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  1. 第1回水陸フェアに参加して

    はじめに  長崎県佐世保市に所在する陸上自衛隊水陸機動団が主催する初めての「水陸フェア」に招かれ、初日の9月20日に参加した。  水陸機動団(以下、水機団)とは、“日本版の海兵隊”とよく例えられる部隊である。島しょにおいて主に行動し、島しょが相手に占領された場合には海上および航空自衛隊と協力して奪回す…
  2. 台湾が初の国産潜水艦を建造

    2023年9月28日、台湾は中国侵攻に対する切り札とも言える自国建造の潜水艦を披露。高雄市で行われた進水式には、蔡英文総統も出席した。  蔡総統は、台湾国旗をデザインしたカバーに包まれた潜水艦を前に、「今日(2023年9月28日)は歴史に刻まれるだろう。台湾の潜水艦建造はこれまで不可能と言われてきたが、我々は…
  3. 韓国、国産バンカーバスターを改良

    韓国は国産のバンカーバスターミサイルの改良版である「玄武(ヒョンムー)5号」の開発に、約2,900億ウォン(約319億円)という多額の投資を計画している。 このミサイルは北朝鮮によるミサイルと核の脅威に直面する中で、抑止力を強化するという韓国軍の要請に応えるものであり、地下に隠された敵の標的を攻撃するための…
  4. 中国、月面ミッションの詳細を公表

    2023年10月2日、中国国家航天局(China National Space Administration, CNSA)は2028年に打ち上げ予定の嫦娥8号(Chang’e-8)計画の詳細を明らかにした。嫦娥8号は2028年に文昌衛星発射場から長征5号ロケットで打ち上げられ、月の地質調査、資源利用に関する実験などを行う予定である。  プロジェクトの主な目的は、…
  5. ファーウェイ、制裁を回避し最先端半導体を製造

    中国のAI大手企業ファーウェイ(華為, Huawei)は2023年9月、新型のスマートフォン「Mate 60」を発表した。当機種には7nm(ナノメートル)のプロセス(ゲート長)の半導体が使用されており、米中半導体戦争におけるアメリカの目論見が失敗していることが明らかとなった。  この半導体は、ファーウェイの子会社であるハ…
  6. 韓国製無人機、米国の海外比較試験に選ばれる

    韓国のハンファ・エアロスペース社が自社開発した多目的無人機「Arion-SMET」が、ハワイ・オアフ島にある米海兵隊訓練センターにて、2023年12月上旬に性能試験を受けることになった。試験は3週間に及ぶ予定だ。ハンファ・エアロスペース社は9月14日、米国国防総省と海外比較試験(FCT)に関する契約を締結したと発表。韓国…
  7. 中国、宇宙状況認識のため新基地設立

    中国人民解放軍(PLA)戦略支援軍(SSF)は、軍の宇宙状況認識(SSA)のニーズに適合する新しい基地を設立した。 PLASSFは2015年に中国が軍の大幅改革に着手した際に5番目の支部として創設され、宇宙、サイバースペース、情報戦、心理戦など、PLA全体に分散していた数多くの戦略的機能と能力を統合する任務を負っている…
  8. 韓国、武器輸出を急速に強化

    韓国の防衛関連輸出が急増している。2021年には金額にして70億ドル(約1兆420億円)だったのが、2022年には倍以上の170億ドル(約2兆5,300億円)へと増加した。韓国製兵器の性能はアメリカ、イギリス、ロシアといった国々に引けを取らない水準にあるとされている。従来はそれほど大きくなかった輸出の規模も近年急激に増加…
  9. 韓国、300kW級レーザー兵器開発計画を発表

    韓国の国防調達計画庁(DAPA)は2023年9月7日、300kW級のレーザー兵器を開発する計画を発表。大型無人航空機、ロケットランチャー、亜音速誘導ミサイルの迎撃を目的としており、2024年の運用開始を予定している。 レーザー兵器は光速度で標的に到達し、レーザー出力範囲内であれば到達移動距離の補正も不要である。標的…
  10. ドイツ、防衛輸出で韓国に「NATO」資格を付与

    ドイツ政府が韓国に対し、防衛装備輸出手続きについてNATO加盟国と同等の資格付与を検討している。承認されれば、韓国への輸出はドイツ連邦輸出管理局(BAFA)の承認が不要となる。韓国防衛事業庁(DAPA)は「輸出規則(経済政策)を管理するドイツ連邦経済技術省(BMWK)の承認を早急に得る予定だ」と発表した。  現…
  11. 中国、GPS不要のドローン技術を発表

    中国は全地球測位システム(GPS)が使用できない環境で、無人航空機(UAV)を操縦、捕捉、攻撃するための新しい方法を開発したと発表。この技術は、中国工程院(CAE)発行の国際ジャーナルEngineeringの2023年7月号に掲載された。ドローンのカメラを使用して、ターゲットの移動速度や位置を推定する技術だが、実は1980年頃…
  12. 韓国、ソン・ウォンイル級潜水艦改修へ

    国防事業庁(DAPA)は2023年8月18日、韓国で開催された第156回国防事業推進委員会において、就役中のKSS-Ⅱソン・ウォンイル級潜水艦の改修予算として約5億9,568万ドル(約876億円)を決定した。さらに戦術データリンク(Link-22)導入のため3億2,017万ドル(約470億円)の予算を計画している。  <ソン・ウォンイル級…
  13. ポーランド、韓国MLRS「チョンム」初号機受領

    ポーランド軍需庁は2023年8月21日、韓国のハンファ・ディフェンス社から最初の多連装ロケットシステム(MLRS)「チョンム」を受領したと発表。このシステムは、今回ポーランドが供給したジェルチ軍用車両3両にハンファ・ディフェンス社製のロケットランチャーを搭載したシステムである。搭載用の車両は5月初旬にポーランド…
  14. 韓国、K2戦車の第4生産150両を承認

    韓国防衛事業庁は2023年5月、第154回防衛事業推進委員会にて「K2戦車4次量産計画案」と「航空統制機2次事業購買計画案」を議決し、これを承認したことを8月25日に発表。K2戦車の第4量産計画では2024~28年にかけて、1兆9,400億ウォン(約2,134億円)で150両が量産される予定だ。 ブラックパンサーの愛称で知られるK2戦…
  15. 中国人民解放軍、AI利用で軍事力を一層強化か

    中国人民解放軍は、人工知能(AI)を利用することで軍事力のさらなる強化を目指している。既に中国のAI関連の研究は世界最高レベルで、分野によってはアメリカを追い越している可能性も否定できない。AIが戦争を一変させるのはもはや時間の問題であり、中国軍は他国に先んじることで軍事的優位に立とうとしている。  …
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