことをいう。近年は経済安全保障の観点から軍事に関連する幅広い産業に政府が関与する動きが広がっており、同時に産業政策の望ましい在り…
  13. 米軍、B-21の新画像を公開

    米空軍は開発中のステルス爆撃機B-21レイダー(B-21 Raider)の画像を公開した。2022年12月以来長く姿を見せてこなかったが、今回開発が進んでいることが確認された。それとは別に、米空軍地球規模攻撃軍団(Air Force Global Strike Command)のトーマス・ビシュエール(Thomas Bussiere)大将は、B-21の地上でのエンジン…
  14. 宇宙ミサイル防衛シンポジウム及び抑止シンポジウムについて

    2023年8月7~10日、米国アラバマ州ハンツビル市にて国家安全保障関係の会合である「宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウム」が開催された。また8月16~17日にはネブラスカ州オマハにて、米戦略軍の「抑止シンポジウム」が開催された。今回NSBTから調査員が両会議に参加したので、その概要について述べていく。 1. 宇宙ミ…
  15. ランド研究所、米軍の衛星通信利用変更を提言

    米国のシンクタンクであるランド研究所は2023年9月6日に報告書を発表し、「米宇宙軍は衛星通信サービスの調達方法を変更する必要がある」との提言を行った。この報告書は計79ページに上り、米軍の衛星通信サービスの調達における課題と解決方法を分析している。同報告書によると、現在の調達方法は民間のイノベーションを…
ページ先頭へ戻る
読み込み中です