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ウクライナに武器供与をしている国々が新装備の調達を進める
ロシアによるウクライナ侵攻以来、NATO諸国はウクライナへの武器供与を行うことでウクライナ軍を支援し、戦局に影響を与えている。戦争が長引くにつれ、戦車、自走榴弾砲等の重火器、防空ミサイルシステム、ドローン等の供与も増加しており、さらに、対艦ミサイル「ハープーン」や高機動ロケット砲システム「ハイマース」… -
中国の脅威を受けて独自装備開発を進める台湾
6月22日、台湾の国防部は、中国の軍機29機(戦闘機17機と爆撃機6機を含む)が台湾の防空識別圏に侵入したと発表した。 -
米情報機関はどのようにして商業衛星と連携を取っているのか
2月24日のロシア軍の侵攻から始まったウクライナ戦争では、商業衛星による正確な情報は、世論による抑止力、軍事作戦の検証、偽情報への反証等において、オープンソースによる地理空間情報には威力があるということを見せつけている。 -
ロシア軍の航空作戦が失敗しているのはなぜか(英国国防省の分析)
6月20日、英国国防省(MOD)はロシア軍のウクライナ戦争における、これまでの航空戦力に関して「ウクライナへの本格的な侵攻以来、ロシアは一貫して航空戦力を提供できていない。」と評価した。 -
ウクライナ情勢レポート(6月21日~27日)
6月23日、ウクライナのレズニコウ国防大臣はツイッターにて、米国より高機動ロケット砲システム「ハイマース」が到着したと発表した。ウクライナ軍兵士60人に対する同システムの訓練は先週終了しているという。ウクライナ国防省のツイッターによると「ハイマース」は既に実戦配備されている模様。 -
英国、戦車に量子コンピュータを搭載することを目指す
6月9日、英国の光量子コンピュータベンチャー企業であるORCA Computing社は、英国防省と協力して、将来のデータ処理能力の開発に取り組むと発表した。 -
ウクライナへの武器供与の現状とウクライナ東部の戦況
ウクライナはロシアに対して、不屈の防衛戦を展開しているが、東部地域での戦争が激化するにつれ、ウクライナ側の効果的な反撃はあまり成功していない。東部ドンバス地方は激しい砲撃戦の様相を呈しており、装備で圧倒的に優位なロシアが着実に勢いを得ており、ウクライナの命運は、どれだけ多くの重火器をどれだけ早く入… -
ウクライナ侵攻で行われている認知戦とは!?「認知空間における戦い」について議論!
第2回目のパンドーラ―の希望はゲストに、東京海上ディーアール株式会社の川口貴久様をお招きし、ウクライナ侵攻において認知戦はどのように行われたのか、認知戦は今後日本にどのような影響を与えるのかなど、新しい情報戦の考え方「認知戦」についてMC長島が議論します。 -
何故ウクライナ軍は東部戦線において苦戦しているのか
ウクライナ戦争が始まって100日が過ぎ、ロシア軍はルハンシク州の最後の主要都市であるセベロドネツクを包囲する戦術に転じた。 ロシア軍にこの都市が制圧された場合、ルハンシク州全体の掌握を意味するため、ウクライナ軍は、現在もこの都市に踏みとどまっている。ゼレンスキ―大統領は「セベロドネツクの建物は90%、そ… -
ウクライナ情勢レポート(6月14日~20日)
6月15日、米国防省は、ウクライナに対する10億ドル(約1347億9000万円)の追加安全保障支援を発表した。これには、最大3億5000万ドル(約472億161万円)に相当する緊急時大統領在庫引き出し権(Authorization of a Presidential Drawdown)からの支援パッケージとウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI)資金6億5000万ド… -
ウクライナ戦況レポート(6月14日~20日)
ロシア軍はこれまでセベロドネツクにおいて砲兵火力を集中させ、徐々に戦域の拡張を行ってきたが、歩兵戦力は依然として脆弱であり、砲兵火力の支援を得られない市街戦等において勝利する可能性は低い。 -
イスラエル国防省は、中型ロボット戦闘車両(M-RCV)を発表
イスラエル国防省は、パリで開催された総合防衛展示会、EUROSATORY(6月13日〜17日)にて、中型ロボット戦闘車両(以下M-RCVと記載。Medium Robotic Combat Vehicle)を発表した。 -
ウクライナ、黒海封鎖のゲームチェンジャーとなり得る対艦ミサイル「ハープーン」を配備
6月9日、ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は、デンマークから供与された対艦ミサイルシステム「ハープーン」を配備したと声明にて発表した。 -
高性能火砲と小型ドローン、ウクライナがロシアを撃退するための強力なコンボ
現在、ウクライナの戦場では新旧の技術が混在し、強力な組み合わせ(コンボ)を形成している。その中でも斬新なのは、NATO軍の高性能火砲(155mm)と安価な市販ドローンの組み合わせである。 -
脳波で命令を受けるロボット犬の開発を進めるオーストラリア
5月11日、オーストラリア陸軍の兵士がキャンベラのマジュラ訓練場にて、脳波でロボット犬を指揮するデモンストレーションを行った。