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  1. 米国防総省、2023年中国軍事力報告書を発表

    米国防総省は昨年10月に中国軍事力報告書(China Military Report)と呼ばれる、核・通常戦力における過去一年間の中国人民解放軍(People’s Liberation Army: PLA)の軍事的な増強や近代化計画の進展について発表した。核戦力に関しては、中国が2030年までに1,000発以上の核弾頭を運用し、30年末までに保有核弾頭数がおよ…
  2. 中国、攻撃ヘリコプター海外デビュー

    2024年2月22日、中国航空工業集団(以下、AVIC)はシンガポールエアショーにおいてZ-10攻撃ヘリコプター(以下、Z-10)を初めて国外展示した。今回のエアショーではロシア防衛企業は参加しておらず、Z-10は唯一の旧東側諸国の装備であった。 Z-10は中国人民解放軍(PLA)の陸軍航空隊に配備されており、演習や訓練で頻…
  3. 中国、量子技術で行き詰りか

    中国は近年、量子技術の開発に力を注いでいる。米国との技術競争で優位に立っているという見方が優勢であるが、他方で行き詰りも見えつつある。 中国と米国は激しい量子技術競争を繰り広げており、中国が先行していると見る向きも多い。オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute, ASPI)の…
  4. 日米、無人機共同開発が順調に進展

    日本と米国が共同で開発している無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle)の進捗が順調だ。日本のロボット技術と米国のAI関連のノウハウが互いを補完することで、開発が加速している。無人機の詳細な仕様は明らかではないが、2030年代に完成予定の次期戦闘機と共同運用が想定されている。 日本と米国は昨年12月に、無人航…
  5. 中国に台湾侵略させる軍事力はない、米国専門家回答

    米国と台湾の専門家を対象とした調査で、中国が現在の軍事力で台湾を侵略できるかどうか議論になっている。 戦略国際問題研究所(CSIS:Center for Strategic and International Studies)が発表したこの調査は、米国の専門家52人から意見を集めたものである。その中には、米国政府での豊富な経験の持ち主、学者、議会…
  6. 中国、陸上と海上から様々な人工衛星を打上げ

    中国の自動車メーカーである吉利汽車の宇宙部門が11基の衛星を打ち上げた。これらの衛星は、計画中のモビリティコンステレーションの一部である。このコンステレーションは、自律走行、スマートコネクティビティなどのサービスを念頭に置いている。 中国Geespace社によると、第1段階として2025年までに72基の衛星を軌道…
  7. サウジアラビア、韓国製防空システムを導入

    2024年2月5日、韓国国防部は、2023年11月に締結された32億ドル(約4,800億円)の装備契約の一環として、サウジアラビアへの防空システムの輸出を発表した。この発表は、サウジアラビア国際防衛展示会の開催(2月4日〜8日)に合わせて行われたものである。 同国防部は「チョルメ2(天弓2)」として知られる10基の地対空…
  8. 北朝鮮、水中核攻撃ドローンを実験

    朝鮮中央通信(以下、KCNA)は2024年1月18日、米国、韓国、日本による合同軍事演習への対抗として、北朝鮮が水中核攻撃ドローンの実験を行ったと発表。この実験は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が数日前に「韓国との平和的統一を破棄し、韓国を最も敵対的な国と見なす」と宣言した直後に行われた。 韓国の軍事専門…
  9. 北朝鮮、固体燃料式の弾道ミサイル実験を実施

    北朝鮮は2024年1月14日、新型の中長距離弾道ミサイル(IRBM)の発射実験を行った。朝鮮中央通信によると、北朝鮮が14日に発射したのは固体燃料式の中長距離弾道ミサイル(IRBM)で、ミサイルの弾頭には滑空体を搭載しているという。北朝鮮は昨年11月、新型IRBM用の固体燃料式エンジンの実験を行ったと発表していた。また、…
  10. 海軍、無人船の「戦術的」運用試験を長期間実施

    米海軍は、4隻の無人水上ビークルを使った数カ月に及ぶ演習を終了した。今回の演習はUSV(無人水上艦)の戦術レベルでの運用試験で、「Integrated Battle Problem(IBP)23.2」と呼ばれている。 IBP23.2はUSVを米海軍の艦隊運用に統合することが目的であり、さらに多数の空中ドローンを導入して、中国の脅威に対抗しよう…
  11. 北朝鮮、米空軍酷似の無人機を公開

    2024年1月15日、北朝鮮の最高指導者、金正恩氏が自国製の新型無人機を視察する様子がSNSで発信された。 北朝鮮の最新鋭大型無人機は「セトビョル-4」と「セトビョル-9」と呼ばれているが、その外見は米空軍が運用中の「RQ-4グローバル・ホーク」と「MQ-9リーパー」に酷似している。北朝鮮メディアによれば、セトビョル-…
  12. JAL機炎上で炭素繊維複合材料の議論が活性化

    2024年1月2日、日本航空(JAL)のエアバスA350型機が東京の羽田空港に着陸後、海上保安庁のターボプロップ機のデ・ハビランド・カナダDHC-8機に衝突し、炎上した。 A350に搭乗した乗客乗員379人全員が炎上した機体から無事に避難したが、海上保安庁の乗組員6人のうち5人が死亡した。 羽田空港の衝突事故は、炭素繊維複…
  13. 米国が苦悩する台湾とウクライナへの武器支援

    ウクライナ、台湾、イスラエルへの新たな軍事援助の承認に、米国の議員たちが前向きに取り組んでいると世間一般では思われている。一方、米国の産業基盤には兵器の需要を満たす能力が不足しているという声も少なくない。 ガザ戦争前から米国は、ウクライナ向けのプラットフォームと台湾向けのプラットフォームの間で兵…
  14. 日本は今こそFEMA(緊急事態管理庁)が必要となっている

    2024年1月1日、能登半島で大地震が発生した。そして、翌日には羽田空港で、被災地へ緊急輸送を行っていた海上保安庁の航空機が旅客機と衝突する大惨事が起こった。 日本は災害大国である。日本列島は環太平洋火山帯に位置しており、110を超える活火山が存在する。これは世界全体の10%相当である。有名な富士山も活火山…
  15. ロシア、ウクライナで北朝鮮のミサイルを使用

    2024年1月4日、ホワイトハウスは「年明け早々、北朝鮮から提供されたミサイルによりロシアがウクライナを二度にわたり攻撃した。これは、北朝鮮によるロシア支援がエスカレートした結果で、欧州と朝鮮半島の安全保障に深刻な影響を及ぼす」との声明を発表した。 国家安全保障会議のジョン・カービー報道官によると、首…
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