NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 【企業情報(契約)】タレス、仏軍向け新型地上管制ステーションを約137億円で受注 

    フランスの防衛・通信機器大手タレス社は7月12日、フランス軍事省装備総局(DGA:Direction générale de l'armement)から「Syracuse(シラキュース) IV 衛星通信計画」の一環として、新型の地上管制ステーション(GCS : Ground Control Station) [※1]を受注したことを公表した。受注額は8,000万ユーロ(約137億円)。 …
  2. 塹壕用電子戦装置「PARASOL」

    ウクライナのデジタル庁は2024年6月、世界発となる国産の塹壕用電子戦(EW)装置「PARASOL」の開発に成功したと発表した。 PARASOLには2つの機種がある。1つ目は陣地防御用の「PARASOL 01」で、200メートルの距離で敵のドローンを抑制する。2つ目は車載式で、PARASOL 01と同様に200メートルの距離でドローン妨害をする…
  3. 【企業情報(開発)】KNDS、ユーロサトリで新型戦車「ルクレール・エボリューション」を発表

    2024年6月17日から21日の5日間、フランス・パリ北部にあるヴィルパント展示場で、世界最大級の防衛・安全保障展示会「EUROSATORY(ユーロサトリ)2024」が開催された。例年、ユーロサトリでは戦車、火砲、ミサイルなどの主力兵器から、小火器や通信機などの個人装備に至るまで、広範囲に最新装備が展示されている。 フ…
  4. EUROSATORY 2024で考えた個人装備の潮流と問題

    未来的個人装備の「総合設計」 徳川260年の間、サムライの甲冑に進化は生じなかった。実戦で使われることがなければ改善への要求はなされることはなく、至極当然の結果でもあった。これとは対照的に現代戦の個人装備の界隈では、その進化のペースは速く歩兵はデジタルネットワークに連携されながら戦場を歩みゆくことに…
  5. 【企業情報(開発)】ロールス・ロイス、軍用車両向け高出力ハイブリッドエンジンを発表

    ロールス・ロイス社は、軍用車両向けのエンジンに特殊作戦向けの機能を追加した、1,100 kW(1,475 馬力)高出力ハイブリッドディーゼルエンジン(以下、MTUハイブリッド)をユーロサトリ2024で初公開した。 同社のパワー・システムズ部門で政府ビジネス担当の副CEOであるクヌート・ミュラー氏は「将来の軍用装甲車両は…
  6. 【企業情報(開発)】エストニアのミルレム社、ユーロサトリ2024で過去最大規模の展示

    ロボット工学と自律システムの世界的リードメーカーであるエストニアのミルレム・ロボティクス社(以下、ミルレム社)は、ユーロサトリ2024で兵器搭載無人車両(以下、兵器搭載UGV)を合計10台展示した。10台のうち8台はTHeMIS(テーミス)無人地上車両の異なるバージョンで、残りの2台はタイプXロボット戦闘車両(RCV)で…
  7. 紅海での軍事衝突の教訓

    地上部隊による艦船への攻撃が、黒海と紅海で起きている。ウクライナ軍のロシア艦船への攻撃、フーシ派による米艦隊への攻撃は、地上部隊と海軍との戦闘に関して新たな教訓を与えている。 ウクライナ軍は黒海の制圧を目指すロシア海軍に対して、ミサイル、ドローン、航空機などを用い沿岸部から攻撃を行ってきた。これ…
  8. 戦場において携帯電話が危険な理由

    兵士が持つ携帯電話は、戦争の最前線の現状伝達に革命をもたらしている。最前線での生活、戦闘の悲惨な現状伝達の他、実際に使用されている装備品の確認もできる。しかし、米陸軍は携帯電話が兵士にとって危険なツールになる可能性が高いと指摘している。 米陸軍ナショナルトレーニングセンターの司令官であるカーティ…
  9. ウクライナ侵略、電子戦が依然活発

    ウクライナとロシアの戦いは、電子戦攻撃活動が盛んである。両国ともに最新技術を駆使し、一進一退の攻防を繰り広げている。 2022年2月のロシアによる侵略開始とほぼ同時に、ロシア軍は無線の探知および妨害を行い、両国間の電子戦も開始された。ハドソン研究所(Hudson Institute)のブライアン・クラーク(Bryan Clar…
  10. フランス、軍用小型ドローン調達を検討

    フランス軍は、小型軍用ドローンの調達プロセスを見直すことで、部隊行動をより機能的にしようとしている。現状況が継続すると、戦争の形態を変える可能性のあるドローン技術に遅れる危険性があるためだ。 2024年6月17日、フランスのセバスチャン・ルコルヌ軍事大臣は、パリで開催された防衛展示会「ユーロサトリ」にお…
  11. ロシア新型潜水艦、NATOにとって悪夢か

    ロシア最大の造船会社は、ヤーセンM型の潜水艦にジルコン・ミサイルを搭載すると発表した。これはロシア海軍の不振を改善する手段となりうるかもしれない。 ロシア海軍の不振は今回のウクライナ侵略時に見られた。ウクライナは2022年2月以降、黒海でロシアの軍艦の約3分の1を撃沈または航行不能にしたと主張しているだ…
  12. 【企業情報(契約)】コングスベルグ、ノルウェー政府から新型防空システム「NASAMS」受注

    ノルウェーの大手防衛関連企業コングスベルグ ディフェンス&エアロスペース社は6月28日、ノルウェー国防資材庁(NDMA)から新型「NASAMS(ナサムス)」[※1]防空システムを受注したことを公表した。 ノルウェー国防資材庁との契約には、ナサムス用の新型「マルチミサイル発射装置」と新型の「射撃指揮所(FDC:Fire …
  13. 【企業情報(開発)】ラインメタル、次世代型ABV「ケイラーNG」を発表

    ドイツの防衛関連大手ラインメタル社は、6月17日~21日にフランス・パリで開催された国際装備展示会「EUROSATORY(ユーロサトリ)2024」において、次世代型の全装軌式装甲戦闘車両(ABV)[※1]「KEILER NEXT GENERATION(ケイラーNG)」を発表した。 「ケイラーNG」は地雷除去装置、ロケットを用いる地雷除去ラインチ…
  14. ユーロサトリ2024の当座の印象

    6月半ばにパリ近郊で開催された世界最大級の陸上装備品展示会、ユーロサトリ2024をNSBT Japanのエグゼクティブ・ストラテジストとして初めて視察した。初日の17日から3日間、会場をくまなく探索し、興味あるカンファレンスにも顔を出してみた。 時期的には、ロシアによるウクライナ侵攻から2年半近くが経過し、依然戦争…
  15. 【企業情報(開発)】ハンガリーの銃器メーカー、新型機関銃「G224」と「G762」を発表

    ハンガリーの銃器メーカー「Gestamen Research & Development Ltd (Gestamen Arms=ゲスタメン・アームズ)」社は、6月17日~21日にフランス・パリで開催された国際装備展示会「EUROSATORY(ユーロサトリ)2024」で、新型機関銃「G224」と「G762」を発表した。 G224とG762は、それぞれ5.56×45mm弾と7.62×51mm弾を使用す…
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