NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米産業政策の在り方について議論

    安全保障上の懸念に対処するため、産業政策の在り方が盛んに議論されている。「産業政策」とは、特定の産業、企業、経済活動に働きかけることで、政府が経済を主体的に形成する動きのことをいう。近年は経済安全保障の観点から軍事に関連する幅広い産業に政府が関与する動きが広がっており、同時に産業政策の望ましい在り…
  2. 米軍、B-21の新画像を公開

    米空軍は開発中のステルス爆撃機B-21レイダー(B-21 Raider)の画像を公開した。2022年12月以来長く姿を見せてこなかったが、今回開発が進んでいることが確認された。それとは別に、米空軍地球規模攻撃軍団(Air Force Global Strike Command)のトーマス・ビシュエール(Thomas Bussiere)大将は、B-21の地上でのエンジン…
  3. 宇宙ミサイル防衛シンポジウム及び抑止シンポジウムについて

    2023年8月7~10日、米国アラバマ州ハンツビル市にて国家安全保障関係の会合である「宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウム」が開催された。また8月16~17日にはネブラスカ州オマハにて、米戦略軍の「抑止シンポジウム」が開催された。今回NSBTから調査員が両会議に参加したので、その概要について述べていく。 1. 宇宙ミ…
  4. ランド研究所、米軍の衛星通信利用変更を提言

    米国のシンクタンクであるランド研究所は2023年9月6日に報告書を発表し、「米宇宙軍は衛星通信サービスの調達方法を変更する必要がある」との提言を行った。この報告書は計79ページに上り、米軍の衛星通信サービスの調達における課題と解決方法を分析している。同報告書によると、現在の調達方法は民間のイノベーションを…
  5. 米空軍、ステルス無人機XQ-58A配備へ

    米空軍研究所(AFRL)は2023年7月25日、人工知能(AI)が操縦するステルス無人戦闘機「XQ-58Aヴァルキリー」の飛行に成功した。3時間にわたる実証飛行は米フロリダ州エグリン空軍基地にて行われた。これは、史上初で自律型無人戦闘機にとって大きな前進である。 米国防総省のキャスリーン・ヒックス国防副長官が明らか…
  6. 米陸軍、新たな戦車開発へ

    米陸軍は現在計画が進行しているM1A2エイブラムス戦車の改良を取りやめ、新たなM1E3エイブラムス戦車の開発に取り組むことを明らかにした。2030年代初頭までに導入し、2040年ごろから主力戦車として運用する予定だ。 米陸軍のグレン・ディーン(Glenn Dean)少将は、方針転換の理由について「(M1A2は)重量を増加させ…
  7. AI「冬の時代」はやってくるか

     防衛分野におけるAI(人工知能)の役割は日増しに大きくなっている。人間に代わる戦闘員として、あるいは人間より優れた情報分析官として軍事活動に従事するほか、兵器の開発や兵士の訓練、サイバー活動でも重要な役割を担う。しかし昨今、AI技術の進化に転機が訪れる可能性が指摘されているのだ。技術の発達のペースが…
  8. デジタル技術による戦闘機設計の課題

    アメリカでは次世代制空戦闘機の開発が進められている。第6世代戦闘機には、最新のアダプティブエンジンや航空機に随伴する自立型ドローンといった技術が導入される予定だ。もしこれが当初の予定通りに開発されれば、中国との戦争に対する備えとして非常に効果的となる。しかし他方で、設計、製造に活用されているデジタル…
  9. 米宇宙軍「ビクタス・ヘイズ」を開始

    米国防総省の国防イノベーションユニット(Defense Innovation Unit, DIU)は宇宙関連の企業に対し、ビクタス・ヘイズ(Victus Haze)という宇宙ミッションへの入札を呼びかけている。これは地上のステーション、発射能力、衛星の統合により、指令から24時間以内の衛星の発射、48時間以内に軌道へ到達することを目標とした…
  10. 米軍の電子戦妨害装置開発、順調に進展

    米軍は電子戦妨害装置の試験と結果の検証を行い、暫定的なフィードバックの結果は望ましいものであったと発表した。近年のテクノロジーの発達を背景に各国が電子戦能力の向上を目指しており、米軍も開発を加速させている。  米軍は、メリーランド州アバディーンで多機能電子戦装置エアラージ(Multi-Function Electron…
  11. MQ-9通信衛星による完全制御成功

    米空軍はMQ-9「リーパー(Reaper)」運用に関し、飛行中に加え離着陸も含めた通信衛星の活用を本格的に始めている。2023年7月14日から7月24日に米国ノースダコタ州のグランドフォークス(Grand Forks)空軍基地で実施されたMQ-9の運用訓練「ACEグランドウォーリアー(ACE Grand Warrior)」では初めて、飛行中のみならず離…
  12. カナダ、エアバスと空中給油機9機の契約締結

    カナダ国防省は2023年7月25日、空中給油機の近代化のため、エアバス社と約27億ドル(約3,840億円)の契約を締結したと発表した。  この契約は、多目的空中給油機A330 MRTT新造機4機と、中古の旅客機A330-200型5機の軍事転用を対象としている。中古機のうち4機は給油機として使用され、5機目は政府高官らの輸送に使われ…
  13. 米・英・豪、早期警戒機共有化の狙い

    Air & Space Forces誌によると、米・英・豪の空軍参謀長は、相互運用可能な早期警戒機(E-7ウェッジテール)の飛行隊を新編し、共同で維持、運営することに合意した。   3か国の空軍は、重複する調達要求やそれに起因する設計の差異を最小限に抑え、装備化を加速させる予定である。3か国共に現用の早期警戒機の退役が迫…
  14. インドネシアとボーイング、最新鋭戦闘機生産で合意

    2023年8月21日、インドネシア政府は米航空機メーカーのボーイングと、F-15EX戦闘機24機を取引する覚書を締結した。最終的な決定には米国防総省の承認が必要となるため、現時点では「コミットメント」という形式にとどまっている。インドネシア政府の視察団一行はミズーリ州セントルイスにあるボーイングの工場を訪問しF-15…
  15. 米空軍、B-1早期退役を撤回

    米空軍の爆撃機整備・運用計画は大幅な修正を迫られている。米空軍の兵器システムの管理・運用を担うライフサイクル管理センター(Air Force Life Cycle Management Center)で爆撃機関連任務の責任者を務めるウィリアム・ロジャース(William Rogers)准将は2023年7月31日、当初2030年代初頭に予定されていたB-1「ランサ…
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