NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. ウクライナが勝利する望みは消えつつある

    ロシアが本格的な侵略を開始してから丸2年が経ったが、ウクライナは西側諸国のパートナーに対し、より多くの武器や援助を求めると同時に、政治的約束(NATO加盟)を懇願し続けている。 ウクライナへの軍事支援に関しては、国際的な厭戦気分の高まりもあり、各国が慎重な姿勢である。ゼレンスキー大統領は昨年末、西側の…
  2. 2023年、ロシア軍は1,500両の戦車を受領

    専門家の分析によると、ロシア軍は特別軍事作戦の開始以来、2,200~2,800両の戦車を失ったとされている。 この損失は、ウクライナ侵攻前にロシア軍が保有していた戦車の80%に相当する。同様に、戦車だけでなく、ウクライナでの戦闘中における装備品の損耗率は非常に高い。戦闘機やヘリコプターが15~20%、歩兵戦闘車 (BMP…
  3. 軍事用レーザー兵器、英国で初めて試射成功

    英国は経空脅威に対するレーザー兵器の高出力発射を初めて成功させた。今回使われたのはDragonFireレーザー指向性エネルギー兵器(LDEW)システムだ。英国国防省を代表して国防科学技術研究所(DSTL)が主導し、産業界のパートナーであるMBDA、レオナルド、QinetiQと協力している。 DragonFireは、長距離にわたって高出…
  4. 米国が苦悩する台湾とウクライナへの武器支援

    ウクライナ、台湾、イスラエルへの新たな軍事援助の承認に、米国の議員たちが前向きに取り組んでいると世間一般では思われている。一方、米国の産業基盤には兵器の需要を満たす能力が不足しているという声も少なくない。 ガザ戦争前から米国は、ウクライナ向けのプラットフォームと台湾向けのプラットフォームの間で兵…
  5. ロシア、ウクライナで北朝鮮のミサイルを使用

    2024年1月4日、ホワイトハウスは「年明け早々、北朝鮮から提供されたミサイルによりロシアがウクライナを二度にわたり攻撃した。これは、北朝鮮によるロシア支援がエスカレートした結果で、欧州と朝鮮半島の安全保障に深刻な影響を及ぼす」との声明を発表した。 国家安全保障会議のジョン・カービー報道官によると、首…
  6. ウクライナ向けの砲弾が減少、イスラエルへ供給

    イスラエルとハマスの戦闘が始まって以来、重要な155㎜砲弾のウクライナへの供給がストップし、ウクライナ政府は前線全体での弾薬不足を警告している。 米国のニュースサイト「AXIOS」によれば、もともとウクライナ向けに供給を予定していた米国製の155㎜砲弾が、現在イスラエル向けに輸送されている。これらの砲弾数は…
  7. ドイツ、H145M軽攻撃ヘリコプターを大量発注

    ドイツとエアバス社は、82機のH145M軽攻撃ヘリコプターの契約を結んだ。航空機としては過去最大の発注数である。 エアバス社の広報担当者は、H145Mの価格や搭載される可能性のある兵器に関して、「当社が開示することを禁じられている」と述べた。契約金額についても明らかにしなかったが、ドイツが23億ドル(3,358億円…
  8. スペインの新宇宙機関は想像以上に大きな存在になっている

    スペインは新宇宙機関であるスペイン宇宙庁(Agencia Espacial Española:AEE)を設立した。自国の宇宙開発の管理、調整、そして最も重要な促進、推進を同庁が担うことになる。 スペインの宇宙産業への取り組みは、スペーステック企業の規模や公的予算を考慮すると、経済の非常に重要な部分を占める。スペインではまだ…
  9. 【企業情報(開発)】英BAEシステムズが対ドローン兵器を搭載した多目的装甲車両のテストに成功

    英BAEシステムズは、先日行われた実弾射撃試験で、多目的装甲車両(AMPV)に搭載する対無人航空機システム(C-UAS)のプロトタイプのテストに成功したと発表した。 ムーグ社と共同開発した対無人航空機システムのプロトタイプは、アリゾナ州キングマンのビッグサンディ射撃場で行われた「現実的な戦場シナリオ」を想定…
  10. 【企業情報(契約)】SAABがUAEと「警戒管制システム」に関し1億9,000万米ドルの契約を締結

    スウェーデンの航空・防衛企業であるSAABはアラブ首長国連邦(UAE)と1億9,000万米ドルの3年契約を締結し、空中早期警戒管制(AEW&C)ソリューション「GlobalEye」を提供すると発表した。
  11. ウクライナ軍、電子戦に新たな取り組みを採用

    2022年2月に始まったウクライナ侵攻から23ヶ月が経ち、ロシア・ウクライナ双方の電磁波の領域での戦いが注目されつつある。2023年11月上旬にはインターネット上にウクライナ軍のドローン(無人機)が集合住宅の屋根に設置されたアンテナ3本に狙いを定め、ドネツク近郊の東部前線におけるロシア軍の「ポール21(Pole 21)…
  12. 【企業情報(開発)】エストニアが欧州海軍向けの半自律船の開発に着手

    エストニア政府と同国の造船会社Baltic Workboats社は、ヨーロッパ諸国の海軍向けとなる半自律型船舶プロトタイプを開発する4年間のプロジェクトを開始した。 欧州連合(EU)に加盟する10か国において23の企業と研究機関が協力し、欧州防衛基金(European Defence Fund:EDF)が共同出資する中では最大規模の国境を越え…
  13. 【企業情報(契約)】ラインメタルがスペインと軍需品に関する大型契約を確保

    ウクライナ戦争により欧州が軍需危機にある中、スペインは「Rheinmetall Expal Munitions, S.A.U.」(独ラインメタルがスペインのエクスパル・システムズを買収して設立)との間で、120mm弾薬、照明手榴弾、発煙手榴弾などの爆発物資の調達に関し、467万ドル(約6億7000万円)相当の大型契約を締結した。
  14. 米国と欧州とのAI "協力 "はイノベーションを阻害する

    現在、人工知能(AI)に関して、2つの世界がある。 1つは、大規模な言語モデル開発者、オープンソースソフトウェアのコーダー、そしてAIのアプリケーションを開発する投資家たちによる競争だ。こうした競争にはベンチャー企業だけでなく、伝統ある大企業やあらゆる大手グローバル企業が参加している。多くの企業は米国…
  15. ロシアと中国が米国の休日に不審な動き

    2016年に設立したレオラブス(LeoLabs)社。天候に影響を受けず宇宙空間の物体を観測し、リアルタイムのマッピングによる可視化や、衝突を予測するシステムなどを開発している。現在は米国やコスタリカなど4拠点で6つのレーダー装置を運用する、宇宙モニタリングの新興企業である。宇宙開発企業の米スペースXや英宇宙庁な…
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