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ウクライナ情勢レポート(7月19日〜25日)
7月20日、オンラインで開催された「ウクライナ防衛コンタクトグループ」会合に出席し た米国のオースティン米国防長官は、「チェコ、ポーランド、英国などの国々は、国内の 産業基盤と連携して、ウクライナをより迅速に支援する方法を模索している。バルト海沿岸諸国やオーストラリアなども自国の備蓄品を惜しみなく供与… -
ポーランドは数千丁の使い捨てグレネードランチャーを購入
7日、ポーランドのブワシュチャク国防大臣はツイッターにて、軽量の使い捨てM72 EC MK1グレネードランチャーを数千丁購入したと発表した。同大臣は、戦車などの重装甲車両を含む戦闘車両との戦闘を想定した近代的な兵器と述べるにとどめており、納期、メーカーなどに関する情報は明らかにしていない。 -
ウクライナ軍「HIMARS」によりロシア軍の弾薬貯蔵庫20カ所を破壊
ウクライナ軍は、米国が供給した高機動ロケット砲システム(HIMARS)を使って、弾薬貯蔵庫(倉庫)を攻撃し、ロシア軍が東部戦線においてウクライナ軍を遥かに圧倒してきた火砲攻撃の優位性を崩そうとしている。 -
北朝鮮、ウクライナ東部の親露派が実効支配する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認
13日、北朝鮮は、ウクライナ東部の親露派が一方的に独立を宣言している「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認した。両地域を独立国家として 承認するのはロシア、シリアに続き3カ国目となる。 -
ロシアが囚人をウクライナ戦争に派遣
ロシア各地で、戦闘経験のある囚人たちがウクライナで戦うために、大量にリクルートされていると、ロシアのNGO団体※「Gulagu.net」が報じている。 -
米国からウクライナへの軍事支援パッケージに含まれる地対空ミサイルシステムNASAMS
7月1日、米国防省は、8億2千万ドルの新たな軍事援助を発表した。その中には、ロシア軍によって破壊されたウクライナの防空システムを補強するための高度な新型地対空システム(NASAMS)2基及び対砲レーダーも含まれている。NASAMSは、米国ホワイトハウス周辺の防空任務のために運用されている防空システムである。 -
ウクライナ戦争におけるHIMARSの驚異的な効果
射程70㎞の精密誘導ロケットを発射できる強力で機動性の高い兵器システムは、ウクライナ東部での戦いで最も必要とされる兵器である。 「米国が6月末にウクライナに提供した高機動ロケット砲システム(HIMARS)は、戦場での最初の数日間で、ロシアの弾薬庫や司令部を破壊し、大きな戦果を上げている」と米国及びウクライ… -
ポーランド、伊レオナルド社のマルチタスク軍用ヘリコプター32機を購入
7月1日、ポーランドのブワシュチャク国防大臣は、イタリアのレオナルド社からマルチタスク軍用ヘリコプター「AW149」32機を購入すると発表した。契約額は約17億6,000万ユーロ(約2,439億7005万円)相当。 -
ロシアがウクライナ戦争で行っている大規模サイバー攻撃
デジタル技術が国際的な侵略の道具として武器化する可能性は、インターネットの普及により常に警鐘が鳴らされてきたが、具体的な脅威となったのは2007年にロシアがエストニアに行ったサイバー攻撃である。 -
ウクライナ情勢レポート(7月5日〜11日)
7月8日、米国防省は、ウクライナに対する最大4億ドル(約548億円)に相当する安全保 障支援を発表した。今回の支援は、緊急時大統領在庫引き出し権(PDA)からのパッケージ であり、今回が15回目となる。パッケージに含まれる内容は以下の通り。 -
スペインがBAEシステムズにユーロファイター20機を発注
スペイン空軍は、英国のBAEシステムズ社に対し、ユーロファイター・タイフーン 20機の追加納入を5億ポンド(約820億円)で発注した。 -
NATO、即応部隊を30万人に増強することを発表
6月29日、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、防衛力を強化するためにNATO即応部隊を現在の4万人から30万人以上に増強することを発表した。 -
BAEシステムズがロボット戦闘車両からの先進精密攻撃兵器の発射に成功
BAEシステムズは、ダグウェイ兵器試験場(米)で行われたEDGE 22演習において、ロボット戦闘車両(RCV)に搭載された、先進精密攻撃兵器(APKWS)の発射試験を行った。 -
ノルウェーがテレダインFLIR社の超小型ドローン「ブラックホーネット」を調達
ノルウェー国防省は、米国のハイテク企業テレダイン FLIRと、先進的な軍用ナノドローン「ブラックホーネット」の調達契約を締結した。契約額は4億7500万ノルウェークローネ(約65億円)で、同社は4年以内に予定数に沿ったブラックホーネット(契約数は公開されていない)を製造し、ノルウェー軍に納品することになる。 -
カナダ、バルト海及び北大西洋にキングストン級哨戒艦2隻を派遣しNATOの軍事オペレーションに参加
6月23日、カナダ国防省は、中東欧におけるNATOの安全保障の取組の一環であるオペレーション・リアシュランス(Operation REASSURANCE)に参加するため、キングストン級哨戒艦「キングストン」及び「サマーサイド」をバルト海及び北大西洋に4か月配備すると発表した。