NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 中国の高高度無人機が日本海上空を飛行

    2024年3月26日、中国軍(PLA)の高高度無人機WZ-7(以下、WZ-7)が、日本海上空を飛行した。この無人機は独特な接合翼のデザインで、2017年頃から運用されている。WZ-7は台湾周辺や、中国とインドの国境沿いで頻繁に偵察活動を行なっているが、日本海周辺への飛行が確認されたのは初めてである。 中国空軍(以下、PLAAF…
  2. 中国、戦闘機技術で米国を追う

    中国は第6世代戦闘機の開発を本格化させている。中国の取り組みを分析すると、同国が西側諸国との技術的な差を縮めようとしていることがわかる。興味深いことに、現在開発を行っている第6世代戦闘機の設計は、米軍の第6世代戦闘機と部分的に同じであることが明らかとなっている。 現在の最新の戦闘機にあたる第5世代戦…
  3. 中国、早期警戒機の高性能化を推進

    長年にわたり、米海軍のE-2Dホークアイ(以下、ホークアイ)は早期警戒機(AEW)として、脅威を発見し、偵察するために活躍してきた。 見通し外の海上監視能力がネットワーク化されていることにより、広範囲の敵脅威を早期に発見することが可能だ。早期発見により、防衛や対処の準備時間を確保できるため、戦闘において…
  4. 加速する中国の空母増強計画

    現在、中国海軍(以下、PLAN)は「遼寧」と「山東」の2隻の空母を運用しているが、2030年までに5隻の空母を保有する可能性がある。昨今、中国がインド太平洋海域での勢力拡大のため、基盤構築の兆候を示しているのだ。 中国の空母開発は、ソ連時代に退役した空母「遼寧」の大改修から始まり、国産の「山東」、そして電…
  5. 陸上自衛隊が無人システムの試験を拡大へ

    陸上自衛隊は3月26日、試験・評価用の無人航空機(UAV)および地上車両(UGV)を追加取得すると、ソーシャルメディア・アカウント(X)で発表した。同発表につづけて、X上で陸自は以下のように付け加えている:
  6. 米国、超音速ミサイル開発で中露に後れ

    極超音速ミサイル開発・配備において米国は中国、ロシアに後れを取っている可能性が高い。特に中国の開発速度は凄まじく、米国を凌いでいるとみられる。国家航空宇宙情報センター(National Air and Space Intelligence Center)のジェフェリー・マコーミック(Jeffrey MacCormick)上級諜報アナリストによると、中国は過…
  7. 中国、再利用可能ロケットを打ち上げ予定

    中国は将来の有人月探査に備えて、2025年と2026年に再利用可能なロケット2機を打ち上げる予定だ。全国人民代表大会の副議員である王偉氏は3月4日、「国営企業の中国航天科技集団(CASC)が、直径4mと5mの再利用可能なロケットをそれぞれ2025年と2026年に初めて打ち上げる計画だ」と、中国の新聞社に語った。 現時点では…
  8. 中国、初の高軌道インターネット衛星を打ち上げ

    中国南西部の西昌衛星発射センターで2月29日、長征3B/Gロケットを使って「高軌道」インターネット衛星の打ち上げが実施された。 中国航天科技集団公司(CASC)は、打ち上げから1時間以内に打ち上げ成功を発表した。CASCの発表によると、打ち上げられたのは「互聯網高軌衛星01号」(高軌道インターネット衛星01号、Weixi…
  9. 繁栄する中国の造船所に対して米国は

    中国はもはや世界の造船所といえよう。年々、勢力と軍事力を伸ばし拡大を続けている。昨年は念願だった世界一の造船国にもなった。世界中の新造商用船の50%以上を生産したのだから当然である。 対象的に、その昔は帝国を築いて貿易を拡大し、戦争において勝利に貢献した欧米の造船所の縮小は著しい。欧州においては世界…
  10. 米海軍がロシア艦沈没から得た教訓とは

    ロシアのミサイルコルベット艦隊・イヴァノヴェッツが、ウクライナの水上ドローンによって撃沈された。従来の水上戦艦が時代遅れであることを証明するような衝撃的な出来事である。 このときの映像によれば、ウクライナの水上ドローンにイヴァノヴェッツはほとんど抵抗できずに撃沈した。ビデオの最後には、沈没する船…
  11. ロシアは2026年までに勝利を目指す

    英国王立防衛安全保障研究所(以下、RUSI)が2024年2月に発表した報告書によれば、プーチン大統領は2022年2月に始まった「特別軍事作戦」に勝利できると考えており、現在もロシアは最終的にウクライナを支配下に置くことを目指している。 ウクライナの降伏条件は現在、ロシアの仲介者によって提案されているという。同…
  12. 中国、中東諸国へのステルス戦闘機売込み本格化

    アラブ首長国連邦(UAE)へのF-35戦闘機50機、サウジアラビアへの精密誘導爆弾3,000発の売却など、ドナルド・トランプ前米大統領によって締結された対外武器売却取引が、2021年にバイデン政権によって保留されている。その主な理由は、UAEとサウジアラビアが長年にわたって続けてきたイエメンでの戦争が世界最悪の人道危機…
  13. 米国防総省、2023年中国軍事力報告書を発表

    米国防総省は昨年10月に中国軍事力報告書(China Military Report)と呼ばれる、核・通常戦力における過去一年間の中国人民解放軍(People’s Liberation Army: PLA)の軍事的な増強や近代化計画の進展について発表した。核戦力に関しては、中国が2030年までに1,000発以上の核弾頭を運用し、30年末までに保有核弾頭数がおよ…
  14. 中国、攻撃ヘリコプター海外デビュー

    2024年2月22日、中国航空工業集団(以下、AVIC)はシンガポールエアショーにおいてZ-10攻撃ヘリコプター(以下、Z-10)を初めて国外展示した。今回のエアショーではロシア防衛企業は参加しておらず、Z-10は唯一の旧東側諸国の装備であった。 Z-10は中国人民解放軍(PLA)の陸軍航空隊に配備されており、演習や訓練で頻…
  15. 中国、量子技術で行き詰りか

    中国は近年、量子技術の開発に力を注いでいる。米国との技術競争で優位に立っているという見方が優勢であるが、他方で行き詰りも見えつつある。 中国と米国は激しい量子技術競争を繰り広げており、中国が先行していると見る向きも多い。オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute, ASPI)の…
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