NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米空軍、レーザー兵器用保護メガネを開発

    空軍のパイロットにとって、レーザーの脅威はかなり大きい。民間人が市販のレーザーポインターを空に向けている場合も、敵がレーザー兵器を航空機のコックピットに照射する場合も、空軍のパイロットは目の損傷や致命的な事故に直面する可能性がある。どちらもリスクがある行為だ。とくにパイロットが着陸しようとするとき…
  2. 米陸軍が2024年に新型ライフル、機関銃、光学機器を配備へ

    米陸軍の最新ライフルと自動小銃は、すでにテストのために兵士の手に渡っており、2024年には最初の部隊に正式に配備される予定とのこと。 9月下旬にケンタッキー州フォート・キャンベルの第101空挺師団の小隊に、XM7、XM250として知られる次世代分隊火器プログラム(Next Generation Squad Weapon:NGSW)のライフルと…
  3. 史上初、宇宙-地上間のLink16の接続実験を実施

    米宇宙開発局(SDA)が低軌道(LEO)衛星と地上無線をLink16信号で接続することに成功した。 世界初となるこの実験は、陸・海・空・宇宙を横断するセンサーやシューターを国防総省の統合全領域指揮統制(JADC2)ネットワークにリンクさせるために、通信衛星を使用する実験であった。JADC2は、各軍が持っている独自のネ…
  4. 【企業情報(契約)】米テック企業MANIFESTが米空軍より人工知能に関する契約を獲得

    米テック企業MANIFEST社がタフツ大学と共同で、米空軍のイノベーション部門であるAFWERXからイノベーション契約を獲得した。同契約は、空軍の最も差し迫った課題の1つであるAI部品表(AI Bill Of Materials:AIBOMs)を管理するものである。 米空軍研究所(AFRL)とAFWERXは、中小企業技術革新研究(Small Business Inn…
  5. 砲弾がミサイルに、技術革新で近代化

    欧州最大の弾薬メーカーであるノルウェーのナーモ社(以下、Nammo社)は、現在ウクライナの戦場で使用されている従来型砲弾の性能を大幅に向上させる新砲弾の開発を進めている。これにより射程が延長される見込みだ。 最近では軍事企業の間で、数十年にわたり変わらなかった砲弾の射程、精度及び威力を向上させるための…
  6. 米国の「国家安全保障宇宙戦略」とその動向(11月) ~連邦議会と軍の間に生じている不協和音とは~

    これから毎月、アメリカ合衆国(以下米国)の「国家安全保障宇宙戦略(National Security Space Strategy: NSSS)」の動向について語っていく。宇宙は、米国の全省庁対応事項であり、様々な相関関係や相互関係が存在する。それらは政策によりコントロールされているが、技術の発展や宇宙能力の拡散、そして西側諸国に対す…
  7. 米国がTikTokを恐れる理由

    イスラエルとハマスの戦争が激化しているなか、TikTokというプラットホームによって反イスラエルのコンテンツが拡散されている。この件に関して、米国では「TikTokは合法か非合法か」という議論が再燃中だ。 昨春、米国の安全保障上においてTikTokには不利益をもたらすリスクがあるため、不測の事態に備えるべきとの声…
  8. 【企業情報(契約)】レイセオンがDARPAから無線給電に関し1,000万ドルの契約を獲得

    RTX傘下のレイセオン(Raytheon)は紛争地域に電力を供給するための空中無線給電中継システムを設計・開発するため、米国防高等研究計画局(DARPA)から1,000万ドル(約11億円)の契約を獲得した。
  9. 米海軍、潜水艦向け新技術の開発進行中

    米海軍は現在、次世代潜水艦の開発を進めている。最大の改善点は潜水艦連携戦術システム(Submarine Warfare Federated Tactical System, SWFTS)と呼ばれる戦術系統のシステムを共通のコンピューティングシステムに移行することだ。他にも新たな潜水艦の設計、新型の軽量魚雷の開発なども着々と進められている。 プロ…
  10. 米企業、ハイブリッドSTOL機の飛行成功

    米国の航空機メーカーElectra社は2023年11月11日、世界初のハイブリッド式短距離離着陸(STOL)機「EL-2ゴールドフィンチ(以下 EL-2)」の飛行試験に成功した。 飛行試験はバージニア州のマナサス・リージョナル空港(KHEF)で実施され、前半は電気式航空機で、後半はハイブリッド式のSTOL機としての機能が検証された…
  11. NATO、E-7A早期警戒管制機を購入

    NATOはボーイングのE-7Aウェッジテイル(E-7A Wedgetail)を、E-3Aセントリー(E-3A Sentry)に代わる早期警戒管制機(Airborne warning and control system, AWACS)として購入する見通しであることを表明した。NATOによると、遅くとも2031年までに運用準備を整える予定である。  早期警戒管制機とは高性能レーダーを…
  12. 米陸軍、高出力マイクロ波システム試作品を取得

    エピラス(Epirus)社 は2023年11月1日、群がる無人航空機システム (UAS) に対する効果的な短距離防空ソリューションとして、高出力マイクロ波(HPM)プロトタイプの政府による初期受け入れテストを完了したと発表。 米陸軍に納入されたプロトタイプシステムはドローンだけではなく、ロケット弾、大砲、迫撃砲、巡航…
  13. 米国のミサイル防衛をより強固にするために必要なことは

    米国は現在、地上配備型迎撃ミサイル(GBI)44基からなるミサイル防衛システムを構築している。しかし、これらのシステムでは国土を防衛する手段にはなるが、現在の弾道ミサイルの脅威に対抗するには不十分だ。 米国が弾道ミサイル攻撃を確実に抑止または撃退できるようにするためには、主要なGBIに加えて「アンダーレ…
  14. ドローン大国の中国を追いかける米国の現状

    ロシアとの戦いにおいてウクライナはドローンを積極的に活用している。ドローンに依存しているといえるほどだ。この事実はドローンの主要生産国である中国への依存が強まっていることも浮き彫りにしている。 2022年初旬にウクライナ侵略が勃発した時点で、ロシア軍と政府の専門家は数で勝るロシア軍に対してウクライナ…
  15. ウクライナ侵略、宇宙能力の重要性浮き彫りに

    ロシアによるウクライナ侵略開始以来、宇宙空間の重要性への認識が高まりつつある。ウクライナの戦場では、極めて大きな国力、軍事力の差にも関わらずウクライナ軍はロシア軍に対して互角に渡り合っている。ウクライナの抵抗を支えるのは弾薬、車両、防空システムといった西側からの支援であり、中でも偵察衛星、衛星通信…
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