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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米陸軍、新型防弾ヘルメットを配備

    米陸軍は2024年2月13日、最新の戦闘ヘルメット「次世代統合頭部防護システム」(以下NG-IHPS)の部隊配備を開始した。NG-IHPSは、従来のヘルメットと比較して約40%軽量化されており、同時に頭部を守る防護性能は大幅に向上している。 NG-IHPSの最初の2,000セットは、第82空挺師団第1旅団戦闘団に配備された。2018年に…
  2. 中国、量子技術で行き詰りか

    中国は近年、量子技術の開発に力を注いでいる。米国との技術競争で優位に立っているという見方が優勢であるが、他方で行き詰りも見えつつある。 中国と米国は激しい量子技術競争を繰り広げており、中国が先行していると見る向きも多い。オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute, ASPI)の…
  3. 戦車の役割は終わったのか

    <ウクライナの教訓> 多くの軍事専門家は、軽歩兵部隊は小さな戦果を上げることは可能だが、火力と機動力に限界があり、迅速な戦場支配はできないと指摘している。そのため、戦車は今後も必要であると主張する。この主張は一般的には正しいであろう。その背景には、戦車が幾多の戦闘で活躍した実績があるからだ。戦車(…
  4. 日米、無人機共同開発が順調に進展

    日本と米国が共同で開発している無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle)の進捗が順調だ。日本のロボット技術と米国のAI関連のノウハウが互いを補完することで、開発が加速している。無人機の詳細な仕様は明らかではないが、2030年代に完成予定の次期戦闘機と共同運用が想定されている。 日本と米国は昨年12月に、無人航…
  5. 中国に台湾侵略させる軍事力はない、米国専門家回答

    米国と台湾の専門家を対象とした調査で、中国が現在の軍事力で台湾を侵略できるかどうか議論になっている。 戦略国際問題研究所(CSIS:Center for Strategic and International Studies)が発表したこの調査は、米国の専門家52人から意見を集めたものである。その中には、米国政府での豊富な経験の持ち主、学者、議会…
  6. 米国防総省、攻撃ドローンの募集開始

    米軍は、中国による台湾侵攻を阻止する鍵となりうる数千台の殺傷力のあるドローンを開発しようとしており、企業に対して募集を開始した。 米国防総省の国防イノベーションユニット(DIU)の「量産可能で安価な海上遠征機(PRIME: Production-Ready, Inexpensive, Maritime Expeditionary)」とは、高速で敵艦を迎撃でき…
  7. 2024年2月のDIMEレポート

    【2月の総括】 2月は、経済・金融面で紙面を賑わせることが多かった。日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を付け、4万円を目指す展開になっている(3月4日時点で初めて4万円台をつけた) 。反面、日本の名目GDPがドイツに抜かれ、世界4位に後退した。これは円安の側面が強いが、長期的に見ると日本の人口減少が重しとなり…
  8. 中国、陸上と海上から様々な人工衛星を打上げ

    中国の自動車メーカーである吉利汽車の宇宙部門が11基の衛星を打ち上げた。これらの衛星は、計画中のモビリティコンステレーションの一部である。このコンステレーションは、自律走行、スマートコネクティビティなどのサービスを念頭に置いている。 中国Geespace社によると、第1段階として2025年までに72基の衛星を軌道…
  9. 米空軍特殊作戦軍、C-130のレーダーを改良

    米空軍特殊作戦軍は、AC-130Jゴーストライダー・ガンシップ(以下、AC-130ガンシップ)とMC-130Jコマンド特殊作戦輸送機(以下、MC-130コマンド)の搭載レーダーを、アクティブ電子走査アレイ式(以下、AESAレーダー)へのアップグレードを準備中である。これは現在使用されているAN/APN-241レーダーの換装であり、両方の…
  10. ボーイング、部品欠陥のためT-7計画を延期

    ボーイング社は2月初め、練習機T-7Aレッドホーク用に予定されている部品の品質問題により、空軍への次の試験機の納入が数カ月遅れると発表した。当初の計画より数カ月遅れた、2024年半ばにT-7の低料金初期生産(LRIP:Low rate initial production)を開始することも計画している。ボーイング社の副社長兼T-7プログラムマ…
  11. 【企業情報(契約)】米ベルが伊レオナルドと技術協力の覚書(MOU)を締結

    米ベル(Bell Textron Inc.)と伊レオナルド(Leonardo SpA)は、ティルトローター技術分野で協力する旨の覚書(MOU)を締結した。
  12. サウジアラビア、韓国製防空システムを導入

    2024年2月5日、韓国国防部は、2023年11月に締結された32億ドル(約4,800億円)の装備契約の一環として、サウジアラビアへの防空システムの輸出を発表した。この発表は、サウジアラビア国際防衛展示会の開催(2月4日〜8日)に合わせて行われたものである。 同国防部は「チョルメ2(天弓2)」として知られる10基の地対空…
  13. 米英の空爆、フーシ派には効果なし

    英国に本拠を置く会社が運航する石油タンカーのマーリン・ルアンダ号は1月26日、イエメンのアデン湾で親イラン武装組織フーシ派のミサイルによる攻撃を受けた。同地域で船舶への攻撃を繰り返しているフーシ派に対して、英米は攻撃阻止を目的に空爆を行っているが、抑止力にはなっていない。 フーシ派は当初、イスラエル…
  14. 「宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウム」への無関心という危機

    今月は、宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウムについて紹介してみたい。極超音速ミサイルの脅威への対策が議論される中、宇宙及びミサイル防衛に関する貴重な公開機会であるにも係わらず、我が国においては当該シンポジウムに関する関心が高く無いためである。
  15. ガザ紛争、イスラエル多領域部隊の実験場となる

    ガザにおける紛争が長く続く現在、イスラエル国防軍の多領域部隊の隊員たちによって、新しい技術を用いた戦闘作戦が繰り広げられている。これは、イスラエル国防軍の他の部隊に与える影響も大きいという。 1月13日には革新的な技術と特殊能力が備わっている、イスラエル国防軍の多領域部隊が地上作戦で発動された。4年…
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