NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. B-52、近代化改修により100年間運用へ

    ボーイング社が空軍向けに製造した B-52戦略爆撃機が1955 年に初めて米空軍にて就役して以来、空軍の主力爆撃機として60年近く活躍してきた。冷戦期にはソ連領空の端で24時間の抑止警戒任務を実施したほか、ベトナム戦争では大規模な爆撃作戦を実施。また1991年のイラク攻撃で、砂漠の嵐作戦の迅速な地上作戦への道を切り…
  2. 米軍を壊滅させたドローン攻撃の脅威

    1月27日の夜、タワー22と呼ばれるヨルダン・イラク・シリア国境近くに位置する前哨基地の一時居住区となるテントで米軍関係者らが就寝中、轟音を立てて特攻無人機(いわゆるカミカゼドローン)が急降下して爆発した。この爆発により、ジョージア州に本拠を置く第718工兵中隊の米陸軍予備兵3名が死亡。さらに40名以上の兵士…
  3. バイデン大統領がイランに反撃する可能性は

    昨年10月にパレスチナ自治区ガザで、イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘が始まって以来、中東から米軍を排除しようとするイラン代理部隊による攻撃が続いたが、致命的な被害は起こっていなかった。ところが、1月27日にドローンの爆撃で米陸軍予備役3名が死亡し、少なくとも34名の兵士が負傷したとき、状況は一変し…
  4. AUKUSの潜水艦計画は失敗か

    英国の潜水艦能力の低下が止まらない。英国海軍は資本不足により、不十分な施設と人員不足を課題に抱えている。そのため、攻撃型原子力潜水艦(SSN)を海洋に投入できず、海洋で核抑止力を維持するのに苦労している。さらに、さまざまな問題が重なることで、英国海軍の士気は低下。主要な上級幹部職の充足が困難になってい…
  5. 米陸軍、新型防弾ヘルメットを配備

    米陸軍は2024年2月13日、最新の戦闘ヘルメット「次世代統合頭部防護システム」(以下NG-IHPS)の部隊配備を開始した。NG-IHPSは、従来のヘルメットと比較して約40%軽量化されており、同時に頭部を守る防護性能は大幅に向上している。 NG-IHPSの最初の2,000セットは、第82空挺師団第1旅団戦闘団に配備された。2018年に…
  6. 日米、無人機共同開発が順調に進展

    日本と米国が共同で開発している無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle)の進捗が順調だ。日本のロボット技術と米国のAI関連のノウハウが互いを補完することで、開発が加速している。無人機の詳細な仕様は明らかではないが、2030年代に完成予定の次期戦闘機と共同運用が想定されている。 日本と米国は昨年12月に、無人航…
  7. 米国防総省、攻撃ドローンの募集開始

    米軍は、中国による台湾侵攻を阻止する鍵となりうる数千台の殺傷力のあるドローンを開発しようとしており、企業に対して募集を開始した。 米国防総省の国防イノベーションユニット(DIU)の「量産可能で安価な海上遠征機(PRIME: Production-Ready, Inexpensive, Maritime Expeditionary)」とは、高速で敵艦を迎撃でき…
  8. 米空軍特殊作戦軍、C-130のレーダーを改良

    米空軍特殊作戦軍は、AC-130Jゴーストライダー・ガンシップ(以下、AC-130ガンシップ)とMC-130Jコマンド特殊作戦輸送機(以下、MC-130コマンド)の搭載レーダーを、アクティブ電子走査アレイ式(以下、AESAレーダー)へのアップグレードを準備中である。これは現在使用されているAN/APN-241レーダーの換装であり、両方の…
  9. ボーイング、部品欠陥のためT-7計画を延期

    ボーイング社は2月初め、練習機T-7Aレッドホーク用に予定されている部品の品質問題により、空軍への次の試験機の納入が数カ月遅れると発表した。当初の計画より数カ月遅れた、2024年半ばにT-7の低料金初期生産(LRIP:Low rate initial production)を開始することも計画している。ボーイング社の副社長兼T-7プログラムマ…
  10. ゼネラル・アトミックス社、空中発射型UAVの試験実施

    ゼネラル・アトミックス社は、MQ-20 アベンジャー無人航空機のウェポンベイから空中発射型の無人航空機(A2LE: Advanced Air-Launched Effects) の発射に成功したと発表。同社の画像では、新型のA2LEがMQ-20アベンジャー無人航空機のウェポンベイから投下されているのが確認できた。実証試験は製造、構造試験後の2023年11…
  11. 生成AIは国際関係の安定に貢献するか

    軍事領域における生成AIの導入は驚くべき勢いで進んでいる。戦場における兵士に代わる戦闘員として、あるいは戦術やオペレーションの策定における補助として、既に重要な役割を担いつつある。他方、抑止やシグナリングといった戦略面における生成AIの導入には慎重論も根強く、議論が続けられている。 今日、生成AIが導…
  12. 【企業情報(契約)】米イスラエル合弁企業がヘルメット搭載ディスプレイ・システムを納入

    コリンズ・エルビット・ビジョン・システムズ(CVES)はジェット戦闘機「F-35 Lightning II」のパイロット向けのヘルメット「F-35 Gen III Helmet Mounted Display System(HMDS)」を米軍の統合攻撃戦闘機(Joint Strike Fighter)に納入したと発表した。
  13. 【企業情報(契約)】米ペラトンが2023年に12億ドルの機密契約を獲得したと発表

    米ペラトンの宇宙・インテリジェンス部門は、2023年を通じて機密契約で12億ドル(約1804億円)以上を確保したとのこと。同部門は、国家安全保障、民間宇宙、インテリジェンス・コミュニティの幅広い顧客に高度なミッション固有の技術機能を提供する。
  14. 米海軍、陸・海・空・海中間のネットワークを開発

    米海軍のバージニア級攻撃型潜水艦(以下、潜水艦)は、静かな航行で探知されずに脅威度の高い海域や島しょ部を偵察し、地表(海面)の脅威を探索するように設計されている。潜水艦は水上艦が入れない海域に進入し偵察活動を行い、敵艦船を識別する能力を持つ。また、特殊部隊用の潜水艇を発進させ回収を行うだけでなく、…
  15. ウクライナが勝利する望みは消えつつある

    ロシアが本格的な侵略を開始してから丸2年が経ったが、ウクライナは西側諸国のパートナーに対し、より多くの武器や援助を求めると同時に、政治的約束(NATO加盟)を懇願し続けている。 ウクライナへの軍事支援に関しては、国際的な厭戦気分の高まりもあり、各国が慎重な姿勢である。ゼレンスキー大統領は昨年末、西側の…
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