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2023年10月のDIMEレポート
1日 23年度下半期がスタート、各種値上げ 4,500品目以上の食品、郵便料金・振込手数料・電気料金・ガス料金なども値上げ 3日 マッカーシー米下院議長の罷免決議を史上初めて可決 (賛成216票、反対210票、棄権7票) 4日 日米防衛相会談(ワシントン) 「トマホーク」取得時期を2025年度に1年前倒しすることで一… -
2023年9月のDIMEレポート
1日 関東大震災から100年 防災の日 2日頃 中国公表地図 東南アジアで反発、印も係争地巡り抗議。 (中国自然資源省が8月28日に公表した新たな地図が波紋。8月31日、中国外務省記者会見で「南シナ海問題に関する中国の立場は一貫し明確である。関係者が客観的で理性的に対応することを望む」と。これに関係国が反発) … -
ボストーチヌイ宇宙基地における露朝首脳会談から見えるもの
ボストーチヌイ宇宙基地で、露朝首脳会談が4年半ぶりに行われた。金正恩朝鮮労働党総書記にとってもコロナ禍が収束してからの初めての外遊であり、ウラジオストクから1,500kmも離れたアムール州までの移動は、最高速度60kmの専用豪華列車と共に世界の注目を集めることになった。この首脳会談は2023年7月、ショイグ露国防… -
ヨーロッパとインド太平洋の安全保障
2023年6月、ストルテンベルグNATO事務総長は、近年の中国とロシアの接近が両国の軍事活動を活発化させ、その存在感を高めていることへ強い警戒感を訴えた 。言うまでもなく、地域的同盟であるNATOが、他地域の紛争に直接介入することは考えられないが、武力による台湾侵攻が生起した際の世界的な影響に対する、ヨーロッパ… -
2023年8月のDIMEレポート
今後、当該月に生起した安全保障関連事象を「DIMEレポート」と題して紹介してまいります。DIMEとは国家戦略を策定する際に考慮される4つの要件、すなわち、外交(Diplomacy)、情報(Information)、軍事(Military)および経済(Economy)の頭文字をとったものです。DIMEに関連する事象を網羅的に取り上げることにより、… -
NSBT Japanエグゼクティブ・ストラテジスト就任のご挨拶
このたび、NSBT Japanが目指す「安全保障・セキュリティビジネスで日本を、そして世界を繋ぐ」との趣旨に賛同し、NSBT Japanのエグゼクティブ・ストラテジストに就任した磯部晃一でございます。 -
ビリニュスNATO首脳会合の成果 −光と影の同盟−
2023年7月、ビリニュスで行われたNATO首脳会合では様々な成果が確認され、再び、軍事同盟として新たな一歩を踏み出すことになった。ここでは、今回のNATO首脳会合の成果を検証しつつ、各関係国等の視点から、今後の日本とNATOとの協力関係の方向性について考察することとしたい。 NATO NATOにとっては、今回の首脳会合… -
何故、NATOは日本に連絡事務所を開設するのか
2023年5月10日、外国メディアとのインタビューにおいて、林外務大臣は、日本にアジアで初めてのNATO連絡事務所(NATO Liaison Office: NLO)が開設されることを認めた 。その理由として、林大臣は、「ロシアによるウクライナ侵攻以来、世界がより不安定になっている」ことを挙げた。しかし、果たしてNATOも同様の考えに基… -
同盟の拡大による地政学的変化への適合
2023年4月4日、軍事的非同盟を維持してきたフィンランドは、大胆な政策転換を図り、31番目のNATO加盟国となった。加盟申請を公表してから、僅か1年で加盟が認められることは従来無かった異例の事態であったが 、その背景には、NATO、フィンランド双方にとって、加盟へ向けての相応の緊急性と必然性があったことは言うまで… -
習近平政治の特徴とは?今後の習近平政権の動向と日中関係を読み解く
第5回目のパンドーラの希望は、ゲストに学習院大学法学部教授の江藤名保子様をお招きし、中国の現状や外交戦略、そして将来の中露関係などを踏まえて、今後の日本の安全保障について幅広く議論します。 -
3年半ぶりにDSEI Japanが3月に開催
3年半ぶりにあの熱気が戻ってくる――。日本国内で唯一、陸海空にまたがる総合的な国際武器見本市「DSEI Japan 2023」が3月15~17日の3日間、千葉市の幕張メッセで開かれる。ロンドンで2年に1度開かれている本家の「DSEI(Defense & Security Equipment International)」のいわばアジア版として、日本で初めて開かれたのが2… -
新たな国家安全保障戦略と「能動的サイバー防御(ACD)」
2022年12月16日、岸田文雄政権は安全保障関連三文書、すなわち新たな「国家安全保障戦略」「国家防衛計画(旧:防衛大綱)」「防衛力整備計画(旧:中期防衛力整備計画)」を閣議決定した。国家安保戦略には、スタンド・オフ防衛能力等を活用した反撃能力の獲得、南西地域を中心とする武力攻撃事態に先立つ住民避難(国民… -
反撃能力を付与される日本の潜水艦、大敵は「人」
クジラにちなむ名前を授かった海上自衛隊の最新鋭潜水艦「たいげい」が今年3月、就役した。神戸市の造船所で引き渡された全長84メートル、基準排水量3000トンの巨体は、まさしく「大鯨」そのものだ。これで2010年の防衛大綱(22大綱)で定められた潜水艦22隻体制が整ったことになる。おりしも国内では、反… -
北朝鮮ミサイル連続発射を読み解く
150両余りのT34戦車が、早朝のソウルになだれ込んで始まった1950年の朝鮮戦争。38度線をまたぐ南北の攻防が再び起きるとすれば、頭上を飛び交うミサイル攻撃の応酬で火ぶたが切られるのだろうか。9月から11月までの約50日間にわたり、50発近くを放ち続けた北朝鮮の連続発射訓練は、将来起きうる開戦シ… -
米空軍特殊部隊が熱望する日本の飛行艇技術 「滑走路からの独立」
イラクやソマリアなどで歴戦の武功を重ねた米空軍の特殊作戦コマンド(AFSOC)。その猛者たちが今、喉から手が出るほど欲しがる軍用機が日本にある。船と飛行機の両方の特徴をあわせもつ自衛隊の救難飛行艇「US-2」だ。陸上施設が確保しにくいインド太平洋地域で、米空軍は中国とどう対峙するのか。彼らが引き出し…