|
||
|
||
|
||
|
日本 | 米国 | 中国 | ロシア | 英国 | フランス | インド | |
軍事衛星 | 2 | 247 | 157 | 110 | 6 | 17 | 9 |
全衛星数 | 88 | 5,176 | 623 | 181 | 653 | 50 | 62 |
【出典】世界人口レビューから作成
https://worldpopulationreview.com/country-rankings/military-satellite-by-country
しかし、現状は上記の表のとおりだ。日本の宇宙分野における進出状況は米国、中国、ロシアはおろか英国にも大きく後れを取っている。安全保障分野は周回遅れとも言い難い。
だが、何も手をこまねいて見ているわけではない。「防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和7年度概算要求の概要」(防衛省)によると、宇宙領域における能力強化に約2,265億円、他分野の関連も含めると5,974億円を計上している。その内容は「衛星通信網の整備」に約1,380億円、「宇宙領域を活用した情報収集能力等の強化」に約3,677億円、「宇宙領域把握(SDA)の強化」に約28億円となっている。
【宇宙領域にける能力強化に関する令和7年度の概算要求】
区分 | 金額(億円) | |
衛星通信網の整備 | 多国間衛星通信帯共有枠組み対応器材の整備 | 21 |
次期防衛通信衛星等の整備 | 1,353 | |
商用低軌道衛星通信器材等の整備 | 6 | |
宇宙領域を活用した 情報収集能力等の強化 |
戦術AI衛星実証衛星の試作 | 53 |
次世代防衛技術実証衛星の開発 | 97 | |
HGV対処に関する技術の向上を企図した技術検討 | 31 | |
衛星コンステレーションの構築 | 3,232 | |
画像解析用データの取得 | 264 | |
宇宙領域把握(SDA)の強化 | 衛星妨害状況把握装置の整備 | 28 |
中條 剛(ちゅうじょう たけし)
陸上自衛隊出身。普通科連隊などでの部隊勤務を経て、情報科に職種を変換。その後、情報本部統合情報部で情報専門官、情報学校「幹部地誌課程」の教官職などを経て2024年に退官し、現職。
PteroDynamics Transwing®は、固定翼機の速度・航続距離・耐久性とVTOL性能を融合させることにより、他のVTOL設計が持つ限界を克服するように造られた画期的なVTOL航空機システムです。この航空機は翼を折り畳む機能を持ち、垂直飛行と水平飛行をシームレスに移行します。滑走路を必要とせず、同程度の翼幅を持つ他のVTOL航空機に比べ、地上占有面積が3分の1以下です。Transwingのユニークな性能は、防衛および民間のお客様に、ロジスティクスの補用品や滑走路のない遠隔地へのミッションのために、より費用対効果の高い自律的な代替手段を提供します。
▽EIN Presswire記事
URL
▼PteroDynamicsのコメント
日本は、PteroDynamicsの可変翼技術 (PteroDynamics Transwing®) にとって大きなニーズと成長の可能性を秘めた重要な市場であり、PteroDynamicsは日本の航空・防衛分野で長年の実績を持つ代表的な企業様と協働していく必要があると考えています。Transwingのユニークで革新的な機能を日本市場に提供するために協力できることを嬉しく思います。
▼コーンズ テクノロジーのコメント
PteroDynamicsの革新的なTranswing技術は、様々な運用環境において高い性能と汎用性を提供します。日本政府がドローンを防衛および商業用途に導入しているニーズを考慮すると、PteroDynamicsには大きなチャンスがあると考えます。PteroDynamicsの最先端技術は、日本の防衛・商業分野の進化するニーズに適しており、堅牢で将来性のあるソリューションを提供できると確信しています。
【PteroDynamics社について】
PteroDynamicsは、自律型垂直離着陸(VTOL)無人航空機システム(UAS)のイノベーションリーダーである。Transwingは、固定翼航空機の速度・航続距離・耐久性と高度なVTOL能力を無人航空機システム(UAS)プラットフォームとして組み合わせ、他のVTOLシステムの速度・距離・ペイロードの制限を克服しています。高度な能力を持つTranswingは、海上物流輸送支援、滑走路のない遠隔地への輸送、偵察・監視などに適しており、滑走路のない厳しい条件下や時間的制約のある輸送の自動化に理想的です。詳細は、www.pterodynamics.com をご覧ください。
【コーンズ テクノロジー株式会社について】
コーンズ テクノロジー株式会社は産業、防衛、通信、研究機関などといった様々なお客様向けに、先進的な電子システムおよびデバイスを日本全国のお客様に輸入・販売する専門商社です。コーンズ テクノロジーは、世界各国のサプライヤの販売促進、マーケティング、販売における長年の経験により、日本のお客様が革新的なテクノロジーを導入するサポートをご提供します。詳細は、https://cornestech.co.jp/ をご覧ください。
当プレスリリースに関するお問い合わせ先:コーンズ テクノロジー株式会社 特機部 03-5427-7565 (メールアドレス: ctl-sp-defense@cornes.jp)
]]>11月5日 | 米大統領選投開票日 |
初旬以降 | 特別国会で首班指名選挙 |
11月13~14日 | APEC閣僚会議(ペルー) |
11月15~16日 | APEC首脳会議(ペルー) |
11月18~19日 | G20首脳会議(ブラジル) |
11月 | 第2回ウクライナ平和会議? |
12月 | 2024年度補正予算成立? |
12月下旬 | 25年度政府予算案を決定 |
2025年1月 | 通常国会召集 |
2025年夏 | 東京都議選 |
2025年夏 | 参議院選挙 |
9月30日 | ⒺⓂロシア政府、国防予算案提出。24年比で25%増の13兆5千億ルーブル(25兆8,000億円、為替変動大きく20兆円8,600億円との試算もある)。 |
1日 | Ⓟ石破内閣発足。 |
1日 | ⓉⓂ革新的な装備品開発を担う防衛省の「防衛イノベーション科学技術研究所」が発足(恵比寿ガーデンプレイス内)。※1 |
1日 | Ⓟオランダの元首相ルッテ氏、NATO事務総長に就任。 |
1日 | Ⓜ韓国、北朝鮮の核・ミサイル攻撃への対応を担う韓国軍の「戦略司令部」が発足。 |
1日 | Ⓜイラン、イスラエルに対して弾道ミサイルによる大規模攻撃を実施。 この攻撃に対して米駆逐艦2隻が12発の迎撃ミサイルを発射。 |
2日 | 宮崎空港の誘導路で不発弾が爆発。80便以上が欠航。 |
2日 | 中国海警局の船舶が北極海の海域に到達。 |
3日 | ⒹⓂレバノンに滞在する日本人の退避に備えて空自輸送機が出発。周辺国のヨルダンとギリシャで待機。 |
7日 | Ⓜラプランテ米国防次官と石川防衛装備庁長官で第2回日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)を実施(ハワイ)。 |
9日 | Ⓜ自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に関する関係閣僚会議を設置。※2 |
10日 | Ⓓ石破首相、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連首脳会議に出席(ビエンチャン) Ⓓ石破首相、中国の李強首相、韓国の尹錫悦大統領とも会談(ビエンチャン) |
11日 | 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)、2024年のノーベル平和賞受賞。 |
11日 | Ⓘ総務省、太平洋島しょ国など13カ国とサイバー防御演習を実施。 |
13日 | Ⓜ日米共同演習「キーン・ソード」の一環で、米海兵隊のKC130輸送機が石垣空港に着陸し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」1機を初めて搬入。 |
14日 | Ⓜ中国軍、台湾包囲演習「連合利剣2024B」を実施。 |
15日 | Ⓟ第50回衆院選が公示。 |
15日 | Ⓜロシア軍が北朝鮮人による特別部隊「特別ブリヤート大隊」(最大3,000人)を編成しているとの報道。 |
15~16日 | Ⓓ上海協力機構(SCO)首脳会議開催(イスラマバード)。中国、ロシア、インドなどから首相、外相級が出席。 |
16~19日 | ⒾⓂ2024国際航空宇宙展、23カ国などから600を超える企業・団体が参加(東京)。 |
17日 | 中谷防衛相、北大西洋条約機構(NATO)国防相会合に初参加。 |
19日 | ⒹⓂG7として初めての国防相会合を開催(ナポリ)。共同宣言※3 |
19日 | Ⓜ日英伊の次期戦闘機開発の合同管理機関「GIGO」のトップに岡真臣元防衛審議官。 |
20日 | Ⓟインドネシア大統領、プラボウォ氏(73)が就任。大統領交代は10年ぶり。 |
21日 | Ⓟベトナム国家主席、ルオン・クオン書記局常務(67)が就任。元軍人が就くのは1992年ぶり。 |
22~24日 | ⒹBRICS首脳会議開催(ロシア西部カザン)。イラン、エジプト、UAE、エチオピアが加盟して初の会議。 プーチン・習会談でのプーチン氏発言「この75年間に露中関係は包括的パートナーシップと戦略的協力のレベルに達した。現代世界における国家間関係のあるべき姿のパラダイムになったと自信を持って断言できる」 習主席も「400年前、お茶を運ぶ両国間の道もこのカザンを通っていた。われわれは非同盟、非対立、不干渉という大原則の下、大国関係を構築する正しい道を歩んできた。両国はあらゆる分野における多面的な戦略的交流と実務協力を絶えず強化・拡大する」と応じた。 |
23~11月1日 | Ⓜ日本周辺の海空域や基地などで最大規模の日米共同演習「キーン・ソード」を実施。日米部隊、約45,000人、艦艇約40隻、航空機約370機が参加。民間の空港・港湾も約30か所を活用。 |
23日 | Ⓓ中国の習近平主席とインドのモディ首相が会談(ロシア西部カザン)。両首脳の正式会談は5年ぶり。国境係争地の安定管理について協議を加速することで合意。 |
23日 | Ⓜ英国とドイツ、初の防衛協定を締結。長距離攻撃兵器やドローンを共同開発。ピストリウス独国防相は「米国はインド太平洋に重心を移し欧州への関与を減らすだろう。我々はより多くのことをしなければならない」と強調。 |
24日 | Ⓜロシア下院、北朝鮮との「包括的戦略パートナーシップ条約」批准の前提となる法案を可決。 |
25日 | Ⓜ第1回「自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に関する関係閣僚会議」を開催。 |
26日 | Ⓜイスラエル軍、イランのミサイル製造施設や機軍事施設に精緻な攻撃を実施。 |
27日 | Ⓟ総選挙。与党は公示前の279議席から64減らし215議席にとどまり、定数465の過半数を割り込む。各党の獲得議席の内訳は自民191、立民148、日本維新の会38、国民民主党28、公明24、れいわ新選組9、共産党8、参政党3、社民党1、諸派3、無所属は12。 |
31日 | ⓂⓉ北朝鮮、平壌近郊から弾道ミサイルを発射。飛翔時間86分と高度7,000㎞はいずれも過去最長で最高。 |
磯部晃一(いそべ こういち)
現在、戦略家として国内外で活動。川崎重工業㈱戦略コンサルタント、NSBT Japanエグゼクティブ・ストラテジスト、国際安全保障学会理事等に就任。
また、防衛省の統合幕僚学校等の招へい講師として統合運用、日米同盟、戦略等に関する講義を担任。ハーバード大学アジアセンター(2017~19年)及びアジアパシフィック・イニシアティブ(2017~21年)の上席研究員を歴任。
1980年防衛大学校(国際関係論専攻)卒業と同時に陸上自衛隊に入隊。ヘリコプター・パイロットとして勤務。その後、陸上幕僚監部防衛課長、中央即応集団副司令官、統合幕僚監部防衛計画部長、第7機甲師団長、統合幕僚副長などを歴任、2015年東部方面総監を最後に退官。
米海兵隊大学(1996年)で軍事学修士、米国防大学(2003年)で国家資源戦略修士を取得。著書として『トモダチ作戦の最前線:福島原発事故に見る日米同盟連携の教訓』(2019年、日本防衛学会猪木正道特別賞受賞)、『米国防大学に学ぶ国家安全保障戦略入門』(2023年9月)がある。