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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. DRRレポート:ドローンの活用策についての考察

    有事と平時、軍事と非軍事の境目がますます曖昧になっている中で、防災と安全保障の境界も曖昧になっていると言えます。たとえば国連では、国連防災機関(UNDRR)での活動をつうじて、自然災害対策にとどまらず、防災・減災(DRR:Disaster Risk Reduction)を統合的アプローチですすめています。今後、安全保障分野にも関…
  2. シリーズ 新領域と技術 (3)将来の戦闘様相に影響を及ぼす技術と日本の防衛装備品の方向性 その2

    3 20年後に向け日本が目指すべき防衛力の方向性  現在の技術及び軍事の潮流、またグローバル・フューチャー・レポートで注目すべき技術を考慮しつつ、今後20年後に向けて日本が整備すべき防衛力は表2のとおりである。
  3. シリーズ 新領域と技術 (3)将来の戦闘様相に影響を及ぼす技術と日本の防衛装備品の方向性 その1

    1 はじめに 武力を伴う紛争(戦争を含む)は、技術の進展とともにその様相を変えてきた。特に第1次世界大戦では、航空機及び潜水艦の出現によりこれまで人類が経験したことのなかった新領域(空中、水中)での戦闘が始まった。また、戦車や毒ガス、機関銃、長距離砲等、これまでの戦闘様相を一変させる兵器が出現した。…
  4. 2024年6月のDIMEレポート~その2:6月の主要事象~

    【6月の主要事象】 ※末尾の丸英字は、Ⓓ:外交、Ⓘ:情報、Ⓜ:軍事、Ⓔ:経済、Ⓣ:技術、Ⓟ:政治を意味する。 5月31日~6月1日 シャングリラ・ダイアログ(シンガポール)ⒹⓂ  31日 オースティン米国防長官と中国の董軍国防相が1年半ぶりに対面で会談Ⓜ 1日 日米韓防衛相会談。レーダー照射問題の再発防止策に合意し…
  5. 2024年6月のDIMEレポート~その1:6月の総括~

    6月の総括 早いもので今年も半分が過ぎた。6月には、シンガポール、イタリア、そしてスイスで注目される国際会議が相次いで開催された。 シンガポールでは米国を含むアジア太平洋地域の国防相などが参加する国際会議、シャングリラ・ダイアログが開催された。この機会をとらえて米中の国防相会談も対面で行われたが…
  6. 2024年5月のDIMEレポート~その2:5月の主要事象~

    【5月の主要事象】 ※末文の丸英字は、Ⓓ:外交、Ⓘ:情報、Ⓜ:軍事、Ⓔ:経済、Ⓣ:技術を意味する。 1日 ブリンケン米国務長官、ネタニヤフ首相らと会談。人道危機の緩和を重ねて求めるⒹ 1日 中国3隻目の空母「福建」、初めての航行試験を実施。2025年にも就役予定Ⓜ 1~6日 岸田首相外遊(仏、ブラジル、パラグアイ…
  7. 2024年5月のDIMEレポート~その1:5月の総括~

    5月の大型連休に岸田首相はフランス、ブラジル、パラグアイを訪問した。首相の弾丸訪問も5月末時点で振り返ると、ずいぶん以前のように感じてしまう。その後も注目すべき国際事象が相次いだ。 まず、日本の首相訪仏からわずか3日をあけて、中国の習近平主席が訪仏し、引き続き習氏は中欧の親中国家、ハンガリーとセルビ…
  8. シリーズ 新領域と技術 (2)20世紀後半から現在までの戦闘様相の変化

    1 はじめに  ウクライナ侵略が勃発してから早2年が過ぎた。当初はロシア軍の圧倒的な戦力を理由に早々に終了すると思われた戦闘であったが、西側諸国からのウクライナへの軍事的支援により、2年経った今も戦闘が続いている。西側諸国からは開戦当初から最新の様々な装備品が供与されている。それらが劇的な戦果を上げ…
  9. 2024年4月のDIMEレポート ~その2:4月の主要事象~

    【4月の主要事象】 1 日 関係閣僚会議、防衛力強化に向けて整備するインフラ施設、計16空港・港湾を指定。※1 1日 シリア首都ダマスカス、イラン大使館領事部の建物がイスラエルによるとみられるミサイル攻撃で破壊。 2日 北朝鮮、極超音速で滑空する弾頭を装着した新型固体燃料式の中距離弾道ミサイル「火星16型」の…
  10. 2024年4月のDIMEレポート~その1:4月の総括~

    【4月の総括】 4月から日本では2024(令和6)年の新年度が始まった。4月も国内外ともに息つく暇もなく多くの事象を目撃した。DIMEのD、外交面を概観すると、4月10日に岸田首相が訪米して日米首脳会談を行い、日米同盟のさらなる強化を共同声明でうたった。この首脳会談にあてるように、同日、習近平主席は台湾国民党の馬…
  11. 岸田総理による米議会演説に関するテキスト分析: 「総立ち拍手」の裏に隠された思惑とは

    岸田文雄首相は去る4月11日午前(日本時間12日未明)、米ワシントンの米議会上下両院合同会議で「未来に向けて〜我々のグローバルパートナーシップ〜(For the Future: Our Global Partnership)」と題して演説を行った 。
  12. シリーズ 新領域と技術 (1)技術の発展と領域の拡大

    1 はじめに 防衛省が「多次元統合防衛力」を構築するという方針を2018年の防衛大綱で打出してから6年が経過した。これを受けた中期防衛力整備計画では、大きな特徴として、「領域」という概念を打出し、宇宙・サイバー・電磁波領域を「新領域」としている。そして、この「新領域」を中心に重点整備する方向性が打出され…
  13. 2024年3月のDIMEレポート

    【3月の総括】 新年度、2024(令和6)年度がスタートしました。引き続きDIMEレポートをご高覧くだされば幸いです。それでは、3月を概観します。 3月初旬には、中国において、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催された。読者の中には、全人代そのものの開催について記憶から遠ざかってしまっている方もい…
  14. 2024年2月のDIMEレポート

    【2月の総括】 2月は、経済・金融面で紙面を賑わせることが多かった。日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を付け、4万円を目指す展開になっている(3月4日時点で初めて4万円台をつけた) 。反面、日本の名目GDPがドイツに抜かれ、世界4位に後退した。これは円安の側面が強いが、長期的に見ると日本の人口減少が重しとなり…
  15. 2024年1月のDIMEレポート

    1月の総括 2024年は、元日の能登半島地震と2日の羽田空港滑走路上での航空機衝突事故という前代未聞の幕明けとなった。今年1年、どうか穏やかな年であってほしいと切に願う次第だが、国内外ともに激動の時代が続く予感がする。 台湾総統選と日中経済関係 世界が注目していた台湾総統選は大きな混乱もなく整斉と行われ…
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