NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 中国の宇宙開発、計画通り進展

    中国で新たな衛星メガコンステレーションの構築プロジェクトが構想されている。中国の上海市人民政府は2023年7月25日、「G60スターリンク(G60 Starlink)」プロジェクトをサポートすると発表した。G60スターリンクは1万2,000基を超える衛星によりコンステレーションを構築することを最終的な目標としている。その第一段階…
  2. 中国、オーストラリア偵察用衛星配備

    何百基もの中国の偵察衛星が現在、オーストラリア上空から米国や同盟国が参加する軍事演習の情報を収集している。米ABC放送が入手した宇宙データには、最近終了した「タリスマン・セイバー演習」と、シドニー沖で実施された「マラバール演習」の中国の偵察情報が記録されている。  2023年7月、オーストラリアの防衛企…
  3. 中国、長征2Dロケット打上げに連続成功

    中国は2023年7月23日、中国南西部の西昌衛星発射センターから長征2Dロケットを打上げ、リモートセンシング衛星4基を軌道に乗せた。これは長征キャリアロケットにおける479回目の打上げミッションとなる。 軌道に乗った衛星のうちLingxi-03は、中国の商業宇宙企業ギャラクシースペース社が開発した通信衛星である。厚さ…
  4. 月の覇権争い激化、中国の有人着陸計画とは

    中国の宇宙当局は2023年5月下旬、2030年までに宇宙飛行士を月面に着陸させる計画を発表。さらに7月12日、第9回中国(国際)商業宇宙サミットフォーラムにて、宇宙飛行士を月に短期間滞在させ科学的任務を遂行しサンプルを収集する暫定計画を発表した。その後は体系的かつ継続的な月探査と関連技術を実施するために科学研究…
  5. デジタル化先駆者の地位揺らぐ米国

    米国は長らくデジタル化をリードしてきた。2003年の国連によるデジタル政府ランキングで米国は1位に輝くほか、バラク・オバマ(Barack Obama)政権期においては政府内に国内のデジタル化を推進する最高技術責任者(chief technical officer)のポストを新たに創設するなど、デジタルインフラ整備のフロントランナーと見ら…
  6. 中国、航空機エンジンの国産化成功

    2023年6月28日、中国の国有航空機製造企業グループである中国航空工業集団有限公司は、同国の第5世代ステルス戦闘機J-20(Chengdu J-20)に国産エンジンWS-15 (Woshan-15)を搭載し飛行している映像を公開した。高性能エンジンの国産化は中国人民解放軍の長年の悲願であった。現時点ではまだ試験段階とみられるが、この開発…
  7. 中国、半導体規制克服か?

    米国は中国に対し、半導体に関する輸出規制をかけている。2018年に米国政府は中国の半導体メーカーである福建省晋華集成電路(JHICC)に対して米国企業からの部品輸出を規制すると発表。2019年には華為技術(ファーウェイ)とその関連企業を、2020年には中国半導体最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)を含む中国企業60社…
  8. 北朝鮮の衛星、軍事的有用性はない

    韓国軍は2023年7月5日、北朝鮮が軍事偵察衛星として打ち上げ、海中に落下した残骸の引き上げ作業を終了したと発表。回収したロケットと衛星の主要部分について詳細に分析した結果、韓国と米国の専門家は「偵察衛星としての軍事的有用性は全くない」と評価した。 北朝鮮は5月31日、初めてとなる軍事偵察衛星を新型ロケ…
  9. オーストラリア、韓国製歩兵戦闘車を選定

    韓国のハンファグループは2023年7月27日、オーストラリア政府とAS-21「レッドバック」歩兵戦闘車(129両)を契約したと発表。契約額は約33億8,000万ドル(約5,470億円)になると見られている。    オーストラリア のパット・コンロイ国防産業相は、「この契約は現在運用しているM113歩兵戦闘車の換装で、オーストラリ…
  10. 中国、メタンロケット打上げ成功

    中国の「朱雀2号遥2」は、メタンを燃料とするロケットの打上げに成功した。燃焼効率が高くコストが安価なメタンはロケットに最適な燃料であるが、実用化が難しいと言われてきた。  これまでメタンを使用した「朱雀2号遥1」、レラティヴィティ・スペース社の「Terran 1」、スペースX社の「Starship」はどれも打上げに失…
  11. 分断の影響深刻な中国半導体産業

    半導体産業を巡り、中国と西側諸国の分断が深まりつつある。日本政府は2023年5月23日、半導体の製造装置を含む23品目を輸出管理の規制対象に加えると発表。米国政府は半導体製造に関し、対中国輸出規制の対象品目の拡大を検討しているほか、オランダ政府は6月30日、半導体製造装置輸出について制限する姿勢を明らかにした…
  12. 中国、宇宙-地上間高速レーザーリンク実証実験成功

    中国の長光衛星技術有限公司(CGST)は、「吉林1号MF02A04リモートセンシング衛星を使用し、宇宙から地上への高速レーザー通信の実証実験に成功した」と発表。この実験は、中国科学院(CAS)の航空宇宙情報研究所(AIR)と協力のもと実施された。 中国は宇宙への投資を国家の重要課題としており、2014年からは宇宙部門…
  13. BAEシステムズ、韓国と機雷処理契約締結

    2023年6月12日、英国のBAEシステムズは韓国航空宇宙産業(KAI)と韓国海軍に対し、無人機雷処理システム「アーチャーフィッシュ(Archerfish)」およびエンジニアリングの専門知識とサポートを提供する740万ポンド(13億3,200万円)の契約を締結したと発表。この契約に基づき、BAEシステムズは軽量のランチャーや、航空機…
  14. 中国、再利用ロケットを2024年までに開発完了へ

    中国の民間ロケット会社「天兵科技」は、米国スペースX社の「ファルコン9」に匹敵する再利用ロケットの打上げを計画している。2022年6月25日付「上海オブザーバー」誌は、天兵科技の主任設計者である劉星龍(リュー・セイリュー)氏が2024年5月に再利用ロケットの打上げを予定していると報じた。  天兵科技が開発中の…
  15. 日本、2万トン級の新型イージス艦を建造予定

    政府関係者によると、防衛省は弾道ミサイル防衛(BMD)用の新型イージス艦2隻の建造を提案している。この新型艦は戦後日本の艦船として最大級となる予定だ。  防衛省は2022年、新型イージス艦2隻の設計とエンジンにかかる費用を予算未確定の要求項目として提出した。最大級の新型イージス艦の建造は、2020年に防衛省が…
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