NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米空軍、超音速ミサイル開発を前進

    米空軍は、極超音速攻撃型巡航ミサイル(Hypersonic Attack Cruise Missile, HACM)の開発計画を2025会計年度中に試験飛行まで進めることを検討している。空軍で調達を担当するデール・ホワイト(Dale White)中将が「我々はHACMの設計を能力向上の段階へと進め、その他の開発も含め2025会計年度に試験飛行を可能にする予…
  2. 2024年3月のDIMEレポート

    【3月の総括】 新年度、2024(令和6)年度がスタートしました。引き続きDIMEレポートをご高覧くだされば幸いです。それでは、3月を概観します。 3月初旬には、中国において、国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催された。読者の中には、全人代そのものの開催について記憶から遠ざかってしまっている方もい…
  3. 「タウルス」はウクライナへ供与されるのか

    ドイツのオラフ・ショルツ首相は2024年3月13日、議会において、ウクライナに長距離ミサイル「タウルス」を供与しないと再度明言した。ショルツ首相は「慎重な決断は弱点ではなく、決断はドイツ国民が行うべきだ」と述べた。 2023年5月末、ウクライナはNATOで最も強力な長距離ミサイルの1つである「タウルス」の供与をド…
  4. 米国、超音速ミサイル開発で中露に後れ

    極超音速ミサイル開発・配備において米国は中国、ロシアに後れを取っている可能性が高い。特に中国の開発速度は凄まじく、米国を凌いでいるとみられる。国家航空宇宙情報センター(National Air and Space Intelligence Center)のジェフェリー・マコーミック(Jeffrey MacCormick)上級諜報アナリストによると、中国は過…
  5. 中国、再利用可能ロケットを打ち上げ予定

    中国は将来の有人月探査に備えて、2025年と2026年に再利用可能なロケット2機を打ち上げる予定だ。全国人民代表大会の副議員である王偉氏は3月4日、「国営企業の中国航天科技集団(CASC)が、直径4mと5mの再利用可能なロケットをそれぞれ2025年と2026年に初めて打ち上げる計画だ」と、中国の新聞社に語った。 現時点では…
  6. 米空軍、自動車製造方式をドローンに応用

    米軍の空軍研究所(Air Force Research Laboratory)は、自動車製造の技術を自律型ドローンの大量生産に応用させることを計画している。 空軍研究所がドローン製造への導入を目指しているのは「プラットフォーム共有」とよばれる技術である。これは自動車の骨格にあたる構造を、複数の車両のモデルで共有し、その上に載…
  7. Monthly Night Vision Report No.6~赤外線イメージングの基礎知識1:赤外線とは~

    1. 赤外線とは  赤外線とは、可視光線より波長が長く、マイクロ波より波長が短い電磁波です。波長としては0.78μm近辺から1,000μm近辺までです。可視光線より長いため肉眼では見えない領域です。  すべての物体は、絶対零度より高い温度であれば赤外線を放射します。 2.プランクの放射則  赤外線の特性を考え…
  8. ロシア・ウクライナ紛争、今後の展開は

    ウクライナ時間の2022年2月24日午前5時直前、ロシア軍はウクライナへの侵攻を開始し、戦車が国境を越えてキーウを長距離攻撃した。あれから2年が経ったものの、紛争はほぼ膠着状態にある。双方とも敵に対して決定打を放っていない。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナが今年から開始した反転攻勢が期待した…
  9. 中国、初の高軌道インターネット衛星を打ち上げ

    中国南西部の西昌衛星発射センターで2月29日、長征3B/Gロケットを使って「高軌道」インターネット衛星の打ち上げが実施された。 中国航天科技集団公司(CASC)は、打ち上げから1時間以内に打ち上げ成功を発表した。CASCの発表によると、打ち上げられたのは「互聯網高軌衛星01号」(高軌道インターネット衛星01号、Weixi…
  10. 宇宙におけるロシアの脅威

    年明け早々、ロシアの対衛星兵器導入に関する情報が錯綜していた。米国当局が詳細を明らかにしていないため、多くの人々が最悪の事態を想定している。それは宇宙配備型核兵器、もしくは核を搭載した電子戦衛星なのか。世間の意見は二分されている。仮に宇宙配備型核兵器の場合、ロシアにとって新しい能力ではなく有用なも…
  11. トルコの新型第5世代戦闘機、初飛行成功

    2024年2月、トルコ初の国産戦闘機が初飛行に成功した。トルコの第5世代戦闘機開発において、大きな前進といえる。当初はF-35の購入を目指していたが、ロシアからS-400防空システムを購入した結果、2019年に米国主導のF-35プログラムから追い出されてしまったのである。 なぜF-35のプログラムからトルコは追放されたのだ…
  12. 繁栄する中国の造船所に対して米国は

    中国はもはや世界の造船所といえよう。年々、勢力と軍事力を伸ばし拡大を続けている。昨年は念願だった世界一の造船国にもなった。世界中の新造商用船の50%以上を生産したのだから当然である。 対象的に、その昔は帝国を築いて貿易を拡大し、戦争において勝利に貢献した欧米の造船所の縮小は著しい。欧州においては世界…
  13. 米軍はスペースX社「スターシップ」の軍事利用望む

    米軍は、スペースX社の再利用可能なロケット「スターシップ」を危険な任務や機密性の高い任務に使用することを検討している。 スターシップはスペースX社の次世代ロケットで、同社は人類が月や火星に居住地を建設するのに役立つだろうと述べている。 この巨大ロケットは2023年4月と2023年11月の2回、試験飛行を行っ…
  14. 米海軍がロシア艦沈没から得た教訓とは

    ロシアのミサイルコルベット艦隊・イヴァノヴェッツが、ウクライナの水上ドローンによって撃沈された。従来の水上戦艦が時代遅れであることを証明するような衝撃的な出来事である。 このときの映像によれば、ウクライナの水上ドローンにイヴァノヴェッツはほとんど抵抗できずに撃沈した。ビデオの最後には、沈没する船…
  15. 米海軍、初の高速医療輸送艦を受領

    米海軍は戦闘医療支援のため、危険な沿岸地域を高速で移動できる世界初の高速医療輸送艦を受領した。この艦船は海軍が推進する高速輸送艦計画の一環であり、医療機能を備えた遠征高速輸送艦(以下、EPF)は、今後の海上作戦において重要な戦力となる見込みである。 海軍システムコマンドの戦域輸送マネージャー、ティム…
ページ先頭へ戻る
読み込み中です