NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米空軍第6世代戦闘機NGAD、その価値とは

    2023年時点で、米国は中国より1万台以上多い航空プラットフォームを運用しているが、両国の差は急速に縮まっている。数量の多さに加え、中国は過去10年間、航空機の近代化を進めてきた。 こうした状況を踏まえると、米国と中国の間の緊張の高まりは憂慮すべきことだ。人民解放軍空軍(PLAAF)は南シナ海で敵対行為を続…
  2. F-22ラプターと次世代航空支配NGADの違いとは?

    米国と中国の緊張が高まり続ける中、両国の戦闘機能力に注目が集まっている。 長年にわたり、米国はF-22ラプターの導入により敵対国に対する制空権を保持してきた。世界で初めて空へ飛び立った第5世代戦闘機プラットフォームとして、F-22ラプターはまさに比類なき存在だった。今でもステルス性能、超巡航性能、超機動性…
  3. 【政府情報(調達)】米国防総省が新たな「その他の取引協定(OTA)」を締結

    米国防総省(DoD)は、国防産業基盤コンソーシアム(Defense Industrial Base Consortium:DIBC)においてアドバンスト・テクノロジー・インターナショナル(ATI)と新たな「その他の取引協定(Other Transaction Agreement:OTA)」を締結したと発表した。国防総省は、この協定により「迅速な研究が可能になり、産業界、…
  4. ドイツ、H145M軽攻撃ヘリコプターを大量発注

    ドイツとエアバス社は、82機のH145M軽攻撃ヘリコプターの契約を結んだ。航空機としては過去最大の発注数である。 エアバス社の広報担当者は、H145Mの価格や搭載される可能性のある兵器に関して、「当社が開示することを禁じられている」と述べた。契約金額についても明らかにしなかったが、ドイツが23億ドル(3,358億円…
  5. バイデン政権の無策な電磁スペクトル戦略

    バイデン政権が待望の国家電磁スペクトル戦略を発表した。この政策文書は、新たな電磁スペクトルを商業利用可能にする連邦政府の計画を示すものである。 電磁スペクトルとは様々なデータを搬送する波長帯のことで、デジタル技術とそれが可能にする産業、特に5Gにおいて非常に重視されている。しかしバイデン政権の戦略…
  6. スペインの新宇宙機関は想像以上に大きな存在になっている

    スペインは新宇宙機関であるスペイン宇宙庁(Agencia Espacial Española:AEE)を設立した。自国の宇宙開発の管理、調整、そして最も重要な促進、推進を同庁が担うことになる。 スペインの宇宙産業への取り組みは、スペーステック企業の規模や公的予算を考慮すると、経済の非常に重要な部分を占める。スペインではまだ…
  7. 米海軍、原子力空母の解体工程を再検討

    米海軍は原子力空母を廃棄する構想を進めているが、大きな課題に直面している。米海軍の原子力空母エンタープライズ(Enterprise, CVN-65)は10年以上前に退役し、現在は解体作業の最中だが、ここ最近は作業がほとんど進まず港に浮かべられたままなのだ。この状況が続けば、今後空母の保管や処理のためにさらに多くの費用…
  8. 【企業情報(開発)】英BAEシステムズが対ドローン兵器を搭載した多目的装甲車両のテストに成功

    英BAEシステムズは、先日行われた実弾射撃試験で、多目的装甲車両(AMPV)に搭載する対無人航空機システム(C-UAS)のプロトタイプのテストに成功したと発表した。 ムーグ社と共同開発した対無人航空機システムのプロトタイプは、アリゾナ州キングマンのビッグサンディ射撃場で行われた「現実的な戦場シナリオ」を想定…
  9. 世界初、艦上のレールガン実射に成功

    日本の防衛省は2023年10月17日、世界初となる艦上からのレールガンの実射試験に成功したと発表した。この試験は、防衛装備庁(ATLA)と海上自衛隊が共同で行ったものである。 通常の弾丸は火薬(推進剤)によって発射される。雷管の火花に反応して、密度の高い火薬が急速に燃焼し、高圧ガスの発生により弾丸が銃身を通…
  10. 韓国企業の3Dプリント技術の実力

    韓国は2015年11月に策定した「製造革新3.0」戦略により、積層造形(以下、3Dプリント)を開発技術の重点と位置づけている。この取り組みは、製造業を近代化し、スマート工場を促進するために特に重要であり、その中でも3Dプリント技術が最も重要な要素とされる。 3Dプリント企業が集中する開発地(3D工業団地)の建設と…
  11. 【企業情報(契約)】SAABがUAEと「警戒管制システム」に関し1億9,000万米ドルの契約を締結

    スウェーデンの航空・防衛企業であるSAABはアラブ首長国連邦(UAE)と1億9,000万米ドルの3年契約を締結し、空中早期警戒管制(AEW&C)ソリューション「GlobalEye」を提供すると発表した。
  12. AIは憂慮すべき存在か~Eliza効果と軍事利用について~

    人工知能(AI)は私たちの日常生活に浸透しつつある。米国防総省では敵対国における軍事上の数的優位を、AI技術活用による質的優位によってオフセット(相殺)する「第三のオフセット戦略」がオバマ政権にて発表されて以来、AIの軍事利用が推進されている。 例えば情報機関においては、AIには情報分析官の大量のデータ…
  13. ウクライナ軍、電子戦に新たな取り組みを採用

    2022年2月に始まったウクライナ侵攻から23ヶ月が経ち、ロシア・ウクライナ双方の電磁波の領域での戦いが注目されつつある。2023年11月上旬にはインターネット上にウクライナ軍のドローン(無人機)が集合住宅の屋根に設置されたアンテナ3本に狙いを定め、ドネツク近郊の東部前線におけるロシア軍の「ポール21(Pole 21)…
  14. 【企業情報(開発)】エストニアが欧州海軍向けの半自律船の開発に着手

    エストニア政府と同国の造船会社Baltic Workboats社は、ヨーロッパ諸国の海軍向けとなる半自律型船舶プロトタイプを開発する4年間のプロジェクトを開始した。 欧州連合(EU)に加盟する10か国において23の企業と研究機関が協力し、欧州防衛基金(European Defence Fund:EDF)が共同出資する中では最大規模の国境を越え…
  15. 中国、海上からインターネット用の実験衛星を打上げ

    中国は新しいインターネット技術をテストする実験衛星を、海上プラットフォームから打上げた。これまでのミッションは、2023年7月の九泉からの打上げと11月の西昌からの長征2号機の打上げで、これが2023年で3回目となる。 今回の打ち上げに使われたJielong-3は4段式ロケットで、1,500kgのペイロードを高度500kmの太陽同…
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