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ウクライナ侵略、宇宙能力の重要性浮き彫りに
ロシアによるウクライナ侵略開始以来、宇宙空間の重要性への認識が高まりつつある。ウクライナの戦場では、極めて大きな国力、軍事力の差にも関わらずウクライナ軍はロシア軍に対して互角に渡り合っている。ウクライナの抵抗を支えるのは弾薬、車両、防空システムといった西側からの支援であり、中でも偵察衛星、衛星通信… -
カラシニコフ社、新型小銃発表
ロシアのカラシニコフ社は、AKシリーズの最新モデルとして、NATO標準である5.56×45mm口径のAK-19小銃(以下 AK-19)を発表した。 2023年8月14日から20日の間にモスクワで開催された国際軍事技術フォーラム「Army-2023」において、初めてAK-19を一般公開。従来のロシア軍の標準口径はAK-47用の7.62×39mmとAK-74用の5.45×… -
欧州、衛星貨物輸送計画を発表
欧州宇宙機関(European Space Agency)は2023年11月6日、商用衛星による物資輸送計画を開始すると発表した。この計画は2028年を目標として、貨物を国際宇宙ステーション経由で輸送するものであり、最終的には有人での運用を目指している。 今月スペインのセビリアで行われた会合にて、欧州宇宙機関の参加国は貨物輸送… -
韓国の大手銀行、ポーランドへ融資検討
韓国政府は、約30兆ウォン(約3兆4,600億円)に相当するポーランドへの兵器輸出を促進するため、国内大手銀行との融資オプションを積極的に検討している。 韓国国防省は2023年10月30日、「KB国民、シンハン、KEBハナ、ウリィ、NH農協」5行の銀行幹部が、ポーランド政府への融資について会談を行ったことを発表した。詳… -
ウクライナ、米国と「フランケンSAM」計画を推進
これから冬を迎えるにあたって、ウクライナ当局は国を凍てつく暗闇に陥れかねないロシアの攻撃から送電網を守るために、防空体制のさらなる強化を切望している。強化対策の一環としてウクライナは米国と共同で、「フランケンSAM」計画を推進し、大きな手応えを掴んでいるという。 米当局の関係者たちが欧米各国などから… -
英海軍、ドローンの空母運用試験を開始
米国航空機メーカーのジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(General Atomics Aeronautical Systems, GA-ASI)社は、英海軍空母プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales)上でドローンの発着艦試験の実施を目指している。同社はモハベ(General Atomics Mojave)という短距離離発着が可能な無人… -
ロシア衛星、西側衛星に接近
カリフォルニアのスタートアップであるスリングショット・エアロスペース(Slingshot Aerospace)は、ロシアの人工衛星が意図的に西側の衛星に接近していることを観測した。米国をはじめ西側の運用者の間では情報漏洩などの懸念が広がっている。 接近したロシアの衛星は、ルーチ(Luch-5X)あるいはオリンプK(Olymp-K-… -
スペイン企業、準軌道ロケット打ち上げに成功
スペインの宇宙開発企業PLDスペース(PLD Space)は、欧州初の準軌道(サブオービタル)ロケット(Suborbital rocket)の打ち上げを行った。目標とする高度には届かなかったものの、同社は打ち上げに成功したと発表している。 2023年10月6日、PLDスペース社のロケット、ミウラ1(Miura 1)がスペイン南西部のエル… -
オーストリアC-130の後継にエンブラエル社のC-390を選択
オーストリアは老朽化した戦術輸送機C-130ハーキュリーズの後継機として、エンブラエル社のC-390ミレニアムを選定した。 オーストリアのクラウディア・タナー国防相は、C-390ミレニアムを4機購入する予定であり、オランダとの共同発注も検討していると述べた。新型ジェット機の発注は2024年前半に契約する予定だとして… -
米国、ウクライナへ劣化ウラン弾を供与
米国は2023年9月6日、10億ドル(約1,470億円)に及ぶ追加軍事支援の一環として、ウクライナへ劣化ウラン弾を供給すると発表。この弾薬は米国製エイブラムス戦車から発射でき、第一弾が先日ウクライナへ到着したところだ。しかし、劣化ウラン弾の供与に関しては物議を醸している。 核燃料や兵器を製造する過程で、核分裂… -
英国、ミサイル発射可能なドローン発表
英国陸軍はレーザー誘導ミサイルを発射できるジェットエンジンのドローンを発表。このヒドラ(Hydra) 400と呼ばれる無人航空機(UAV)は、ロンドンで開催された展示会DSEI2023(Defence and Security Equipment International)で紹介された。 防衛省によると、この最新鋭機は、ミリ波レーダーとセミアクティブ・レーザ… -
エストニアとラトビア、ドイツ製防空システムを購入
アメリカの安全保障および防衛ニュース出版社であるDefense Postは2023年9月12日、ドイツ・ローテンバッハにあるディール防衛開発センターにて共同契約の調印式が行われ、エストニアとラトビアがドイツ製防空システム「IRIS-T SLM」を購入したと報じた。 今回エストニアとラトビアが共同で購入したのは、ディール・ディ… -
ドイツ、防衛輸出で韓国に「NATO」資格を付与
ドイツ政府が韓国に対し、防衛装備輸出手続きについてNATO加盟国と同等の資格付与を検討している。承認されれば、韓国への輸出はドイツ連邦輸出管理局(BAFA)の承認が不要となる。韓国防衛事業庁(DAPA)は「輸出規則(経済政策)を管理するドイツ連邦経済技術省(BMWK)の承認を早急に得る予定だ」と発表した。 現… -
ポーランド、装備品購入のため韓国へ追加融資要請
ポーランドはウクライナ侵略以降、急速に軍備の近代化を進めている。長らくロシアの脅威にさらされてきたが、ウクライナ戦争によってより現実味を帯びたからだ。2022年にはポーランドは韓国からK2戦車を1,000両、K9自走榴弾砲700両、FA-50軽戦闘機48機を購入した。 2023年8月、ポーランドは韓国から新しい軽偵察車両(… -
ポーランド、韓国MLRS「チョンム」初号機受領
ポーランド軍需庁は2023年8月21日、韓国のハンファ・ディフェンス社から最初の多連装ロケットシステム(MLRS)「チョンム」を受領したと発表。このシステムは、今回ポーランドが供給したジェルチ軍用車両3両にハンファ・ディフェンス社製のロケットランチャーを搭載したシステムである。搭載用の車両は5月初旬にポーランド…