NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米国で進む新たなGPS衛星配備計画

    米宇宙軍は新たなGPS衛星配備計画を進めている。6月初旬、米宇宙軍の宇宙システム軍団(Space Systems Command)は後援する宇宙スタートアップ・中小企業共同体である宇宙企業コンソーシアム(Space Enterprise Consortium)のメンバーに対し、レジリエントGPS計画(Resilient GPS Program)の設計に関する募集を開始した…
  2. 米国、位置情報衛星の脆弱性克服を検討

    ウクライナや中東での戦争、あるいは宇宙をめぐる大国間競争の激化により、GPSやGNSSといった衛星システムの脆弱性が浮き彫りになっている。米国などではGPSに代わるシステムの構築を検討中だ。 GPSやGNSSに代表される、衛星を利用して自らや対象物の位置を把握するシステムを、衛星PNTシステムという。PNTはPositionin…
  3. 【企業情報(契約)】ボーイング、2025年に無人機MQ-25の低率初期生産契約を予定

    米航空機大手ボーイングは6月25日、同社のMQ-25プログラムのマネージャーを務めるトロイ・ラザフォード(Troy Rutherford)氏が、米海軍が2024年後半に無人空中給油機「MQ-25 スティングレイ(MQ-25 Stingray)」[※1]に関する最初の低率初期生産(LRIP:Low rate initial production)[※2]提案依頼書(RFP:Request fo…
  4. 米軍第5世代戦闘機、ハイリスクな屋外保管

    米空軍の運用する第5世代戦闘機F-35ライトニングⅡの改良計画は、長らく遅延が続いている。改良を待つ機体は屋外の駐機場に保管されており、直射日光や悪天候により損傷を受けるおそれがある。 F-35はロッキード・マーチン社製の最新型戦闘機であり、TR-3(Technology Refresh 3)という改良プログラムが予定されている…
  5. 緊急課題、米国と日本のサイバー協力

    米国とその同盟国は、中国とのサイバー戦争への準備が出来ているだろうか。明確な答えはないが、中国が米国とその同盟国に対して大規模なサイバー対決を仕掛けてくる可能性は高い。 米国の主要な同盟国である日本は、米国と中国の紛争が激化した場合、重要な軍事インフラやサービスを提供することが期待されているが、…
  6. 【企業情報(資金調達)】防衛技術の新興Saronic、シリーズBで約274億円の資金調達を発表

    自律型水上艦船(ASV)を設計・製造する防衛技術企業で米テキサス州オースティンを拠点とするSaronic(サロニック)社は、シリーズB[※1]の調達額が1億7,500万ドル(約274億円)で、同社の評価額が10億ドル(約1,570億円)に達したと発表。 同社の資金調達ラウンドは米ベンチャーキャピタル(VC)大手Andreessen Horo…
  7. 米国・台湾、ドローン部隊の拡充が必要

    新アメリカ安全保障センター(Center for a New American Security, CNAS)は、中国の脅威に対抗するため米国と台湾はドローン部隊を一層拡充する必要があると、今年6月に公開された報告書で指摘した。 報告書によれば、中国は大規模なドローン部隊を保有しており、米国、台湾に対し優位に立つ可能性がある。米国と台湾…
  8. 米国防総省、IT推進戦略「フルクラム戦略」開始へ

    米国防総省はサイバーセキュリティ対応を含めたIT戦略である「フルクラム戦略」を発表した。この戦略はセキュリティ対応や相互運用に投資することで、エンドユーザーである戦闘員がITツールをより円滑に利用できるようにするのが目的だ。「フルクラム戦略」を発表した米国防総省の次席情報責任者レスリー・ビーバーズ氏は…
  9. 米空軍、第六世代戦闘機開発は難航か

    米空軍における第六世代戦闘機開発プログラムが難航している。米空軍のデビッド・アルビン(David Allvin)将軍は、今年度に開発・調達契約が締結される予定である、第六世代戦闘機開発のための次世代航空優勢(NGAD)プログラムについて「現段階ではまだ調整中で、契約締結の決定は下されていない。検討しなければならな…
  10. 紅海での軍事衝突の教訓

    地上部隊による艦船への攻撃が、黒海と紅海で起きている。ウクライナ軍のロシア艦船への攻撃、フーシ派による米艦隊への攻撃は、地上部隊と海軍との戦闘に関して新たな教訓を与えている。 ウクライナ軍は黒海の制圧を目指すロシア海軍に対して、ミサイル、ドローン、航空機などを用い沿岸部から攻撃を行ってきた。これ…
  11. 米国会計検査院指摘、米軍の宇宙開発遅延

    米国会計検査院(Government Accountability Office)は、国防省の軍事システムの近代化が緩慢で、他の大国との競争に立ち遅れる可能性があると警告している。特に人工衛星、GPSプログラムといった宇宙軍のプログラムが期待ほどに進捗していないと指摘する。 これは会計検査院による主要兵器プログラムの年次評価報告書…
  12. F-15EX、量産機が配備

    2024年6月6日、F-15EXイーグルIIの量産初号機がオレゴン州ポートランド空軍基地に引き渡された。製造番号008のこの航空機は、オレゴン州空軍第142飛行隊に配備される18機中のうちの1機である。2025年中に13機が、さらにその後に4機が追加配備される予定だ。 ポートランド空軍州兵第142航空団司令官のマイケル・B・コス…
  13. 陸軍、無人型HIMARS発射装置を開発

    米陸軍が無人兵器である「自律型複数領域発射機(AML:Autonomous Multidomain Launcher)」を発表した。AMLが実用化されれば、大規模な戦力増強や兵士自身へのリスクなしに攻撃力のアップが見込まれるという。 M142 高機動ロケット砲システム(HIMARS)の派生型であるAMLは、少なくとも2019年から開発が進められており…
  14. 米空母が直面する多様な脅威とは?

    戦後から70年近くの間、米海軍の空母と艦載機である空母航空団 (CVW) は、米国の軍事力の象徴であり、海洋でのプレゼンス能力、及び世界規模での戦力投射能力を常に支えてきた。現在、米国は11隻の空母を運用しており、各々の空母に70 機以上の航空機を搭載。常時、これらの空母のうち2隻から4隻は海外に配備されている。 …
  15. 新型エイブラムス戦車、設計開始

    米陸軍は2024年6月、ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社(以下、ゼネラル・ダイナミクス社)と新型エイブラムス戦車に関する基本設計契約を締結した。新型エイブラムスは軽量化され、戦闘での残存性を高める様々な装備を搭載する予定である。この契約により今後、米陸軍はゼネラル・ダイナミクス社と協力し、新…
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