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【企業情報(契約)】仏エクセイル子会社、NATOから水中機雷処理無人潜水艇の契約を受注
北大西洋条約機構(NATO)の支援調達庁(NSPA:NATO Support and Procurement Agency)は、仏エクセイル(Exail)社の子会社「エクセイル・ロボティクス・ベルギー(Exail Robotics Belgium)」社に、主にベルギー海軍とオランダ海軍向けの水中機雷処理無人潜水艇(UUV:Unmanned Underwater Vehicle、以下UUVと記述)と訓… -
「MIRAI」の水素タンク爆弾からみえてくるウクライナ軍の戦術とは
ウクライナの英語ニュースメディア「ユーロマイダン(Euromaidan Press)」は、ウクライナ軍が7月に行った攻撃で、トヨタの水素自動車「MIRAI」を利用したと報じた。この車の水素タンクを利用して、小型の強化爆弾を作成したと見られている。その後、『朝鮮日報』や「NewSphere」においても「ウクライナ軍の攻撃できのこ雲… -
フランスの中小企業による安全保障ビジネス戦略と我が国へのインプリケーション: Elynxo社のケーススタディ
去る6月13日(パリ時間)、NSBT Japanの磯部晃一エグゼクティブ・ストラテジスト、時藤和夫ストラテジスト他4名は、フランス・パリ近郊のレ・ジュリスに拠点を置くオプトロニクス機器の設計、製造、メンテナンスを専門とする「Elynxo」社のオプトロニクスセンターを往訪し、同社のセールス・マネージャーと対談したのち、… -
戦車は時代遅れか?ウクライナ戦争に見る戦車の今後
<ウクライナの戦場で撃破される戦車> 現在、ウクライナの戦場ではドローンが米陸軍の最も強力な兵器である戦車に致命的な損害を与えており、将来の戦場における戦車の役割は大きな変更を迫られる可能性がある。 米国防総省の高官によれば、2023年秋に米国防総省がウクライナに送ったM1A1エイブラムス戦車31両のうち5… -
英軍、ドローン操縦用スマートウォッチを導入: 英「フューチャー・ソルジャー計画」の行方
英国陸軍は新技術の検証試験として、ドローンを操作できる新型スマートウォッチの導入を開始した。 英国国防省(MoD)は2021年3月、将来戦闘において英軍がより優位となるように、各種の最新技術を取り入れた「フューチャー・ソルジャー計画」を開始した。スマートウォッチの導入は、この計画の一環とされている。 … -
ロシアの対NATOハイブリッド戦術
ロシアのプーチン大統領はウクライナ戦線での2年半にわたる膠着状態を打開するため、ウクライナに対する通常戦争とNATOへのハイブリッド戦術という2つの作戦を同時進行中だ。 NATO本部は、数ヶ月前からロシアがハイブリッド戦術によって西側諸国を不安定化させようとしていると警告している。NATOがウクライナへの資金… -
英軍リモート操縦ドローンの最新技術
航空機の遠隔操縦技術は日々進化している。特に英軍は最先端技術を持ち、実用化に向けてさまざまな取り組みを行っている。 代表的な航空機はジェネラル・アトミックス(General Atomics)社製のプロテクターRG Mk1(Protector RG Mk1, 別名MQ-9B)だ。この航空機は地上にいる人員によって操縦可能で、諜報、偵察などを… -
【企業情報(提携)】FN UK社、米弾薬メーカーと軽量中型機関銃の生産で提携
ベルギーに拠点を置く銃器メーカー「FNブローニング・グループ(Browning Group)」の子会社「FN UK」社は8月15日、米国の弾薬メーカー「トゥルー・ベロシティ(True Velocity)」社と戦略的パートナーシップを結び、英国ケント州の工場で338ノルマ・マグナム弾を使用する軽量中型機関銃用部品の生産と組み立てを行うと発… -
【企業情報(契約)】独ラインメタル社がスペイン軍から155mm砲弾用推進薬充填システムを50万基受注
ドイツ防衛大手のラインメタル社は8月1日、スペイン陸軍がラインメタル社から「155mm長距離榴弾砲向けモジュール式推進薬充填システム」を約50万基調達する枠組み合意に調印したと公表した。 受注額は最大2億500万ユーロ(約324億円)で、同社は2025年末までに納入する計画だ。また、同契約には2年間の延長オプションが… -
【政府情報(開発)】英国防科学技術研究所(Dstl)が英陸軍車両向け高出力レーザー兵器に関する実証試験に初めて成功
英国防省の国防科学技術研究所(Defence Science and Technology Laboratory:Dstl)、および同省の装備部門である国防装備・支援本部(Defence Equipment and Support:DE&S)、さらに英国防衛業界は協力して、重要な新しい能力の開発を可能にし、英国軍の将来への準備を支援してきたと発表した。 -
【企業情報(契約)】オリゾンテ・システミ・ナヴァリ社、伊海軍向けFREMMフリゲート2隻を約2400億円で受注
伊防衛大手フィンカンティエリとレオナルドの合弁会社であるオリゾンテ・システミ・ナヴァリ(OSN:Orizzonte Sistemi Navali)社は、防衛装備協力共同機構(OCCAR:Organisation Conjointe de Coopération en matière d'ARmement)[※1]から、イタリア海軍向けの新世代フリゲート「FREMM EVO(フレム・エボ)」2隻の建造… -
【企業情報(引き渡し)】ハンガリーがヴァールパロタの弾薬工場を独ラインメタルに引き渡し
7月29日、ハンガリーはヴァールパロタで式典を行い、同地に建設した最新鋭の30㎜弾薬工場をラインメタル社に引き渡した。 -
ロシア軍、小児病院等民間施設を攻撃
2024年7月8日、ウクライナの首都キーウ他、各地で大規模なミサイル攻撃があり、少なくとも41人が死亡した。翌日、国連機関はこの攻撃がロシアによる可能性が高いと発表。 ウクライナのゼレンスキー大統領は「キーウ、ドニプロ、スロヴィヤンスク、クラマトルスクなどの都市へ40発以上のミサイルが発射され、建物やイン… -
【企業情報(契約)】EID社、ポルトガル海軍の新型多目的艦向けC4Iの大型契約を獲得
ポルトガルの防衛向け通信システムメーカーEID (Empresa de Investigação e Desenvolvimento de Electrónica, S.A.)社は7月23日、ポルトガル海軍の新型多目的艦(MPV:Multi-purpose Passenger Vehicle)に搭載される通信システムに関する契約を獲得したと発表した。 同契約には、統合通信システム(ICS:Integrated Co… -
【企業情報(契約)】タレス、仏軍向け新型地上管制ステーションを約137億円で受注
フランスの防衛・通信機器大手タレス社は7月12日、フランス軍事省装備総局(DGA:Direction générale de l'armement)から「Syracuse(シラキュース) IV 衛星通信計画」の一環として、新型の地上管制ステーション(GCS : Ground Control Station) [※1]を受注したことを公表した。受注額は8,000万ユーロ(約137億円)。 …