NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米海軍、高ステルス潜水艦を開発中

    米海軍はステルス性能を飛躍的に高めた潜水艦を開発している。磁気流体力学という手法を推進力に用いることで、事実上、探知不可能となる可能性がある。 磁気流体力学では、水銀など電気伝導性を持つ流体が磁場の中を運動することで新たな磁場、電流が働くことを利用した、電場、磁場の相互干渉による流体運動を動力源…
  2. 米海軍、海上発射型核巡航ミサイルを開発中

    海洋発射核巡航ミサイル(SLCM-N)は、潜水艦から発射する潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ではなく、水上艦や攻撃型潜水艦(SSN)から発射される巡航ミサイルである。 米国は冷戦時代、SLCM-NをSSNに搭載して配備していたが、米国のほとんどの戦術核兵器とともに運用から外され、最終的には2010年までに退役した。 …
  3. 米国、2025年に軍事衛星の軌道上での整備ミッションを計画

    米国では2025年を目標に、地球上空約36,000kmにある静止軌道上のロボット衛星を軍事衛星とドッキングさせ、新しい画像センサーを宇宙船に取り付ける計画が進行中だ。 国防高等研究計画局(DARPA)と米国海軍研究所(NRL)が開発したロボットアームを搭載した整備ビークルは、搭載物を衛星の打上げアダプターリングに接…
  4. 中国、新型偵察衛星を打ち上げか

    中国は4月2日に遥感42号衛星(Yaogan)を打ち上げ、偵察衛星の能力の強化を進めている。遥感42号を載せた長征2Dロケットは、4月2日東部時間午後6時56分(協定世界時22時56分)に西昌衛星発射センターから打ち上げられた。中国航天科技集団(CASC)は1時間以内に打ち上げの成功を発表した。 中国政府によると、遥感42号…
  5. シリーズ 変わる装備品調達と企業(1):「防衛力整備計画」の全容とは

    去る4月22日にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)により発表された報告書によると、2023年の世界の軍事費は2兆4,430億ドル(約378兆円)と9年連続で増加し、1988年にSIPRIが統計を取り始めて以降、最大規模であったという[1]。
  6. ロシア、ウクライナ侵略で新型極超音速巡航ミサイル使用か

    ウクライナのアナリストらは、3月25日にキーウ上空でミサイル防衛システムによって迎撃されたミサイルが、極超音速巡航ミサイル3M22ジルコンであると発表した。Defense Expressが入手した諜報文書によると、迎撃されたミサイルの残骸を調べた専門家らは、ロシアが発射した3M22ジルコンが極超音速用ラムジェットエンジンを…
  7. 米海軍の大型軍艦は時代遅れなのか

    戦争は常に進化している。戦術や装備は、時に早く、時にはゆっくりと移り変わっていく。 F-117ナイトホークは、世界初の運用可能なステルス航空機のひとつだった。ところが戦争の進化が速すぎたため、段階的に廃止された。運用期間は20年と決して長期間ではなかった。 時代の変化とともに、すべての軍事装備は最終…
  8. Monthly Night Vision Report No.7 ~赤外線イメージングの基礎知識2~

    1.赤外線センサーの分類 赤外線イメージングセンサーは、検出原理、センサー材料、感度波長等の違いで様々な種類に分類されます。今回は、赤外線センサーについて検出原理からの分類を紹介します。 図1に検出原理から見た赤外線センサーの分類を示します。大きく分けると量子型センサーと熱型センサーに分類できます…
  9. シリーズ 新領域と技術 (2)20世紀後半から現在までの戦闘様相の変化

    1 はじめに  ウクライナ侵略が勃発してから早2年が過ぎた。当初はロシア軍の圧倒的な戦力を理由に早々に終了すると思われた戦闘であったが、西側諸国からのウクライナへの軍事的支援により、2年経った今も戦闘が続いている。西側諸国からは開戦当初から最新の様々な装備品が供与されている。それらが劇的な戦果を上げ…
  10. 陸上自衛隊が試験用に無人地上車両Mission Master SPを導入

    防衛省は数百万ドル規模の契約により、ラインメタル・カナダから「Mission Master Silent Partner(SP)」を3台購入した。これにより陸上自衛隊は、貨物ステーション、監視ステーション、遠隔制御兵器ステーションの各バリエーションを一台ずつ取得した。2025年初頭に予定されている評価の支援に向けて納入される。 ラ…
  11. 2024年4月のDIMEレポート ~その2:4月の主要事象~

    【4月の主要事象】 1 日 関係閣僚会議、防衛力強化に向けて整備するインフラ施設、計16空港・港湾を指定。※1 1日 シリア首都ダマスカス、イラン大使館領事部の建物がイスラエルによるとみられるミサイル攻撃で破壊。 2日 北朝鮮、極超音速で滑空する弾頭を装着した新型固体燃料式の中距離弾道ミサイル「火星16型」の…
  12. 2024年4月のDIMEレポート~その1:4月の総括~

    【4月の総括】 4月から日本では2024(令和6)年の新年度が始まった。4月も国内外ともに息つく暇もなく多くの事象を目撃した。DIMEのD、外交面を概観すると、4月10日に岸田首相が訪米して日米首脳会談を行い、日米同盟のさらなる強化を共同声明でうたった。この首脳会談にあてるように、同日、習近平主席は台湾国民党の馬…
  13. ロシア軍、ウクライナ軍の通信衛星を妨害

    ワシントン・ポスト紙が「ウクライナ軍のスターリンク(Starlink)へのアクセスを妨害するロシア軍の試みは、これまで知られていた以上に成功している」と、独自に入手したアメリカ諜報機関の極秘資料を基に報じた。当該資料によると、ロシア軍は自国の衛星を保護する目的で開発したプログラムを利用し、スターリンクの衛…
  14. 米ヘルメウス社、極超音速無人機計画を発表

    米国の極超音速航空機開発メーカーであるヘルメウス社は、新高速無人機「クォーターホース Mk1」を発表した。 クォーターホース Mk1は、GEエアロスペース社のJ85エンジンを搭載した無人航空機である。この試験機の目標は、極超音速(マッハ5)の達成ではなく、将来の極超音速機にとって重要な能力である高速離着陸技術…
  15. 【企業情報(開発)】欧州の大手防衛企業4社が「次世代主力戦車」製造に向けベンチャー会社を設立

    欧州の大手防衛企業4社はドイツとフランスが共同で進める次世代の「陸上主力戦闘システム(Main Ground Combat System:MGCS)」を開発するために共同プロジェクト会社を設立することを発表した。
ページ先頭へ戻る
読み込み中です