NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 岸田総理による米議会演説に関するテキスト分析: 「総立ち拍手」の裏に隠された思惑とは

    岸田文雄首相は去る4月11日午前(日本時間12日未明)、米ワシントンの米議会上下両院合同会議で「未来に向けて〜我々のグローバルパートナーシップ〜(For the Future: Our Global Partnership)」と題して演説を行った 。
  2. シリーズ 新領域と技術 (1)技術の発展と領域の拡大

    1 はじめに 防衛省が「多次元統合防衛力」を構築するという方針を2018年の防衛大綱で打出してから6年が経過した。これを受けた中期防衛力整備計画では、大きな特徴として、「領域」という概念を打出し、宇宙・サイバー・電磁波領域を「新領域」としている。そして、この「新領域」を中心に重点整備する方向性が打出され…
  3. 2024年3月のDIMEレポート

    【3月の総括】 新年度、2024(令和6)年度がスタートしました。引き続きDIMEレポートをご高覧くだされば幸いです。それでは、3月を概観します。 3月初旬には、中国において、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催された。読者の中には、全人代そのものの開催について記憶から遠ざかってしまっている方もい…
  4. 2024年2月のDIMEレポート

    【2月の総括】 2月は、経済・金融面で紙面を賑わせることが多かった。日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を付け、4万円を目指す展開になっている(3月4日時点で初めて4万円台をつけた) 。反面、日本の名目GDPがドイツに抜かれ、世界4位に後退した。これは円安の側面が強いが、長期的に見ると日本の人口減少が重しとなり…
  5. 2024年1月のDIMEレポート

    1月の総括 2024年は、元日の能登半島地震と2日の羽田空港滑走路上での航空機衝突事故という前代未聞の幕明けとなった。今年1年、どうか穏やかな年であってほしいと切に願う次第だが、国内外ともに激動の時代が続く予感がする。 台湾総統選と日中経済関係 世界が注目していた台湾総統選は大きな混乱もなく整斉と行われ…
  6. 2023年12月のDIMEレポート

    12月の総括 新年あけましておめでとうございます。本年もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 昨年2023年、世界は二つの武力衝突をはじめ多くの事象を目撃してきた。 ウクライナでの戦争を概観すると、ロシア軍が東部ドネツク州の激戦地マリンカを制圧するなど、ウクライナ軍が守勢に立っている状況が鮮明になり…
  7. 2023年11月のDIMEレポート

    1日 「AI安全サミット」を英政府が開催。初日に日米英中など参加28カ国がAIの安全確保に向けた国際連携をうたった「ブレッチリー宣言」を発表。※1 1日 トヨタ自、24年3月期の連結純利益が前期比61%増の3兆9,500億円になる見込み。 2日 ロシア、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准撤回。 核実験禁止という規範にコミ…
  8. 2023年10月のDIMEレポート

    1日 23年度下半期がスタート、各種値上げ 4,500品目以上の食品、郵便料金・振込手数料・電気料金・ガス料金なども値上げ 3日 マッカーシー米下院議長の罷免決議を史上初めて可決 (賛成216票、反対210票、棄権7票) 4日 日米防衛相会談(ワシントン)    「トマホーク」取得時期を2025年度に1年前倒しすることで一…
  9. 2023年9月のDIMEレポート

    1日 関東大震災から100年 防災の日 2日頃 中国公表地図 東南アジアで反発、印も係争地巡り抗議。 (中国自然資源省が8月28日に公表した新たな地図が波紋。8月31日、中国外務省記者会見で「南シナ海問題に関する中国の立場は一貫し明確である。関係者が客観的で理性的に対応することを望む」と。これに関係国が反発) …
  10. ボストーチヌイ宇宙基地における露朝首脳会談から見えるもの

    ボストーチヌイ宇宙基地で、露朝首脳会談が4年半ぶりに行われた。金正恩朝鮮労働党総書記にとってもコロナ禍が収束してからの初めての外遊であり、ウラジオストクから1,500kmも離れたアムール州までの移動は、最高速度60kmの専用豪華列車と共に世界の注目を集めることになった。この首脳会談は2023年7月、ショイグ露国防…
  11. ヨーロッパとインド太平洋の安全保障

    2023年6月、ストルテンベルグNATO事務総長は、近年の中国とロシアの接近が両国の軍事活動を活発化させ、その存在感を高めていることへ強い警戒感を訴えた 。言うまでもなく、地域的同盟であるNATOが、他地域の紛争に直接介入することは考えられないが、武力による台湾侵攻が生起した際の世界的な影響に対する、ヨーロッパ…
  12. 2023年8月のDIMEレポート

    今後、当該月に生起した安全保障関連事象を「DIMEレポート」と題して紹介してまいります。DIMEとは国家戦略を策定する際に考慮される4つの要件、すなわち、外交(Diplomacy)、情報(Information)、軍事(Military)および経済(Economy)の頭文字をとったものです。DIMEに関連する事象を網羅的に取り上げることにより、…
  13. NSBT Japanエグゼクティブ・ストラテジスト就任のご挨拶

    このたび、NSBT Japanが目指す「安全保障・セキュリティビジネスで日本を、そして世界を繋ぐ」との趣旨に賛同し、NSBT Japanのエグゼクティブ・ストラテジストに就任した磯部晃一でございます。
  14. ビリニュスNATO首脳会合の成果 −光と影の同盟−

    2023年7月、ビリニュスで行われたNATO首脳会合では様々な成果が確認され、再び、軍事同盟として新たな一歩を踏み出すことになった。ここでは、今回のNATO首脳会合の成果を検証しつつ、各関係国等の視点から、今後の日本とNATOとの協力関係の方向性について考察することとしたい。 NATO NATOにとっては、今回の首脳会合…
  15. 何故、NATOは日本に連絡事務所を開設するのか

    2023年5月10日、外国メディアとのインタビューにおいて、林外務大臣は、日本にアジアで初めてのNATO連絡事務所(NATO Liaison Office: NLO)が開設されることを認めた 。その理由として、林大臣は、「ロシアによるウクライナ侵攻以来、世界がより不安定になっている」ことを挙げた。しかし、果たしてNATOも同様の考えに基…
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