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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 米国防省、量子技術進展に主席統括官が必要

    量子コンピューターは安全保障においてゲームチェンジャーと見なされている。中国や日本等、各国で研究が急速に進むなか、米国はこの分野で最高の地位を目指している。しかし残念なことに、米国の量子技術の開発は統一性に欠けており、開発の焦点がしばしば重複しているのだ。 各国の軍事研究者はドローン、人工知能、…
  2. ロシアは2026年までに勝利を目指す

    英国王立防衛安全保障研究所(以下、RUSI)が2024年2月に発表した報告書によれば、プーチン大統領は2022年2月に始まった「特別軍事作戦」に勝利できると考えており、現在もロシアは最終的にウクライナを支配下に置くことを目指している。 ウクライナの降伏条件は現在、ロシアの仲介者によって提案されているという。同…
  3. 米国の新型第6世代戦闘機の開発前進

    「次世代航空優勢」(Next Generation Air Dominance、NGAD)プログラムは、米軍で現在進行中の最も重要なプロジェクトのひとつである。 近隣の脅威が増大する中、NGADプログラムは、将来の戦場で制空権を確保する第6世代ステルス戦闘機の製造を目指している。航空機の正確な能力についてはあまり知られていないが、米…
  4. 中国、中東諸国へのステルス戦闘機売込み本格化

    アラブ首長国連邦(UAE)へのF-35戦闘機50機、サウジアラビアへの精密誘導爆弾3,000発の売却など、ドナルド・トランプ前米大統領によって締結された対外武器売却取引が、2021年にバイデン政権によって保留されている。その主な理由は、UAEとサウジアラビアが長年にわたって続けてきたイエメンでの戦争が世界最悪の人道危機…
  5. 米国防イノベーションユニット、大型海中ドローンの試作に3社を選定

    米国防イノベーションユニット(DIU)は、水中無人機(UUV: Unmanned Underwater Vehicle)の開発・試作を行う3社を選定したと発表。 DIUによれば、このプロジェクトは海洋工学、自律システム、通信の進歩を推進するという。また将来の海軍作戦における大排水量無人潜水機(LDUUV: Large Displacement Unmanned Underwa…
  6. ゼネラル・アトミックス社、新型ウイングマン・ドローンを公開

    米空軍の次世代航空支配(NGAD)計画において重要な役割を果たす、新型のウイングマン・ドローン「XQ-67A」が、ゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ社(以下、GA-ASI)によって公開された。XQ-67AはGA-ASIと空軍研究所の共同開発による先進技術実証機である。 XQ-67Aは昨年から開発、製造そして飛…
  7. 米国防総省、2023年中国軍事力報告書を発表

    米国防総省は昨年10月に中国軍事力報告書(China Military Report)と呼ばれる、核・通常戦力における過去一年間の中国人民解放軍(People’s Liberation Army: PLA)の軍事的な増強や近代化計画の進展について発表した。核戦力に関しては、中国が2030年までに1,000発以上の核弾頭を運用し、30年末までに保有核弾頭数がおよ…
  8. B-52、近代化改修により100年間運用へ

    ボーイング社が空軍向けに製造した B-52戦略爆撃機が1955 年に初めて米空軍にて就役して以来、空軍の主力爆撃機として60年近く活躍してきた。冷戦期にはソ連領空の端で24時間の抑止警戒任務を実施したほか、ベトナム戦争では大規模な爆撃作戦を実施。また1991年のイラク攻撃で、砂漠の嵐作戦の迅速な地上作戦への道を切り…
  9. 米軍を壊滅させたドローン攻撃の脅威

    1月27日の夜、タワー22と呼ばれるヨルダン・イラク・シリア国境近くに位置する前哨基地の一時居住区となるテントで米軍関係者らが就寝中、轟音を立てて特攻無人機(いわゆるカミカゼドローン)が急降下して爆発した。この爆発により、ジョージア州に本拠を置く第718工兵中隊の米陸軍予備兵3名が死亡。さらに40名以上の兵士…
  10. 中国、攻撃ヘリコプター海外デビュー

    2024年2月22日、中国航空工業集団(以下、AVIC)はシンガポールエアショーにおいてZ-10攻撃ヘリコプター(以下、Z-10)を初めて国外展示した。今回のエアショーではロシア防衛企業は参加しておらず、Z-10は唯一の旧東側諸国の装備であった。 Z-10は中国人民解放軍(PLA)の陸軍航空隊に配備されており、演習や訓練で頻…
  11. バイデン大統領がイランに反撃する可能性は

    昨年10月にパレスチナ自治区ガザで、イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘が始まって以来、中東から米軍を排除しようとするイラン代理部隊による攻撃が続いたが、致命的な被害は起こっていなかった。ところが、1月27日にドローンの爆撃で米陸軍予備役3名が死亡し、少なくとも34名の兵士が負傷したとき、状況は一変し…
  12. AUKUSの潜水艦計画は失敗か

    英国の潜水艦能力の低下が止まらない。英国海軍は資本不足により、不十分な施設と人員不足を課題に抱えている。そのため、攻撃型原子力潜水艦(SSN)を海洋に投入できず、海洋で核抑止力を維持するのに苦労している。さらに、さまざまな問題が重なることで、英国海軍の士気は低下。主要な上級幹部職の充足が困難になってい…
  13. 米陸軍、新型防弾ヘルメットを配備

    米陸軍は2024年2月13日、最新の戦闘ヘルメット「次世代統合頭部防護システム」(以下NG-IHPS)の部隊配備を開始した。NG-IHPSは、従来のヘルメットと比較して約40%軽量化されており、同時に頭部を守る防護性能は大幅に向上している。 NG-IHPSの最初の2,000セットは、第82空挺師団第1旅団戦闘団に配備された。2018年に…
  14. 中国、量子技術で行き詰りか

    中国は近年、量子技術の開発に力を注いでいる。米国との技術競争で優位に立っているという見方が優勢であるが、他方で行き詰りも見えつつある。 中国と米国は激しい量子技術競争を繰り広げており、中国が先行していると見る向きも多い。オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute, ASPI)の…
  15. 戦車の役割は終わったのか

    <ウクライナの教訓> 多くの軍事専門家は、軽歩兵部隊は小さな戦果を上げることは可能だが、火力と機動力に限界があり、迅速な戦場支配はできないと指摘している。そのため、戦車は今後も必要であると主張する。この主張は一般的には正しいであろう。その背景には、戦車が幾多の戦闘で活躍した実績があるからだ。戦車(…
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